ウォーキングの愛好者グループ「奈良県歩け歩け協会」で、「馬見東縁の田園地帯を行く」をテーマにした例会が、6月5日(日)に予定されています。
近鉄池部駅に9時40分に集合して 「河合町役場庭園 - 箸尾御坊 - 櫛玉比女命神社 - 与楽寺(梵字池) - 百済寺 - 南郷環濠集落」を辿り、近鉄大和高田駅へ至る約12Kmのウォークです。
例会の当日は天候他の事情により、コースが変更される場合もあります。
ウォーキングは野外を歩き自然と親しむ機会です。雨も自然ですから、原則として雨天でも例会は実施されます。
例会当日の朝7時に目的地に気象警報が発令された場合は、例会は中止されますのでご注意下さい。
コースマップ
河合町役場庭園
河合町役場庭(豆山荘)は大正12年に森本千吉氏により広大な邸宅と共に整備された庭園で、馬見丘陵の大自然が取り入れられています。
箸尾御坊
箸尾御坊教行寺は蓮如上人(1414~1499)の開基で、摂津国島上群富田荘に堂字を建立したのに始まります。広瀬に移ってからも幾たびか転地荒廃を経ています。現本堂は江戸時代末期の大型真宗本堂として典型的な建物です。
須弥壇上の厨子入り本尊阿弥陀如来像は、鎌倉時代末期まで遡る優品です。
櫛玉比女命神社
この神社の創建は白鳳時代とも言われ、延喜式には大和国広瀬郡五座の一つに数えられた古社です。前方後円墳の後円部に鎮座するという古墳信仰に基づく古代祭祀の遺跡として注目されます。
祭神の櫛玉比女命は、大日本史で饒速日命(にぎはやひこのみこと)の后である御炊屋姫とされています。
与楽寺
三間四方の堂内に本尊の弘法大師座像が祀られています。後頭部内側の墨書銘から応安六年(1373)に僧乗円の本願により大仏師僧行盛が製作したことがわかっています。脇に置かれていた十一面観音菩薩像の胎内からは八世紀頃の観音立像が発見されました。宝冠や頭上面の配置から遣唐使などが請来した可能性があるとされています。
与楽寺の梵字池
伝承によると弘法大師が与楽寺を訪れたのは唐から帰った頃(九世紀初期)で、その時この寺の荒廃ぶりを嘆き、ここに梵字をかたどった池を掘って寺を再興したとされています。
百済寺
日本書紀の舒明天皇十一年(639)十二月の条に、是の月百済川のほとりに九重塔を建つとあり、聖徳太子が平群郡熊凝(くまごり)に建てられた熊凝精舎をこの地に移し百済大寺と名づけたと伝えられています。現存している三重塔は鎌倉中期の建築と考えられ、国の重要文化財に指定されています。
南郷環濠集落
室町時代につくられた環濠集落で、環濠内には豪族南郷氏の城が築かれていました。当時、大和国には強力な支配者がなく夜盗・強盗の略奪が横行していたため、村人は自衛手段として村の周りに環濠を構築しました。
現在は環濠集落の一部を公園として整備し、ガス灯スタイルの街灯を設けるなど遊歩道になっています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
昭和61年に設立された歴史と実績のあるウォーキング愛好者のグループ「奈良県歩け歩け協会」は、歩いて健康の維持や人と人の触れ合いの場を提供することを目的に活動しています。
「奈良県歩け歩け協会」では新規会員を募集しています。例会に体験参加(無料)や入会を希望される方は、例会当日に集合場所に直接お越し頂くか<yakuoji@gmail.com>までメールして下さい。
近鉄池部駅に9時40分に集合して 「河合町役場庭園 - 箸尾御坊 - 櫛玉比女命神社 - 与楽寺(梵字池) - 百済寺 - 南郷環濠集落」を辿り、近鉄大和高田駅へ至る約12Kmのウォークです。
例会の当日は天候他の事情により、コースが変更される場合もあります。
ウォーキングは野外を歩き自然と親しむ機会です。雨も自然ですから、原則として雨天でも例会は実施されます。
例会当日の朝7時に目的地に気象警報が発令された場合は、例会は中止されますのでご注意下さい。
コースマップ
河合町役場庭園
河合町役場庭(豆山荘)は大正12年に森本千吉氏により広大な邸宅と共に整備された庭園で、馬見丘陵の大自然が取り入れられています。
箸尾御坊
箸尾御坊教行寺は蓮如上人(1414~1499)の開基で、摂津国島上群富田荘に堂字を建立したのに始まります。広瀬に移ってからも幾たびか転地荒廃を経ています。現本堂は江戸時代末期の大型真宗本堂として典型的な建物です。
須弥壇上の厨子入り本尊阿弥陀如来像は、鎌倉時代末期まで遡る優品です。
櫛玉比女命神社
この神社の創建は白鳳時代とも言われ、延喜式には大和国広瀬郡五座の一つに数えられた古社です。前方後円墳の後円部に鎮座するという古墳信仰に基づく古代祭祀の遺跡として注目されます。
祭神の櫛玉比女命は、大日本史で饒速日命(にぎはやひこのみこと)の后である御炊屋姫とされています。
与楽寺
三間四方の堂内に本尊の弘法大師座像が祀られています。後頭部内側の墨書銘から応安六年(1373)に僧乗円の本願により大仏師僧行盛が製作したことがわかっています。脇に置かれていた十一面観音菩薩像の胎内からは八世紀頃の観音立像が発見されました。宝冠や頭上面の配置から遣唐使などが請来した可能性があるとされています。
与楽寺の梵字池
伝承によると弘法大師が与楽寺を訪れたのは唐から帰った頃(九世紀初期)で、その時この寺の荒廃ぶりを嘆き、ここに梵字をかたどった池を掘って寺を再興したとされています。
百済寺
日本書紀の舒明天皇十一年(639)十二月の条に、是の月百済川のほとりに九重塔を建つとあり、聖徳太子が平群郡熊凝(くまごり)に建てられた熊凝精舎をこの地に移し百済大寺と名づけたと伝えられています。現存している三重塔は鎌倉中期の建築と考えられ、国の重要文化財に指定されています。
南郷環濠集落
室町時代につくられた環濠集落で、環濠内には豪族南郷氏の城が築かれていました。当時、大和国には強力な支配者がなく夜盗・強盗の略奪が横行していたため、村人は自衛手段として村の周りに環濠を構築しました。
現在は環濠集落の一部を公園として整備し、ガス灯スタイルの街灯を設けるなど遊歩道になっています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
昭和61年に設立された歴史と実績のあるウォーキング愛好者のグループ「奈良県歩け歩け協会」は、歩いて健康の維持や人と人の触れ合いの場を提供することを目的に活動しています。
「奈良県歩け歩け協会」では新規会員を募集しています。例会に体験参加(無料)や入会を希望される方は、例会当日に集合場所に直接お越し頂くか<yakuoji@gmail.com>までメールして下さい。