http:hiroyou-bandou.crayonsite.net古典から漢字・仮名を学びつつ筆耕の仕事伝授致します

両国と浅草橋で勘亭流と仮名書道のカルチャースクール090-3911-0363
坂東弘陽

葉っぱの傘をさすカエルが本当にいるらしい

2014-11-30 14:31:13 | 妄想歌舞伎デイズ
インドネシアには、葉っぱを傘のように使って雨をしのぐカエルさんがいるみたいです。絵本の中の光景みたいで、メルヘンチックですね。
英ニュースサイト「THE Sun」によると、この写真を撮影したのは、ジェンバー在住の写真家・Penkdix Palmeさん。6カ月前のある日、Palmeさんは大粒の雨が降り始めたのに気づき、大好きなカエルの写真を撮ろうと外に飛び出しました。

どこかにカエルはいないものか……と探すと、なんと!!!!! 体長2インチ(約5cm)ほどのカエルが、葉っぱの下で雨やどりしているのを発見したそうです。まるで葉っぱを傘のように使い、風雨をしのいでいたといいます。

Palmeさんは「私はカエルの写真を撮るのが大好きなんです。雨が降り始めたので外に出たんですが……自分の目を疑いました。まさか、葉っぱを傘のように使うカエルがいるなんて!」と、当時の様子を振り返ります。

このカエルさん、よっぽど濡れたくなかったのか、30分間も茎にしがみついていたそう。激しい雨が降っていましたが、カエルさんはずぶ濡れにならずにすんだとのことです。それにしても賢いカエルさんですね~! もしかして、その正体は、魔女に魔法でカエルにされた王子様だったりして……?

松たかこさん、おめでとうございます!👶

2014-11-29 16:28:24 | 瞳に「気品」を心に「艶」を
 女優、松たか子(37)が27日、公式サイトで第1子を妊娠したことを発表した。夫で音楽プロデューサー兼ギタリスト、佐橋佳幸(53)との間に、結婚7年目で待望の子宝を授かった。所属事務所によると、現在6カ月で来春出産予定。「体調が安定してまいりましたので、ここにご報告させていただきます」と説明した。

 公式サイトでは、松が直筆メッセージで報告。「新たな命を授かることができました。私たち夫婦は今、深いよろこびでいっぱいです。仕事はできる限りのベストを尽くすつもりでおりますので、静かに見守っていただければ」などとつづった。

 松は8年ぶりに映画化される来年7月18日公開の「HERO」(鈴木雅之監督)に出演。来月上旬から来年1月下旬まで東京都内で行われる撮影に参加し、その後、産休に入るとみられる。

 3月に公開されたディズニー映画「アナと雪の女王」の日本語版で雪の女王・エルサの声を担当し、劇中で歌った「Let It Go~ありのままで~」が世界的な話題に。今年のNHK紅白歌合戦に登場するか注目されていたが、26日の出場歌手発表に松の名前はなかった。オメデタも考慮されたようだ。

 松は、自身の音楽活動を支えてきた16歳年上の佐橋と6年の交際を実らせ、2007年12月に結婚している。


藤巻さんが過激すぎる~‼️怖いけれど、現実にそうなると思います

2014-11-28 18:35:37 | 大和屋
藤巻健史氏のブログ「プロパガンダ」が強烈なインパクト👇



「今週の週刊新潮」「7人の識者に聞く『日本は大丈夫か?』(p38~p41)」
にコメントを載せていただきました。

「自民党政権でため込んだ膨大な借金を、ハイパーインフレでチャラにする信任を得るための解散です」とは、参議院議員の藤巻健史氏(元モルガン銀行東京支店長)だ、で始まります。

最後は「政府にとって大増税とハイパーインフレはどっちが楽な政策なのか。それは、明らかにハイパーインフレです。増税は政権の帰趨に関わるほど重たい決断だし、大抵国民の反発を買うからです。ハイパーインフレは放っておけば起きる。だから、安倍総理が増税を見送ったことで、これは、ハイパーインフレに舵を切ったのだなと私は確信しました。異常な金融緩和を続けるアベノミクスは、いうなればブレーキなしのフルアクセルで坂道を登っている状態です。頂上に着いたら首相は“はい、運転手交代”と降りるだけのこと。

解散・総選挙はそのためのセレモニーに過ぎない。そう藤巻氏は言うのだ。」

全文は週刊新潮をご覧ください。

坂道を登り切り、その後は海に向かって坂道を下っていく車にブレーキが無く、アクセル全開だと乗客は怖いですよ~。

1039兆円という莫大な借金をためてしまった以上、政府の取りうる選択は2つしかない。大増税かハイパーインフレである。ハイパーインフレとは債権者から債務者への富の移行。1000万円の借金のある個人タクシーの運転手さん(債務者)はタクシー初乗り2㎞100万円のハイパーインフレになれば、1000万円の借金も1日で返せる。借金が実質無きに等しくなるわけだ。一方、1000万円を10年間汗水たらして貯めた人(債権者)は10回タクシーに乗るだけで貯金がパーになる。その意味でハイパーインフレとは債権者から債務者への富の移転である。この国の債権者は国民、最大の債務者は1039兆円の借金をためた国である。タクシー初乗りが1兆円になれば1039兆円の借金は実質、無きに等しい。

国民から国への富の移行という意味でハイパーインフレは大増税と同じである。

意味は同じでも、政権にとっては大違いだ。増税は国民の抵抗が大きい。ハイパーインフレはマイルドに始まる。当初は株も上がるしいずれは、賃金も上がるから国民受けする。文句が出れば、ばらまけばいい。どうせハイパーインフレで取り上げるのだから。

安倍首相は増税という困難な道を捨て、ハイパーインフレという安易な道を選んだ。その先兵として紙幣をばらまいているのが日銀である。そして日銀にはインフレが起きた時、出口(ブレーキ)がない。

だから私は「自民党政権でため込んだ膨大な借金を、ハイパーインフレでチャラにする信任を得るための解散です」というのだ。




この頃のニュースでは政府と日銀がつるんで国の借金を
ハイパーインフレにして踏み倒すつもりだとか言うニュースが
本当に多くなって来ました。
怖いですね~。
いったいこの国は近い将来どうなっちゃうんでしょうか。。。
余りにも莫大だからって返さなくて済まそうとか、
いずれチャラになる「借金」なんてこの世にあって良いんでしょうか⁉️

あの恐怖と興奮が3Dで再来‼️ジェラシックパーク

2014-11-27 14:19:44 | 踊りはやっぱり上手です!
『ジュラシック・パーク』第4弾の予告編公開!再び恐竜たちが人間を襲う!

«前のニュース次のニュース»
2014年11月27日 13時00分

『ジュラシック・ワールド[3D]』海外公式サイトのスクリーンショット
 
 『ジュラシック・パーク』シリーズ14年ぶりの新作で第4弾となる映画『ジュラシック・ワールド[3D]』の海外版予告編が公開され、ベールに包まれていた同作の一端が明らかになった。

 1、2作目で監督を務めたスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、新鋭コリン・トレヴォロウがメガホンを取る本作。主人公を演じる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットをはじめ、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のブライス・ダラス・ハワードらが出演する。

 今回公開された2分40秒の予告編では、第1作から22年後、ついにオープンした恐竜のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を舞台に、再び人間たちに恐怖が襲い掛かるさまが、大迫力の最先端テクノロジーと共に映し出されている。全米公開は来年6月12日、日本公開は来年8月6月。(編集部・中山雄一朗)

うにガガ

2014-11-26 17:15:57 | 絵に奥ゆきと煌き

レディー・ガガ史上一番の奇抜衣装?巨大なウニに変身!

2014年11月26日
レディー・ガガ史上一番の奇抜衣装?巨大なウニに変身!
果たしてクラブのドアを通れたのでしょうか…… - Photo by Marc Piasecki / GC Images / Getty Images
拡大 画像拡大
 アメリカの人気歌手レディー・ガガが、公演のために滞在していたフランスのパリで披露した衣装について、Mirror Onlineなどが、これまでの中でも群を抜く奇抜さだったなどと報じて話題を呼んでいる。

 現地時間25日、コンサート後のパーティーに参加するため、パリの高級クラブに降り立ったガガ。これまで大衆の意表を突く衣装で話題を集めてきた彼女はこの日、全身から巨大な針が突き出た銀色の星のようなコスチュームで登場。歩くことさえ困難に見える衣装でパリの歩道を闊歩し、Mirror Onlineでは「レディー・ガガのこれまでで最もばかげた衣装?」という見出しや、「彼女に必要なのはクリスマツリーだけだ」といったキャプション付きでこの姿を紹介した。

 Daily Mail Onlineによると、このドレスは、21歳の若手デザイナー、ジャック・アーヴィンがデザインしたもの。ドレスについて彼は、「観衆の目前で変身する、きらびやかな異星のウニのショーガールを思い描いたんです」と同サイトに語ったという。

池田信夫さんがお子ちゃまにも解りやすくアベノミクスを皮肉っています

2014-11-25 16:52:15 | 日記
国の借金は永遠に続けられるの? --- 池田 信夫
アゴラ 11月25日(火)13時46分配信

国の借金は永遠に続けられるの? --- 池田 信夫
国民負担の予想(左軸は兆円、右軸は%)
安倍首相は衆議院を解散して、12月14日に総選挙が行なわれることになりました。彼は8%の消費税を10%にふやすことを先送りし、それについて「国民に信を問う」というのですが、先送りに反対している党は一つもありません。増税は争点になっていないのに、何を問うんでしょうか。

まぁそれはいいとしましょう。こうして増税を先送りしていると、1000兆円を超えた国の借金はどんどん増えますが、安倍さんは「景気が回復したら税収もふえるので心配ない」といっています。これは本当でしょうか?

どんな会社でも、金を貸してくれる人がいるかぎり借金は続けられます。国の場合は倒産して金が返せなくなるということは考えられないので、国債を返すとき、あらたに国債を発行して返せばいいのです。これは浜田宏一さん(http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0J20B320141118)(内閣官房参与)のいうようにネズミ講の一種です。

ネズミ講は、バーナード・マドフのように「元本保証でいい配当を出します」といってお金を集め、高い配当を出す代わりに元本を食いつぶすものです。景気のいいときはどんどん新しい人がお金を出すので、みんなに高い配当を出すことができます。

でもリーマンショックみたいな事件で抜ける人が増えると、資金ぐりがゆきづまります。清算すると、お金はほとんどなくなっています。お金を運用しないで利益として分配してしまったので、残った人の出資金は返ってきません。

このようなネズミ講は詐欺ですが、国がやると犯罪にはなりません。税金を負担する納税者がいなくなるとネズミ講は終わりますが、みなさんのような新しい納税者から税金を取れば、国の借金は回ります。問題は、それを負担する納税者が無限に出てくるかということです。

もちろん日本の人口は有限で、しかもこれから30年で働く人は30%以上へります。その結果、一人あたりの国民負担はふえます。このまま負担がふえつづけると、2050年には国民負担率は7割になります。つまりよい子のみなさんが大人になったころは、給料の7割が税金や社会保険料にとられ、可処分所得(税引き後の所得)は今の半分になるのです。

みなさんの世代は、今より絶対的に貧しくなります。みなさんのおじいさんの世代の借りたお金を、みなさんの世代が返すからです。わかりやすくいうと、おじいさんは孫のクレジットカードを使って買い物してるみたいなものです。おじいさんのもらうお金は払った税金などよりひとり5000万円ぐらい多く、みなさんは5000万円ぐらい少なくなります。

いま増税を先送りすると、将来のみなさんの税負担はもっとふえます。安倍さんは「景気がよくなったら借金を返す」といっていますが、ひとり1億円もある差を景気がよくなるだけで埋めることはできません。

でも所得の7割が国に食われるようになる前に、国債が売れなくなるでしょう。日本の貯蓄より国債のほうが多くなるからです。そうすると金利が上がり、国債が暴落します。その結果、ひどいインフレになると、実質債務(物価で割った借金)がへります。

どこの国も、そうやって借金を踏み倒してきたのです。インフレは困ったことですが、みなさんの負担は軽くなります。ネズミ講をつづけるよりはましかもしれません。


日本の一万円札もジンバブエのお札の様になるのかしらね~~

毎日の買い出しに行く時も

こんなにお札を持って行かなきゃ、食料も買えません。

「パブロワ」というメレンゲのケーキ

2014-11-25 06:50:56 | 見た目やかたちより中味が問題なんです

「パブロワ」とは、ニュージーランドを代表する伝統的なスイーツ。メレンゲケーキの上にたっぷりクリームをのせ、まわりにフルーツを飾ったケーキです。

外はカリッとしてて、中はふわふわ……このパブロワを日本でも簡単に作れるのがパブロワ・ミックスです。

ニュージーランドのスーパーではこのケーキの素らしき物が売っているらしいんです。
果たしてどうやって作るのでしょうね、、、。

ディズニー「シンデレラ」

2014-11-23 04:05:35 | 瞳に「気品」を心に「艶」を
鳥肌ものの美しさ……! ディズニーによる実写映画「シンデレラ」の海外予告編映像が公開

世界的に有名なこちらのお話が、ディズニーによって実写映画化されることが話題になっておりますが、去る11月19日に動画サイトYouTubeの専用チャンネルにて、その海外予告版が解禁。その美しさに、注目が集まっている。

【継母役のケイト・ブランシェットさんが綺麗すぎる!】
ヒーロー映画「マイティ・ソー」のメガホンを取ったことで知られるケネス・ブラナー監督による、原題「シンデレラ(Cinderella)」は、来年3月13日より全米で公開される予定とのこと。主役のシンデレラことエラ役に抜擢された25歳の英女優リリー・ジェームズさんのまばゆいばかりの可憐さもさることながら、継母役の女優ケイト・ブランシェットがこれまた、めちゃくちゃ綺麗……!

もっともっと円は売られるようだ、、、

2014-11-22 04:48:53 | 中村屋
ゴールドマンがドル/円見通し引き上げ、2015年末に130円と予想
ロイター 11月22日(土)1時53分配信

[ 21日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは21日、2015年末時点のドル/円相場見通しを10円引き上げ、1ドル=130円とした。

さらに、2016年末時点で135円、17年末時点で140円になると予想した。

今週発表された日本の7─9月の実質国内総生産(GDP)速報値は1.6%減と、2四半期連続でマイナスとなり、安倍晋三首相は消費増税の先送りと衆議院解散・総選挙を表明した。

これを受け、過去1カ月に10%超下落していたドル/円は今週7年ぶり安値をつけた。

また、10月31日には日銀が予想外の追加緩和を決定。市場ではサプライズと受け取られた。

ゴールドマンのアナリストはリサーチノートで「インフレに注目していれば、追加緩和の確率が高まっていたことを把握していただろう」と述べた。

ユーロ相場については、2015年末時点で1ユーロ=1.15ドルで推移し、2017年末までにパリティ(等価)まで下落すると予想。現時点では1.2419ドル付近で取引されている。


今後、海外旅行に行く予定の方は
早いうちに最も強い米ドルを調達しておいたほうが良いですね。
今が押し目買いのチャンスです。
それで現地で両替したほうがお得だと思います。

佐々木氏も黒田さんの「シャブ」依存症に疑惑 日本の近未来に不安を隠せない様子

2014-11-20 07:02:19 | 日記
佐々木融 JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部長

[東京 19日] - アベノミクスからちょうど2年が経過したところで、安倍晋三首相は消費増税延期と衆議院解散を決めた。増税延期の是非をめぐっては議論はあろうが、2四半期連続のマイナス成長の下では、間違った判断と言い切ることはできないだろう。

しかし、政治とはよく分からないものだ。筆者はここ数日、多くの海外投資家から「なぜこのタイミングで解散する必要があるのか」と何度も聞かれた。その度にいろいろと説明はするが、一番納得してくれるのは「これは政策(policy)ではなく、政治(politics)なんだよ」という説明だ。

また、解散と聞いて、多くの日本の市場参加者は2年前の11月14日に行われた野田佳彦首相(当時)と安倍自民党総裁の党首討論を思い出すだろう。アベノミクスの始まりと考えられている、この党首討論で野田氏は国会議員の定数削減実施を約束するなら解散すると明言し、安倍氏は「約束しますよ」と応じた。この話はどうなったのだろうか。マーケットも分からないことが多く、理不尽な動きもするので、あまり批判はできないが、政治も全く分からない。

ともあれ、アベノミクスについては、確かにそれなりに進捗しているとは言える。しかし、これまでのところ、やたらと第一の矢ばかりが目立つ政策となっている。気がつけば、今や政府が発行する国債の90%は日銀が購入することになってしまっている。中央銀行による国債引き受けは世界的に禁じ手と習ったはずだ。歴史の教訓が生かされず、同じことを繰り返す時には、このようにどんどん進んでいってしまうのだろうか。

現在、日本国債の1年物利回りはマイナス金利になった。政府は国債を発行して借金をすると金利を受け取れることになる。2年債の利回りは0.01%だ。1億円借金をしても利息はたった1万円だ。だからと言って、政府が調子に乗って国債を増発すれば、すぐに国債の価格が下落して、金利が上がることになるのが通常だが、今はそうならない。日銀が大量に購入するからだ。

今後、紙切れ(国債)と紙切れ(お札)の交換が盛んに行われ、歳出が増加するかもしれない。そんな時、結局どこかの時点で、両方の紙切れの価値が大きく下落する(インフレになり長期金利が上昇する)局面が来るのだろうか。

米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)はそれぞれ日銀と同様の政策を行っているようにみえながら、結局これらの中銀のバランスシートは国内総生産(GDP)の20―25%前後でしかない。日銀のバランスシートはいつの間にかGDPの57%にまで拡大している。日銀が言うペースで拡大が続くと、来年末までに77%に達する見通しだ。

 11月19日、JPモルガン・チェース銀行の佐々木融・債券為替調査部長は、低インフレは今や世界的な現象であり、日銀も2%の物価目標にこだわる必要はないと指摘。

第一の矢(金融政策)、第二の矢(財政政策)は、単なる痛み止め、時間稼ぎの政策でしかなく、第三の矢(成長戦略)が実行されなければ、日本経済の潜在成長率を引き上げるような結果にはつながらない。

安倍首相は18日の記者会見で「アベノミクスに対して失敗した、うまくいっていないという批判があります。しかし、ではどうすればよいのか。具体的なアイデアは残念ながら私は一度も聞いたことがありません」と発言した。本当にそうなのだろうか。少なくとも市場参加者は、第三の矢の実行、そして目に見える形での成果をずっと求めている。しかし、現実の成果は第一の矢によるものばかりが目立っている。

実際、最近の株式市場もアベノミクスの停滞を見越しているようだ。アベノミクスの2年間で日経平均はほぼ倍になった。しかし、その上昇のほとんどは最初の1年間に発生しており、直近の1年間では15%しか上昇していない。さらに重要なのは、ドル建ての日経平均株価は過去1年間で1.7%下落していることだ。つまり、過去1年間の日経平均株価の上昇は、建値である円の価値が下がったことが原因であり、企業の価値が上昇したと市場がみているからではないと言える。

本来は投資が活発化し、賃金がインフレ率以上に上昇し、活発な経済をつくり上げていくことがアベノミクスの目的であるはずだが、日銀は目先の通貨価値を下げる(インフレ率を高める)ことに躍起になっていて、賃金の伸びが追いついていないことから目を背けてはいないだろうか。

日銀は山の上に立って、大きな岩を一生懸命押して転がそうとしているが、岩はなかなか動かない。だから、さらに力を入れて押すと決めた。岩が本当に転がり始め、山を下り始めた時、本当に止め方を分かっているのだろうか。日銀は「出口政策を論じるのは時期尚早」と言うが、もうそんなことを言っている時期ではないだろう。むしろ、岩が転がり始めても止められるという処方箋をしっかり示してもらった方が市場参加者は逆に安心できるはずだ。

<コア消費者物価指数の落とし穴>

日銀は来年に向けて、政策目標をある程度柔軟に変えることも考えた方が良い。まず、コア消費者物価指数の前年比プラス2%(消費増税の影響除く)は本当に適切な目標なのだろうか。

先進国の消費者物価指数前年比の加重平均値は現在プラス1.4%で、実は過去2年半の間2%台まで上昇したことは一度もない。今や低インフレ率は世界的な現象だ。それにもかかわらず、日銀が2%にこだわるのはなぜなのか。米国、ユーロ圏、英国、スウェーデン、ニュージーランドなど、多くの先進国のインフレ率は現在2%に達していない。それでも米国や英国は資産購入をストップしているのだ。

(中略)……

統計はどれも完璧なものではない。様々な前提を置いて作成しなければならないことが多い。それだけに、一つの統計結果をターゲットにして金融政策を遂行して大丈夫なのだろうか。

今の日本経済には、日銀によるバランスの取れた金融政策の実行と、政府による目に見える形での構造改革・規制緩和などの成長戦略の実行が求められている。これらが早期に実行されなければ、その行く末は、やはり経済史の教科書に書いてある通りになるのではないだろうか。

*佐々木融氏は、JPモルガン・チェース銀行の債券為替調査部長で、マネジング・ディレクター。1992年上智大学卒業後、日本銀行入行。調査統計局、国際局為替課、ニューヨーク事務所などを経て、2003年4月にJPモルガン・チェース銀行に入行。著書に「インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?」「弱い日本の強い円」など。