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屋根裏としょかん

静かに世界が見える場所

~いい本はみんなでこっそり読むのだよ~

「邪魔」「最悪」に続く群像劇、でも結末がチョッと無理のような「無理」

2009-11-23 21:09:52 | ちょっとキケンな本
                      「無理」(奥田英郎/文藝春秋)

かなり大々的に宣伝されていて初版!何と70,000万部と言うふれこみ!!
でも、やや今回の奥田さん!純平が言うのもおこがましいですが
ストーリー展開がチョイと鈍い感じがしました。しかも分厚いです!!

過疎化していく平凡な地方都市に、町村合併で生まれた「ゆめの市」
全く関係ない5人の主人公達の、それほど特徴のない物語が淡々と同時進行していきます。
この「ゆめの市」のやや現実離れした救いようの無い暗さは
演出し過ぎのような感じもして、やや嘘っぽく感じてしまいました。
そんなもんで(笑い)その厚さゆえに筋トレを兼ねながら(笑い)
通勤電車の中で読んでる途中に、時々睡魔に襲われるような時もありました(笑い)
しかし、気がつくと!あれよあれよと言うまに最後まで読ませてしまうあたりは奥田節!!健在でした。

でも「最悪」の時みたいな感情移入し過ぎて、イラ付くようなのめり込み感も無く
「空中ブランコ」「イン・ザ・プール」の伊良部先生シリーズの、何とも言えないシリアスユーモアも感じられず
また「ららぴぽ」のような、なんじゃこりゃ!?感もなく(笑い)淡々と話は進みます。
ラストはそれぞれに独立した話をミキサーで引っ掻き回したように終わらせてしまうのは・・・
あまりにも乱暴と言うか、流石と言うか奥田節健在と言うか!!

読み応えはありましたが(笑い)でも奥田フアンにはちょっと物足りない「無理」でした。

次回作に期待!!

怪人純平

満たされないのは、相手じゃなくて自分のせいじゃない?「ダブルファンタジー」

2009-08-23 18:07:57 | ちょっとキケンな本
◆「ダブルファンタジー」(村山由佳/文藝春秋)

読んでいて、こんなに怒りを覚える本も珍しい。

物語は、人気急上昇中の脚本家の女性が、
仕事を辞めて長年自分を支えてきた夫を捨て、
他の数々の男と関係を持っていくスキャンダル。
女性の欲望の凄まじさ、その果ての孤独を描いたものとしては、
珍しいかもしれないけれど。

作家というのは、男の視点、女の視点、
両方の心情や背景を想像できる人だと信じたいので、
ここまで女性の主観だけを貫くことには、
恥ずかしさを覚えなかったのかな……と気になってしまう。

第一、「自分の書きたいものを書く」ために、夫のもとを去った
主人公が、なぜその後、自身の恋愛経験を作品に活かして
脚本家として成長していかないのか、分からない。

物語の途中から、創作に関することには触れられなくなり、
ただセックスにおぼれた女性のグチが続いていく。
あの男はここがダメだ、あちらはここがダメ、
こいつはここがダメ、と男にダメだしして、何様のつもりなんだろう。

夫は「いい人」だけれど、「金に汚かった」、
自分が犠牲になっているフリをして、妻の才能に依存していた。
さらには、自分が妻を支配しているつもりになっていた。

とまで結論づけておいて、一方で、パートナーとしての自分の至らなさには、
省みるそぶりもない。

人間には、長所と欠点がある。
相手の欠点をある程度受け入れていくのが、
恋愛関係であれ、友情であれ、ビジネスの上であれ、
人付き合いというもの。
優しい人が、都合の良いときに厳しさを見せてくれることはなく、
自己顕示欲の権化が、都合の良いときに「癒しキャラ」に転じてくれることもない。

それなのに、認めたはずの相手の一面に、
しばらくすると「ないものねだり」をしていくのは…、
いつまでの大人になれない女性のシンデレラドリーム?

おもしろいのは、この主人公が惹かれていく男性のタイプが、

安定感のある男 → 野心家 → 安定感のある男 → 野心家

と交互に転じていくところ。いいかげんに気づけばいいのにね。

ちなみに、「ダブル・ファンタジー」は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの楽曲が
ほぼ交互に納められた傑作のアルバムとか。

一方的に、女性が男性を裁いていく村山由佳「ダブルファンタジー」との
共通点は……どう解釈したらいいんでしょう? 作家の野心?


くるみ

ただの淫乱女の言い訳じゃねーかよ「ダブル・ファンタジー」

2009-07-20 22:26:57 | ちょっとキケンな本
                    文藝春秋「ダブル・ファンタジー」/村山由佳
ちょっと期待外れかな(笑い)
ほんと腰巻きのコピーとカバー写真に騙されたかな???

帯にあった「ほかの男とした?俺のかたちじゃなくなっている」

この分厚い本の中からこのフレーズを取り出し!腰巻きに巻いたのは編集者のセンスかな(笑い)
純平はこのフレーズが、何処で!どんなふうに出てくるのかと・・・
期待していたのだけれど(笑い)なかなか出てこなく。
やっと出てきたら一番つまんない男の場面で出てきたよ(笑い)
作者はこの言葉にそれほど意味は無かったみたい。
どこかで「官能の極み」とか評されていたけれど・・・
それほど官能的でもないしエロティシズムを追求したとも思われない。

話は今売り出し中の35歳のシナリオライター高遠奈津が活躍しながらも
夫の一見優しいけれど高圧的支配的な態度に、
萎縮しながら生活していた中で敬愛する年上の演出家「志澤」との逢瀬に今まで見せなかった
女のどろどろした性を見せながら、うまい具合に男に巡り会い人生に目覚めてく・・・のだが
この演出家「志澤」の描き方がつまらない。
もしかして、この男って麿赤児(笑い)
こんな男に狂わされたのかと思うと、「たいしたことね~な~」っと思ってしまった(笑い)

自分の殻を破ると言いながら、何か私は文芸作家ですよ!の言い訳が見え
性愛に溺れていく女を書いているんだろうけれど、性の虜になるまでにはいってないような気が。
この作家の言い訳の見えない文芸が邪魔して、言い訳に終わっているような(笑い)
最後まで、だから何なのって言う感じでした。
どうせなら心と体の狭間をもっと、もっと・・・男の単細胞なエクスタシーでは解明出来ない
魔性なエクスタシーを女性ならではの、微妙なタッチで書き表して欲しかった。
男のエクスタシーはほんと単細胞なんですよ(大笑い)
だから適当に硬くはしてくれたけど(笑い)コチンコチンにはしてくれなかった。
次回作ではもっと深い意味でコチンコチンにしてくれると期待してます。

余談ですが表紙の写真を撮った久留幸子さん懐かしいです。
昔、純平が胸トキメさせた憧れの素敵な女性カメラマンです。
こんな所で会えるは・・・そんなところが本って面白い。

純平


子供は親を選べない・・・ほんとに怖い話です「森に眠る魚」

2009-05-01 22:27:45 | ちょっとキケンな本
                    「森に眠る魚」角田光代/双葉社

うーん読み進む内にどんどん嫌になる、そんなお話です。正直読後感の悪い話です(笑い)
角田さんの何でもない日常のほのかな話も好きですが、こう言う三面記事を賑わすような事件の話
ほんと、うまいですね(笑い)そう言えば前にも「三面記事」とか言う本ありましたよね
今回の話も確か十年ぐらい前ですかね世間を賑わした「お受験殺人」をモチーフにして書いているとか。

幼稚園で出会った五人の母親達の身勝手な、恐ろしい話。

背伸びしてとどかぬセレブ生活に憧れマンションを買った・・・繭子
なんでも人に頼らなければいれない・・・蓉子
自我が強くボランティアサークルに入り独特のスタイルを貫く・・・瞳
絵に描いたような完全無欠なマダムライフをいく・・・かおり
一番不安の無い恵まれて明るく暮らす・・・千花

そんな五人の母親の救われない話です・・・

それぞれの生き方でそれなりの人生を育んで来た母親が、東京の文教地区で知り合って育児を通して
それなりに心を許しあい、そのまま自分なりに生きていけば何でもない事だったのに・・・
子供の「小学校受験」を境に気持ちがすれ違いに被害と妄想の森へと迷い込む。

みんな自分自身を持っているはずなのに、ちょっとした気持ちのズレから不安や嫉妬、疑いで自分を忘れ
何故か不安になっていく。
結局自分なんだけどと思うけどなぜかあの人みたいになりたい、どこか私と似てる、私もなれる。
そんな感じで近づき、気がついた時は、近づきたかった相手に違う近づきたかった人がいて
あの人と共感したい、なのになぜ私を置いていくの・・・突き放されていないのに、そう思ってしまう。
男親の方がこう言う所は仕事に逃げて、見ない振りをしてしまうのかもしれませんね
純平には幸か不幸かこんな経験はなかったので不気味な感じがしました。

結局、子供のためと言いながら自分の見得だったりして、何にも子供の身になって考えていないのかも知れない。

こんな子供こそどこの森へ行ったらいいんだろう・・・

怪人純平

レシピ以外のすべてがお粗末。「食堂かたつむり」

2008-10-07 21:54:06 | ちょっとキケンな本
◆「食堂かたつむり」(小川 糸/ポプラ社)

帰宅したら、同棲していた恋人も、家具もお金もぜんぶが消えていた。
傷心の少女は、ふるさとに帰り、そこで食堂を開く。
母と娘の確執、生命を「料理し」、「食べる」という行為が表す、
素晴らしさと残酷さ。
描こうとしていることは分かるものの、
テーマも言葉もうまく料理できていない残念な一冊。

私が不思議に思うのは、故郷の町も、母親もきらいで
都会に出てきたはずの主人公が、恋人にふられて無一文になって、
帰省したとたんに 「田舎賛歌」 をおっぱじめるところ。

見るもの聞くもの出会う人、みんな都会にはない素晴らしさをもっている
と言うなら、なんであなたはそれを捨てて都会に出たの?
そして今さら、手放しで100%讃える権利がどこにあるわけ??
…って思っちゃいます。

母親のことを避け、軽蔑するわりには、
無一文で故郷に戻ってから、「食堂かたつむり」 を開く準備資金は、
ぜんぶ母親の援助。

さらにお客は一日に一組だけ…とか、
高級食材を集めて、かなりの労力をかけて一品一品をつくるなど、
地に足のついていない主人公の暮らしぶりには、
何を語られても白けちゃう感じがします。

とくにラストの展開は、自己満足のエゴに突っ走った、見るに耐えないまとめぶり。
家畜とペットは違うでしょう?

「生命を食べる」ということを真摯に訴えたいなら、
石垣りんの 「くらし」 に負けないくらいの覚悟をもって、
「生命」 と向き合って作品化してほしかった。

これじゃあ、あまりにも、生半可に料理された 「生命」 が気の毒です。


くるみ

纏めて送られてきたアウトロー文庫(笑い)藍川京「華宴」

2007-06-10 23:35:30 | ちょっとキケンな本
                        幻冬舎/藍川京「華宴」
久しぶりに手にした官能小説(笑い)
この分野「屋根裏としょかん」にはカテゴリーがないかも・・・
最近怪人の持ち込む「本」ヤバイですかね~(笑い)
何とか、くるみ館長の目を掻い潜り(笑い)レビューしちゃってます。(大笑い)
でもちゃんと話になっているものには、なかなかのものがあります。
なんて言い訳しながら官能小説第一号

藍川京「華宴」幻冬舎アウトロー文庫 

やはり「アウトロー文庫」官能小説と銘打つだけあって(笑い)1ページ目から
短い愛撫ですでに硬く立ちあがった乳首を湯谷の指先が・・・
ああ、なんという妄想が(これは怪人の淫らな気持ち・笑い)

藍川京さんて美人らしいですね~(笑い)そして何よりもこの作品
藍川さんの処女作「卒業」を改題して復刻したらしい。
してあとがきにあった・・・自分自身のために書いた小説で出版する予定はなかったとか。
なんかこんなこと書いていると怪人純平、官能小説マニアみたいですけど(笑い)
まあぁ~スケベな話は嫌いじゃないけれど(笑い)

怪人純平今まで目にした官能小説といえば
直接的であり可笑しな擬音のオンパレードだったり(笑い)
情感のない強姦シーンが延々と続いたり
2~3ページ読んだらもうその繰り返しが
これでもか、これでもかの印象であったような気が・・・?

でもこの「華宴」なかなか名作です。

最愛の男、見山と結ばれたいのなら、この試練に耐えることと
人里はなれた宿で芸術家や刺青師達六人の男と、肌を合わせる女子大生「緋絽子」・・・
日本伝統美の中で切ない女性の美意識や心理描写と絡ませながら性宴は華麗に彩られる。
迷いつつ被虐の味に溺れながらも彼女の心と体は大きく変貌していく・・・

女性は男が思うほど(笑い)そんな簡単には征服されるものではないと
思いながらの久しぶりに読んだ官能小説でした。

纏めて送られてきた官能小説を前に怪人で良かった、と思う純平(笑い)
そんなところが「本」っておもしろい。

怪人純平

極上の美女の肌に己の魂とも言える刺青を・・・谷崎潤一郎短編集「刺青・秘密」

2007-05-06 22:33:31 | ちょっとキケンな本
谷崎潤一郎最も初期の短編集その後に続く傑作への序章か・・・
これは倒錯的ミステリーかも
特に「刺青」は実質的デビュー作とか、この「刺青」短編と言うには短編すぎる(笑い)
この数ページの言葉に書かれていない所を妄想させる夢想の物語。

両国に住む若い刺青師「清吉」の心には、人知れぬ願望と快楽が渦巻いていた。
この上ない美女の柔肌に己の思いを込めた彫り物を
どうせ彫り込むなら理想の肌の女でなければ
その拘りが四年もの歳月を要し、捜し求め理想の女に出会った所は深川の料亭前・・・
待っている駕籠の簾からはみ出している女の「素足」に清吉の胸は強く響く

素足の女は去りどこの誰とも分からず、更に捜し求めて一年。
ようやく再会をはたした清吉は憧れの肌に言葉巧みに誘い刺し込む。
背中全面に女郎蜘蛛を一刺し、二刺し
完成後針の痛みに耐え続けた美女の背中で女郎蜘蛛は妖艶な動きを・・・
だが清吉が見つけた理想の女にもかかわらず、この「女」名前がない。
眠っている間に刺青を彫られたのにかかわらず
それを受け入れ嬉しそうに去っていく何か変(笑い)

まだまだ読みきれてない純平でありました(笑い)
デビュー作にもかかわらず名前がない「女」・・・
これはその後の谷崎文学に登場する「女」の原点なのか、それゆえこの「女」に名前がないのかなぁ~
とか考える暇もなく終わってしまったぐらい短い短編でした(笑い)

でもこれほどに固執できると言う清吉は、変質的倒錯者とも見えるが。
その反面何事にも小さく満足している現代人には
少し羨ましくも思えるところがあるような(笑い)

これらの短編に描かれた「感情」と「本能」の狭間のマゾヒスティクな倒錯的快感には
とても奥が深すぎて、なかなか到達できない純平でした・・・

やっと谷崎の入口に立った怪人純平

蹴りたい背中はどこに・・・「夢を与える」綿矢りさ

2007-03-17 23:49:18 | ちょっとキケンな本
「インストール」「蹴りたい背中」と現在の高校生の心情を鋭く普通に描いた
この普通に描いたところが綿矢りさの綿矢りさ。とくに「蹴りたい背中」には
綿矢りさのふてぶてしさを感じた純平でありました(笑い)

この「夢を与える」もヒロインが芸能人と言うところでは
「蹴りたい背中」に登場してたモデルの女の子を昇華させた小説なのか・・・
でも今回はヒロイン「夕子」に
前ニ作のヒロインのような「生きざま」が感じられなかった。
前作には考える前に背中を蹴飛ばしてしまうような一途な気持ちが全編に
それも普通にみなぎっていたような気が・・・
なにか今回の「夢を与える」は考えて、考えて書いたような
純平にはそんな偉そうなことは言えませんが(笑い)そんな気がしました。

ひとりのチャイドルアイドルが
生まれる前から、十代の半ば絶頂の中で崩壊していくまでの物語。
特に母と娘の係わりが重要な話で、母の過ちを結局くりかえす娘
母も娘も何をまずったか「女であること」・・・
それになることで男に裏切られ痛い思いをするのだ、ヒロイン「夕子」は
母が女として生きることの失敗を見ているにもかかわらず。
自らも女であることに失敗していく・・・
どうも荒筋に入ると、いつものように最後がよく解らない純平の話ですみません
が!!
本当を言うとあのラストから「夕子」はどうなってしまうのか・・・
の方がとても気になる純平です(笑い)

でも「綿矢りさ」は新しい「綿矢りさ」の新しい
「インストール」でも「蹴りたい背中」
でもない小説に「挑戦」しているのだろうと勝手に思っている反面
「蹴りたい背中」のような作品もまた見せて欲しいと思っている純平です。
よろしくね「綿矢りさ」さん

僕にも夢を・・・怪人純平

久しぶりに早く昇り突きました、あっ!いや読み終わりました?「愛の流刑地」

2007-03-04 21:01:42 | ちょっとキケンな本
                              (渡辺淳一・幻冬舎)
いや~なんとも言えない純文学?純愛官能小説?それとも女性向ソフトエロ小説(笑い)
いつも遅読みの怪人純平が、あれよあれよと読み終わり(笑い)怪人純平の助平な本性が
現れたか~(大笑い)
なんと言ってもこの「愛の流刑地」が日経新聞連載小説とは(笑い)
右手でパソコン画面の「株」動向チェックして、左手で冬香の官能弄って
ああ?朝の忙しい妄想時間、日本経済大丈夫か~(笑い)
この愛と性と死の深渕を抉った上下巻大作、そう~かな~(笑い)
純平はこれでもか、これでもかの(笑い)官能描写の「上巻」は三分の一に凝縮し上下巻
でなく一冊に纏めた方がよっぽど話にメリハリが出たのじゃないかと思いました(笑い)

物語は今や忘れさられた人気作家、村尾菊治55歳(ここが微妙な年代、日経族に受けた
理由か・・・)は当時から彼のフアンだったと言う人妻、冬香36歳(この年齢がまた微
妙)と出会う。ここからの進展が、こんなとんとん拍子に性愛の世界に嵌ってしまうのか
と目をみはるばかりの純平。
脳ミソが柔らかいもので、変な所が妙に硬くなりました・・・(笑い)

「愛」って「心」ってこんなものかね~
この菊治って言う作家、言っちゃ悪いけどただのエロ作家だね(笑い)こう言う奴に限って
愛の行為の最中に「感じる!感じてる!」とか確認したがるタイプだよね(笑い)
女性のほんとうの心ってそんな単純ではないと思います、経験の浅い純平が言ってもあまり
重みはありませんが(笑い)
ああいけない、いけない。このままこの話で進むと夜が明けて、いつものように脱線してし
まいそう(笑い)なので別の機会に・・・(笑い)

菊治の目線から描かれた人妻冬香との性愛への歓び・・・
そのエクスタシーの頂点に「ごわっ!事件」が起き、菊治は法廷で愛の全てを曝け出し裁き
を受ける・・・打ちひしがれた彼のもとに幻となり冬香はあらわれる。
でも後半の独房での菊治の冬香への想いの描写も悲しくなるくらい薄かった、あそこは言わ
ずもがなで心で読ませてくれないと・・・
でも作家がこの小説は「虚無と情熱」をテーマにと言っていたがその部分に関しても偉そう
な事は言えませんが少し中身の薄さに辛くなりました。

とかなんとか言っちゃって上下巻読んじゃったんだから(笑い)いいか~
映画に一緒に行ってくれる人!募集してま?す!!
え~ッもう映画終わってるてか~(大笑い)・・・去るのも早かった「愛ルケ」現象

なんか今回はへろへろの経験不足で「虚無と情熱」までたどり着けない怪人純平です 
まだまだ子供です・・・ありゃ!

★くるみ館長様、屋根裏としょかん規定に(笑い)ふれるようでしたら削除して~
★特製カバー渡辺淳一先生に似てるって評判です?ありがとう(笑い)

怪人純平

大人の「純愛」は覚悟が違う。「愛の流刑地」

2007-02-19 00:12:12 | ちょっとキケンな本
◆「愛の流刑地 上・下」 (渡辺 淳一/幻冬舎)

覚悟を決めた者だけが、たどり着く「真実の愛」。
 
かつて、ベストセラー作家としてもてはやされていたが、
新作が書けず、文壇から忘れられつつある、初老の男性作家。
誰もが羨むような結婚をしていながら、本当の「愛」を知らない主婦。
この二人が出会い、溺れるように愛しあうことから、悲劇が始まる…。

上巻の数ページで二人が出会ったら、後はもう、
めくるめく官能のシーンが繰り広げられる、とっても衝撃的な本です。
この小説が、お堅い「日経新聞」で連載されていた、と知ったときは、
心底驚きました。
日本経済の中枢をになう、志高きサラリーマンのおじさま方が…、いや、
そんな方だからこそ、こういう小説でストレス解消しなきゃナァ…、
なんて思っちゃいました。

物語のなかの、作家と主婦は、不倫の関係にあるんですけれど、

 相手を尊重し、ただただ、その人がいてくれることに感謝して、
 自分のことなんか二の次になっちゃうくらい、相手を大切に想うこと。
 
それが、本当の意味で「人を愛する」っていうことなら、
世の中の夫婦のどれくらいが、そんな強い絆で結ばれているっていうんでしょう。
婚姻届なんていう、紙切れ一枚よりも、もっと重要なものがあるのにね。

ちなみに、主婦の女性は、作家との関係を続けるうちに、
ものすごい勢いで性に目覚めていくんですけど、
もしかしたら、慎ましやかと思っている読者の「妻」も、
ちゃんと接したら、こんなふうに色っぽく豹変するかもよ~なんて夢を、
この小説は与えてくれるような気もしました。

不倫のススメじゃなくて、愛妻調教のススメ(笑)。

性に関する、男女の価値観や感じ方の違いは、医学者ならではの
冷静な分析がなされています。
映画をみる勇気は…ビジュアル的に刺激が強そうなので、
私は遠慮しちゃいましたが。
どなたか観られたら、感想を聞かせてくださ~い(笑)。

★純平さ~ん、先にレビューしちゃってすみませ~ん!
★ちなみに画像は、特製ブックカバー付きで撮影しました。


くるみ