障害と英語と夢と

16歳で障害者になった40代主婦。
苦しみ続けた日々と人生を変えた独学英語について

英検1級 体験記 3回目

2016-10-14 22:46:40 | 英検関係
2回目の試験後、翌日の自己採点で不合格を確信しました。

悔しい、と思う気持ちと同じくらい
申し訳ない、という気持ちがこみ上げました。

いつまでも勉強ばっかりしていられない。

週3回に塾の仕事をセーブしていることにも
家族に対して罪悪感がありました。

私を応援してくれた人、アドバイスをくれた人にも
何て言っていいかわからない。

それでもここまできたらもうやるしかないし
諦めるなんてできませんでした。

落ち込んでいる時間なんてありません。

色んな思いを必死で振り払い
早速試験翌日から、次の3ヵ月後の試験に向けて
取り掛かりました。

まず、もう一冊語彙本を購入しました。

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語
クリエーター情報なし
アルク


当時、心の支えにしていたブロガーのHiroshiさんが取り組んでおられたからです。

語彙で18/25 しか取れず、ここで取りこぼしている点数が
もったいなく感じて仕方なかったのです。


そして、次に私が出た行動は「TIME」を読むことです。 ←遂にきました

リスニングで大きく点を落としたにもかかわらず、
何故か、「読まなければ」という思いに駆られていました。

とにかく私はこれから3ヶ月間やることは語彙と読むことだと思ったのです。


この半年間、一日も欠かさず勉強してきたけれど
まだまだ足りなかった

もっと増やさなければ私には合格できないのだ、と思い
朝食中は単語本
リハビリの自主トレ中はリスニング。
午後は最低一時間「TIME」のリーディング。

仕事のない日の夜は過去問や語彙の確認、と
自分でスケジュール化して取り組みました。

こうしてスケジュール化してしまうことにより、
逃げられない自分を作ることが出来ました。

それでも苦手なリーディングには苦戦しました。
一時間どころか、読み始めたら数分で睡魔に襲われることも度々で
情けなくて仕方ありませんでした。

そんな時、以前スカイプで英検トークをさせていただいたHiroshiさんから
思いがけず連絡をいただきました。(下の方に英検トークについてあります)

Hiroshiさんは私が大きく点を落とした試験で
合格点85点に対し、何と100点越えの快挙
を達成された直後でした。

そしてHiroshiさんのブログ読者で受験者からも続々と合格の朗報コメントがある中、
私は不合格の悔しさと情けなさやらでいっぱいだったので
こんな私に救いの手を差し伸べてくれる人がいるのか
ちょっと大袈裟かもしれませんが涙が出るほど嬉しかったです。

そして、目からウロコのアドバイスをもらいました。

それは、リスニング力が頭打ちになっているのは「読む量」が不足していること。
「読む量」が足らないゆえにリスニング時に「情報の処理」が追いついていないのではないか、
とのことだったのです。

そーゆーことだったのか!!

私は何というか、全身で理解したような、暗闇の中に光を見つけたような
そんな感じでした。

それまでの私は、リスニングとリーディングがこのような相関関係にあることは
全く知りませんでした。

このアドバイスは私を大きく変えてくれました。

睡魔に襲われてなんかいられない。

そうだ、PRIORITIZEだ!!と思い
午後に充てていたリーディングの時間を
午前中に変更し、絶対寝れない状態を作りました。

そんな日々の中、家族の反応も変わって行ったように思います。
土・日はそれこそ用事がない日以外は一日スッピンで勉強。

子供たちも邪魔をすることなく、そっと見守っていてくれる空気になっていました。

そして、土・日はほぼ夫が夕食を率先して作ってくれるようになっていったのです。

自分が必死で頑張っている、と思っていたけれど
そうじゃなかった。

家族も応援してくれてるんだ。
なんて有難い環境にいることか。

頑張ろう

勉強に集中することが出来ました。


そして遂に・・・。






ギリギリですが、3回目で英検1級1次試験に合格することが出来ました。