まだまだ、寒さが骨身に凍みます
如月の八起の休日・・・早朝から
淡路島にふたりの酒屋はんと
AM5:40大阪を「いざ、出発!」
まだ日も明けきらん内に、高速道路を
明石海峡大橋を渡って淡路ハイウェイ
オアシスに到着、暫しの休憩の後
今回の訪問先「都美人酒造」にふたたび
車を走らせまっせぇ~。
どうにか約束の時間の前に無事に
蔵元に着く事が出来、早朝からの長距離
運転御苦労さんでしたF酒店はん。
さっそく蔵のほうへ伺いまっせぇ~
杜氏の「山内はん」はこの奥で
作業中との話でっさかい、そちらの
方へ行かせてもらいまひょ。
蔵の中は、衛生面を考えて手・指洗いは
当然の事、手のひらのアルコール消毒
頭髪にも気を使ってキャップをかぶりまんねん
余談でっけど、蔵へ伺う時は柑橘系と
朝ごはんのお供「納豆」は厳禁なんや
そうで、皆はんも蔵へ行かはる時は
お気をつけてくださいまし。
そうこうしてる間に杜氏の仕事場に
着きましたがな・・・ただ今酒米を蒸してる
真っ最中これから急冷して麹の元
「もやし」を振って麹室(こうじむろ)に
納める初めてのお手伝い、杜氏の経験が
ものを言う大事な仕事の一つとあって
前の日に給水させておいた酒米を
スチームを使こて「おこわ」の様に
すぐさま冷まして杜氏が「もやし」を振った
米を麻の布で包んで麹室(こうじむろ)の方へ
大急ぎ、「うぉ~い」の掛け声で室の中の蔵人に
「バトンタッチ」何度かこれを繰り返して
皆で何とかこなせて「ホッ」と一息・・・も、
束の間つぎの御用は「酒樽」の櫂入れ
宮水と麹元を合わせた酒の素に櫂を使こて
混ぜ合わせ三日ほどかけて摺り潰して
いくんやそうで蔵の人いわく最初の時が
一番きついんやとか・・・
ここは、若い酒屋のお二人にお任せしまひょ
酒屋のFさん「たのんまっせぇ~」
その間に、わてはこの日漉す「吟醸酒」の
酒樽を櫂入れする事に、なんでも満遍のう
漉し機に運べる様に常に混ぜとくんやそうで
こりゃまた気を抜かれへん仕事を仰せつかって
身も心もパンパン。
さぁ~この後まだまだ続く、八起のおやじの
ドタバタ酒蔵体験記どないになる事ですやら・・・
本日はここまで、次回後編のお楽しみに!
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