青森「脱北家族」

脱北家族４人全員が腕時計 中流の家庭か(共同通信) - goo ニュース

６月２日にこの問題をブログに書いたら、なんかレベルの低い方がコメントをしてきたんでいろいろ考えました。
私の説明不足がいけなかったんですね、多分。
最近少々文章が短いですから。

コメントの１文。
「スパイがなぜわざわざそんな小船で日本に潜入しなければならないのですか？かえって目立ってしまってスパイ活動なんて出来ないでしょう。人を疑うのも結構ですがあまり常識がなさ過ぎですね。」

まだこんなことを思っている人がいたとは。
昔のアニメやドラマのスパイですね。
スパイは相手に信用されているほうが活動しやすいんですけど。
軍、政府、企業などスパイ活動をする場合、その内部の人間になり相手を信用させておいて情報を集める。
その中で目立っておけば周りの人たちは彼を知っている人間と思い込み、まさかスパイだとは疑わない。
これが普通、または常識ってやつでしょう。

例えばですが、とても人気のラーメン屋があり、そこのラーメンのうまさを知りたいと他のラーメン屋の店主が教えてくれといっても教えてくれない。
しかし他の人にそこの店である程度長い期間一生懸命働かせることで、その人気店の店主は心を許し秘伝を教えてくれる可能性が出てくる。
これもスパイ活動。

要らない例えはこれぐらいにしておいて本題。
なぜ目立つような行為をしてスパイ活動をするのか？
あくまでも私の勝手な推測だが、もしこのまま彼らが「脱北者」として認められ韓国入りが出来た場合、彼らは他の脱北者に非常に近づきやすくなり、彼らから情報を得やすくなる。
目立っていることが幸いして、皆が信用、そして親近感を持つから。
そしてその情報とは何か？
「北からの脱出」の仕方や、経緯などだ。
北朝鮮は何とかして「脱出」を阻止しようとしているはず。
その情報は非常に欲しい。
どこから、どうやって、手引きする者はいるのか？

荒唐無稽な話かもしれないが、もしこれが本当のことになるとすると、「人道的な観点」から韓国へ移送したとなると、逆に「非人道的」になるかもしれない。
これから「北からの脱出」を計画している人たちにとって。