浅草・隅田公演内の平成中村座公演も、夏の風の吹き始めた5月の28日についに幕を降ろした。最後の最後の日ったら、「弥生の花浅草祭」がすごかった~。
染五郎さんも勘九郎さんも身体の切れがかっこ良かった。軽快で溌剌とした動きにぐいぐい目を奪われる。二人で手を合わせたり手拭を組ませたり、次から次へとあっという間に動きが変化する。その俊敏さはさすが。速い動きの中、どこかすっとぼけた表情を絶やさない染五郎さん。思わず愉快な気分にさせられる。その染五郎さん、何気にさらりとムーンウォークを入れたりするものだから、客席も大喝采。
悪玉の染五郎さんが身振りで舞台の奥を指し、通人の勘九郎さんにまるで、開けてくれろ~っと言ってるかのような場面もあったけれども、ここでは開かず。お楽しみはまだまだ「め組」まで取っておく。
ここまで愉快な様子だった染五郎さんも勘九郎さんも、「石橋」ではがらりと姿を変え、獅子の精の勇ましい拵えに。白の毛の染五郎さんは上手に、赤の毛の勘九郎さんは下手に、二人揃ってまわし始めた毛振りは、あれっ、いつまでたっても終わらない。何気に数えていれば、いつの間にか50回は越えてしまっている。60,70,80・・・染五郎さんの毛は高く美しく振られている。90回を越える頃から勘九郎さんの勢いがぶっ飛び始めた。それまで綺麗に揃って回されていた二人の毛が、ついにぶれた。だんと足を踏む染五郎さん。すごい。二人で100回越え。さすが。客席には歓声が飛び交い大盛りだった。
染五郎さんも勘九郎さんも身体の切れがかっこ良かった。軽快で溌剌とした動きにぐいぐい目を奪われる。二人で手を合わせたり手拭を組ませたり、次から次へとあっという間に動きが変化する。その俊敏さはさすが。速い動きの中、どこかすっとぼけた表情を絶やさない染五郎さん。思わず愉快な気分にさせられる。その染五郎さん、何気にさらりとムーンウォークを入れたりするものだから、客席も大喝采。
悪玉の染五郎さんが身振りで舞台の奥を指し、通人の勘九郎さんにまるで、開けてくれろ~っと言ってるかのような場面もあったけれども、ここでは開かず。お楽しみはまだまだ「め組」まで取っておく。
ここまで愉快な様子だった染五郎さんも勘九郎さんも、「石橋」ではがらりと姿を変え、獅子の精の勇ましい拵えに。白の毛の染五郎さんは上手に、赤の毛の勘九郎さんは下手に、二人揃ってまわし始めた毛振りは、あれっ、いつまでたっても終わらない。何気に数えていれば、いつの間にか50回は越えてしまっている。60,70,80・・・染五郎さんの毛は高く美しく振られている。90回を越える頃から勘九郎さんの勢いがぶっ飛び始めた。それまで綺麗に揃って回されていた二人の毛が、ついにぶれた。だんと足を踏む染五郎さん。すごい。二人で100回越え。さすが。客席には歓声が飛び交い大盛りだった。