小林賴子 著、発行：東京美術（改訂版） デザイン：柳原デザイン室・柳原福良
数少ないながら静謐で美しい作品を遺したフェルメール。平凡な日常のひとこまを、深い静寂とやわらかな光に満たされた世界に変える「絵画の力」はいかにして育まれたのか。本書は、現在知られている全作品とともに謎多き天才の表現の軌跡を辿る。17世紀オランダの社会や経済など時代背景を踏まえ、また同時代の他の画家の作品も多数収録して、フェルメールの卓越した個性を浮き彫りにする。
※本書は2007年9月に刊行した『もっと知りたいフェルメール』に、巻頭16頁を増補して改訂したものです。
