2月18日、平成29年度第4回山梨県剣道連盟本部審査会が小瀬武道館で行われました。
受審申し込みは377人でした。一例を挙げると、剣道五段は12人が受審し、4人(男女各2)が合格しました(合格率33.3%)。
山梨県剣道連盟は初段以上の受審者全員に学科審査を課しています。都道府県剣道連盟によっては、実技、日本剣道形の合格者のみに学科審査を課すところもありますが、山梨県剣道連盟は中学生の段階から学科審査にも親しみ、理論も同時に学ぶことで「事理一致」の剣道を目指す修錬を促しています。理論を学ぶことで実技も向上させやすくなります。
今回の審査の学科問題を以下に示します。居合道の段位受審者はなく、剣道の段位受審者の学科問題を掲載します。実際の学科審査では制限時間は30分間。10~20分くらいで9割方の受審者が解答を終え、実技の準備に入ります。特に初段、二段の受審者は実技の順番がすぐに来ますので、しっかり勉強して簡潔に回答できるように入念に準備しておいてください。
剣道▼初段
3. 一本打ちの技について、「 相手の剣先や手元の変化によって打突する部位 」を書きなさい。
4. 日本剣道形で使われている「 五つの構え 」について書きなさい。
剣道 ▼二、三段
3. 「 気剣体一致 」について説明しなさい。
4. 「 打ち込み稽古と掛り稽古の違い 」を述べなさい。
剣道 ▼四、五段
2. 「 足さばき 」について説明し、「 指導上の留意点 」を述べなさい。
8. 「 審判員の心得 」について述べなさい。