現代は社会も複雑化をしているせいなのか、外からは推し量れないほどの複雑化した心理を持っている人たちが増えているようです。
心理状態が手が込んでいるタイプという印象を持ちます。よく言われる精神的に追い詰める「モラハラ」、人を支配する「マニピュレーター」、
相手の心がまるで解らない、客観的に物事を考えることが出来ない「自己愛タイプ」などの複雑な心を持った人物が増えている現代です。
こういうタイプの共通の特徴は、まず自己中心的であり、相手の心に共感が持てない、相手の立場が理解出来ない
人を傷つけても、迷惑かけてもまったく罪の意識を持たないが自分の心の痛みには非常に敏感である、
こういうタイプが周囲の人間関係を破壊し、周りの人に迷惑をかけますが、本人には自覚がないために心の痛みはありません。
周囲の人たちが迷惑をこうむり困ってしまうのが現状のようです。
その中で自己愛タイプの使う手は巧妙な手口を使います。まず親切をよそおう、善人をよそおって人に近づきます。
相手が油断して心を許すと、親切と理不尽と言う二つの矛盾した手を使って相手の弱みを握ろうとします。
口が非常に上手く、嘘が多く90パーセントの嘘の中に10パーセントの真実を混ぜて、
嘘が分からないように見せながら平然と真実のように嘘をつきます。
本人の言った言葉の責任はまったく取らず、矛盾を指摘されても論点をずらしたり、事実を自分の都合のいいように改ざんして印象操作をします。
さらに突っ込まれると、自分が被害者の振りをしたり、とぼけたふりをしてやった事をごまかします。
やり方が狡猾、卑劣、計算高く、言った言葉を二転三転させたり、またその時点で内容を自分の都合で変える手を使います。
相手が「これはダメだと」手を離したり、その問題に触れないようにすると、
煽り運転のような手を使い、相手を怒らせる言葉や態度で餌をぶら下げ、相手がそれに食いついて来るとしめしめと相手が悪いように持っていきます。
本人が明らかに悪くてもまず自分の非は絶対に認めませんし、謝りません。それは悪いとまるで思っていないのと罪の意識がまるでない
パーソナリティを持っているからです。これは人が教えても本人に改める自覚はまったくありません。
こういうタイプが家庭の中の配偶者や職場、そしてネットの中にもいます。
こういう大変一筋縄ではいかない複雑な心理を持った人に周囲の人は振り回され人間関係を破壊されて、非常に困るわけです。
こういうタイプは「離れる」、「距離をおく」、「仲間内で共有して手を組んで声を上げていく」、「権威のある人に入ってもらう」
「法的に問題があれば法律で解決する」などの方法で手を打つしかないようですね。
相手の事を考えない自己中心的な人間関係で、当然人の信頼や信用は失われていくのは間違いないわけで
徐々に一人去り、二人去りと人が離れていき、気がつたら孤立という事態は免れないと考えられます。
こういう人生が幸せなはずがなく、みじめな人生となるしかないのが事実と言えます。
自己愛タイプは本人の親が自己愛タイプが多いそうで、その親に育てられた人が多いようです。また遺伝もするとも言われているようです。
社会が複雑化するにつれて人間心理も複雑化し常識では対応できない複雑人間が増えつつあるようです。
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