定年で生まれた家に戻り、山の畑の手入れで、雑木林を伐採したところ ,今まで見たことのない色々な植物が芽を出し初めました。ふき、やまうど、すずらん、そしてこの山百合も芽を出していたのですが、気が付きませんでした。それから三年目の夏、つまり今から五年前の七月のある日山の畑にゆくと何か妖艶な香りがするのです。落ち着いて良く見ると二十メートルほと先に白い花が咲いていたのです。生まれて初めて見るというより初めて出会った山百合だった。その日今は亡き母にその話をすると、戦争が始まりあの山の木を切り開墾したころ沢山咲いていたがいつの間にか見えなくなってしまった・・と話てくれました。戦争が終わってから五十年もの間、山百合は雑木林の土の中で眠っていたのです。以来私は野生の植物に興味をもつようになりました。、
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