大阪府摂津市で、母親の交際相手の男が母親の連れ子の三才の男児に熱湯を浴びせて虐待死させた事件が報道され
その交際相手は逮捕されました。どうもこの事件は今年の8月31日に起こった事件のようですね。
母親の知人など複数の人から市の方に虐待を疑われると通報があったようですが、市の方は子供にアザなどがないとして
対応をしなかったようです。同じ年の5月にも母親自らその交際相手が子供を虐待していると市の方に相談を
持ちかけていたようですが、それも重要視されずに放置された結果子供が亡くなるという痛ましい結果になってしまいました。
児童相談所なども対応できる専門の人員が足りていないそうですが、こういった問題がどんどん増えて来ているのが現代の社会ではないでしょうか。
高齢者の介護問題でもそうですし、子供の虐待事件なども
対応出来る人員確保がおざなりになっていることは社会福祉の問題ではないでしょうか。
(過去画像 加西フラワーセンター)
世の中には子供を生まない方がいいというより生んではいけない親というのが存在します。
そういう親自体が子供時代に育児放棄や虐待などを受けて育っている場合も多いようで、
子育てや家庭内の負の連鎖が続いているということではないでしょうか。
自分は親からひどい扱いを受けたから自分の子供だけは大切に育てようと思っていても
いざ親となった時に自分がされたように育児放棄などをしてしまうことで負の連鎖は続いてしまいます。
子供時代に親からひどい扱いを受けた人は、怒りとか辛いとか苦しいという感情を無くして生きなければ
その家庭の中では生きられません。感情を押し殺し無感情にすることで何とか生きることが出来る環境で暮らしていることになります。
そういう生活で大きくなれば、自分が親となって優位に立てる位置になれば感情のブレーキが外れて
暴走状態になっていきやすいのではないかと思います。
幼い子供はどんなひどい親でも信じまた必要としているのが子供の心だと思います。
現代は「親ガチャ」という言葉は若者の間で流行っているそうですが、子供は親を選べないという意味だそうです。
また逆の「子ガチャ」も存在しますね。とにかく子供は親を選べないし、家庭も選べないから
どんな環境でも生きて行かなきゃいけない宿命を背負ってます。
本来なら子供を生まない方がいいという親がいると思いますが、そういう親が自覚が全然ないのが問題です。
また母親が連れ子を連れて交際する場合に、本能のまま行動する親もいますから
相手の交際相手に虐待されても子供を守れないのでしょう。本人自体が相手に依存していて心を取られている為に
それに気づかず、また対応する意識そのものが依存で奪われてしまっていると考えられます。
市の方が虐待の通報を受けたなら、もっと真剣に受け止めていただきたいなと本当に願います。
小さな子供がひどい目にあわされているほど残酷で可哀そうなことはありません。
こういう子供が虐待される事件は怒りと子供たちの運命を考えると可哀そう過ぎて胸が痛みます。