ヘルマン野草園

田舎で動物の飼育を楽しんでいます。とりあえずヘルマンリクガメ2匹を野草で育てるというコンセプトでやろうと思います

野生のカメの餌付け

2020年03月18日 | カメ


去年息子に見せるために捕獲したクサガメの中の1匹です。
 
まだ生まれて3,4年で甲羅もきれいでしっぽの欠損もないきれいな個体だったので飼育しています。
 
野生のカメを捕獲してもなかなか餌を食べずに弱って死んでしまうことがありますが、餌付けにはコツがあります。
 
最初から人工飼料を食べさせるのは難しいです。かならず生餌を用意しましょう。
 
川魚、ザリガニ、サワガニ、エビ、ミミズ、鶏肉のササミをよく食べます。
 
生餌を与えているうちに飼い主に慣れていくようで、ある日突然人工飼料を食べるようになります。
 
この子亀は今月に入ってやっと金魚の餌を食べるようになりました。
 
捕獲したのが9月だったと思うのでおよそ半年ですね。気温の問題もありますが、なかなか餌付いてくれませんでした。
 
餌を食べないと心配になると思いますがリクガメと違ってミズガメは空腹に強いです。
 
リクガメは草食動物なので空腹だとすぐに体調を崩しますが、雑食でも肉食傾向の強いミズガメは空腹に強いのです。
 
2週間ほど餌を与えなくても平気ですし、新鮮な水さえあれば死にません。
 
この子亀も1週間に1、2回ぐらいのペースで餌をやっていました。
 
腹を空かせるというのも餌付けには必要です。
 
 
ところで、在来種だと言われていたクサガメですが、最近の遺伝子の研究で江戸時代に朝鮮半島から持ち込まれた外来種だと見なされるようになったようですね。
 
昔の日本にはイシガメとスッポンしかいなかったんですね。
 

冬眠

2019年12月11日 | カメ

ヘルマン以外にも何匹かカメを飼っています。

国産のカメはイシガメとクサガメで冬は冬眠させています。
 
10月ぐらいまで普通に餌を食べさせて11月から餌切りを初めて、雪が降る前に納屋で水中冬眠させます。
 
4月まで水替えもなしで完全放置です。
 
 
イシガメの体重は1.05㎏
 
餌食いがいいのでよく太っています。
 
冬眠は全く問題ないでしょう。
 



クサガメは550㎏
 
今年飼育を始めたのであまり餌を食べていませんが、手で持った感じでは体重は十分だと思います。
 
冬眠前は体重で安全か危険かだいたいわかってきます。
 
このカメは軽いなと思ったら残念な結果になります。
 
あと皮膚病にも注意。皮膚病が多いカメも冬眠に失敗しやすいです。
 
イシガメは特に肌が弱く皮膚病の個体が多いです。これは飼育個体だけではなく採集個体もです。
 
昔12月に天然のイシガメを採集したことがありますが皮膚病の個体がけっこういて驚きました。
 
クサガメはそうでもないのに。
 
皮膚病がひどくなって指が完全にふやけているぐらいになると冬眠失敗率は高いです。
 
水中冬眠と陸上冬眠はどちらが安全なのでしょうか?
 
私は脱水を防止できる水中冬眠が安全なような気がします。
 
水分がなくなって冬眠失敗というケースが多いような気がするので。