Fotografia 〜泰子の部屋〜

Bossa Nova, Samba を歌う千葉泰子のブログ

いきさつ(長い)

2019-05-22 04:20:00 | カナダ
やっとここまで来ました。。
親戚のとおるおじさんもきっと喜ぶ。

昨年から、バンクーバーに住むブラジル人ミュージシャンの
セルソとCDを作ろ~って録音をしていまして、
セルソとは、彼が2016年に日本に演奏に来た時に、
西荻窪のアパレシーダで初めてお会いしました。

その時にお渡しした私の最初のCD、「estrada do sol 」を
とても気に入って下さり、何だかんだで連絡を取る様になりまして、
どうやら毎日の様に私のCDを聴いてくれていて(お風呂で笑)、
私がもう忘れてしまった箇所も覚えてる程です。
以前スカイプで話してる時、私のCDの中の曲から、
estrada do sol を弾いて欲しいと言われて、
でもどんな風に弾いたか忘れてしまってて、
違う風に弾いたら、喜びながらも残念そうにしてて、
やばっっと思いました。

セルソは今回、人のためにCDを作るのは初めてだと言っていました。
このたび、演奏もエンジニア的なことも全部やってくれていますので、
本当にとても大変な作業なのです。
あまりに椅子に座り過ぎて、
足が痛くなって体調を崩したりした事もあったようです。

昨年11月に半月ほどセルソのとこに遊びに行った時に録音を始め、
今年の三月にまた10日間ほど再び録音の続きに行きました。

録音は無茶苦茶大変な事がたくさんあり、
時に発狂しそうでしたが、それももう喉元過ぎて熱さを忘れました。

それ以降、音のバランスなど手直しに手直しを重ねていて、
データのやりとりをしながら、ちょっとパーカッションが大きいとか、
ここのピアノいらないとか、色々話し合っていまして、
パソコンがパンクしそうで怖いなどと言っています。

(私の連絡がいつも遅くてしびれを切らして、時々怒られ、
怒った後に決まって、自分の調子が悪かったから
強く言ってしまった、ごめん、と謝られますけど。)

二回もカナダに行ったにもかかわらず時間が足りなくて、
二曲は音をもらってこちらで歌を録音する事になり、
最初のアルバムの録音と同じ吉祥寺の大好きなスタジオで、
大好きなエンジニアにやってもらいました。

こっちで録音した一つは私の曲で、歌詞の無いショーロ風のもの、
もう一つはセルソの曲で、その曲は前に作曲してあったものに、
今回の為に歌詞を書いたものです。

今やっと全部の曲が揃いまして、曲順通りに並べて、
聴いているところです。
結構な曲数になりました。

そして、昨年の音より断然良くなったと思います。
よくお会いする方々に何だかんだ相談したり、(大変だったから愚痴も汗)
携帯から音を聴いてもらったりしていまして、
意見をもらって、それをセルソに伝えたりしていました。
実の所、カッコいいねっ!って言う一言でも勇気になってました。

セルソはそんな意見を聞いてくれまして、音を作り続けて、まだやってます。
エンジニアの方でしたら、もっとはやいスピードで
出来ると思うのですが、ゆっくり少しずつやってきました。

私は都度途方に暮れながらも今は感激、改めてセルソは
色々と本当に素晴らしいミュージシャンなのだと
実感しているところです。

このフレーズを歌って、とか弾いてと言われて、ん?なにそれっ?と
思いながらやって、後で重ねたのを聴くと超カッコよくてびっくり!
って言う事ばかりでした。

セルソの歌声ももちろん録音していまして、それはもちろん素晴らしい。

そしてまた、聴き比べないといけないファイルが
近々送られてくる予定です。

音が出来てからは、今度は私の方に鬼の様に大変な作業があって、
最初のCDの時に、もう二度とやるもんか!と
誓った程難しくて大変な作業だったのに、
それも喉元過ぎて忘れてしまい、きっとやれるんだろうなっていう
気になっています。
そんな性格できっと幸せなんだと思う。。

好きで作っているので期限はなく、完成はまだまだといった所ですが、
きっと面白い作品になると思ってて、良い作品が出来る様に、
頑張ってやっている最中です。

とおるおじさんは待ち望んでるし、あいちゃんも待ってくれてるし、
1stとも全く違う作品になりそうで、わくわくしてます。