朝早くまだ皆寝ている所へ、
庭先で「ごめん下さい、ごめん下さい、タケウチですが!」
「内のケンジはいますか?」家には7、8人が寝ていたが、その声に飛び起きた。
「おやじさんが来たんだ。オタケの・・・」
オタケは飛び起き風呂場に隠れた。
「居無いって言ってくれよ、まずいから・・・」
「は~ぃ~」
「アッ、どうもお早う御座居ます。オタケですか来てませんけど・・・」
「あ~そうですか先日、店の釣銭の両替をしに銀行へ行くと言って、お金を持ったまま帰らないんですけど・・・」
「友達に聞いたらここに居るんではと言っていたもので・・・」
「そうですか・・・僕等、暫く会ってはいないですけれど・・・」
「そうですか・・・もし、来ましたら家に帰るように言って下さい」
「はい、分かりました」
暫くして「オタケ~親父さん帰ったよ~」
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