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マラソン遠征記

全国のマラソン大会等に出場したときの感想などの記録です。

2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その9 総括編)

2015-05-10 01:53:21 | ウルトラマラソン

 長々と更新してきた完走記でしたが、最後に全体のまとめを・・・

 まず、今回の大会にむけての練習としては、年明けからフルマラソンを5回出場することによる「強制練習」で距離を稼ぐ作戦を決行。2月22日の東京マラソンで2時間57分を出したのをはじめ、残りの大会も、3時間5分、3時間2分、3時間1分、3時間11分で、後半もあまり失速しないで完走という結果で走りきることができていました。 そのほかは、水曜日の仕事終了後に皇居での15キロ走+帰宅ランなどで距離を稼ぎ、これまで以上に練習を積んできたという自負はあったのですが、水曜日以外の平日はほとんど走れなかったこともあり、月刊走行距離は約230キロとレースの距離を下回るという状態で、大会当日を迎えました。

 今回の大会は、30時間切り、悪くても30時間台でのゴールを目標として掲げるとともに、後半も失速しないことも目標として走りました。
 名古屋市内では例年1キロ5分くらいのペースで走ってしまっていたのですが、意識的に1キロ5分半を超えないように調整。また、遠くの信号の状況を確認して、信号が赤になりそうなときは早めに減速して立ち止まる時間が短くなるように調整するなどして、ペースのアップダウンがあまりないように気をつけて走りました。そのため、50キロ通過が4時間50分と例年より遅いタイムでの通過になりましたが、例年ペースが落ち始める長良川沿いを走る区間では、途中Kさんと話しながら走るなどして、あまり時間のことを気にせずに走れたこともあり、ペースダウンすることなく、GPS時計の計測での100キロ通過が10時間4分と想定以上に良いタイムで通過することができ、そして、いつも歩くことが多い「ひるがの分水嶺」への登り坂区間も結構走ることができました。

 そして、超ウルトラを走るときには、食べ物が食べられなくなることからくるガス欠と眠気との戦いが問題になるのですが、今回は食べるほうについては、前半から積極的におにぎりなどの固形物を食べ、エイドの名物のそうめんや豚汁、焼き肉、カレーなども積極的にいただき、また、コーラ等の炭酸飲料を飲み胃に刺激を与え続けていたので?全行程で胃が食べ物を受け付けないということはありませんでした。そして眠気との戦いについては、眠気防止の「メガシャキ」を暗くなる前の白鳥のエイドから携帯し走るという対策をとりました。(この対策、それまでに炭酸飲料を大量に飲んでいたため、「メガシャキ」の刺激がそれまで飲んでいた炭酸と中和されてしまい効果があまりなかったというアクシデントがありましたが)走りながら眠くなった区間で積極的に飲むことで蛇行の時間が多少減ったのではないかと思いました。
 そして、今回は運よく?横になりたいと思うぐらいの眠気がこなかったので、エイドでの滞在時間が最大10分くらいですんだのが後半のタイム削減に大きな効果を上げたと思います。

 そして、日が昇るころに後半の難所の五箇山を越えましたが、このときには、自己記録を大幅に更新できるのではないかという意識が脚の痛みを上回っていたようでした。(さすがに福光を過ぎたあたりで、足の地面との接地面が痛くなり始めて走るペースが落ち始めましたが、最後のエイドを通過すると、ゴールまでもうすぐという意識が痛みを上回り、また走れるようになっていました。 

 と、いうことで、終始満足のいく走りができた結果、29時間13分と自己記録を2時間17分も更新する会心の走りをすることができました。

 勝因は、フルマラソンの連戦で250キロを走る脚ができていた?ということ、大会期間中最高気温が20℃くらい、最低気温が4℃くらいと自分に走りができる範囲内に収まったこと、そして一番大きいのはエイドの体制が素晴らしかったことだと思います。特に後半のエイドでは、いろいろと食べやすいものを用意してくれたり、コスプレでなごませてくれるなどわれわれ選手のためにいろいろな工夫をしていただきました。ここでお礼申し上げます。

 これで、6枚目の「完走証(まな板)」をいただくことができました。
 いままで、31時間台、32時間台、33時間台、34時間台、35時間台と時間がかぶらずにそろえてきましたが、今回は29時間台ということでまたかぶらずに枚数を増やすことができました。 

 次回、出場するときは、28時間台または、30時間台を狙うことになりそうです・・・

 以上で、2015さくら道国際ネイチャーラン完走記を終えます。長々とお付き合いいただきありがとうございました。


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その8 ゴール後~閉会式)

2015-05-06 05:41:42 | ウルトラマラソン

  ゴール後、金沢白鳥路ホテルへ。
 到着した12時過ぎにはまだ、風呂が清掃中の時間で入れないとのことで、その時間に金沢の知人と喫茶室で歓談をして待ちました。

 そして、13時ころに風呂に入りました。
今回は最後まで足のダメージはほとんどなかったのですが、よくみると、足の中指に肉刺ができていました。

 そして、14時ころゴール地点の様子をみに、ホテルから佐藤桜まで行きましたが、兼六園の最後の直線は走れませんでした…

 そして、14時30分の第1便のバスで宿泊先の岐阜県郡上市白鳥町に向けて出発しました。

  途中、ひるがのSAで休憩しましたが、バスの中ではほとんど寝ていてその前後の記憶はほとんどありませんでした。

  そして、午後5時過ぎに宿泊先の宿「リトルパイン」に到着しました。

 午後6時ころから暖炉のある食堂で、直前まで池で泳いでいた?たくさんの魚などの豪華な食事をいただきました。

  この日の宿は、さくら道関係者のみの宿泊ということで、部屋での話題も超ウルトラの話でかなり盛り上がりました。

 そして、午後9時過ぎには就寝したのですが、体の痛みで?途中何回か起きてしまいました。

 そして、翌日は午前5時半ころに起床。

 6時過ぎから朝の散歩をしました。

  この宿は、「しらおスキー場」の麓にあるいうことで、まずは、スキー場へ…

  スキー場の営業はだいぶ前に終わっていたようですが、一部まだ雪が残っていました。

  その後、宿まで戻り今度は、宿の下のほうへ…
 歩いて3分くらいのところに渓流がありました。

  そして、7時半に朝食。 食堂に置いてあった新聞にさくら道の記事が載ってました。

 そして、9時ころに郡上市白鳥庁舎へ。
ここで大会期間中にエイドで預けた荷物を受け取りました。

  午前10時から、高台にある合併記念公園でさくらの植樹式。
 まずは、男女優勝者と市長のセレモニー。

  その後、私も植樹のまねごとをしてみました。

  さらに、大会長の日置郡上市長と記念撮影などをしました。

 記念植樹後は、閉会式会場の白鳥ふれあい創造館へ・・・
今年は、上位でゴールしたので2列目の席でした…

 閉会式では、大会長等のあいさつの後、完走証の授与式がありました。
通算6枚目の「まな板」を受け取ることができました。

  その後、運営委員長等の講評などがあり、閉会式は終了。
 そして、開催記念パーティーと続きました。
 

  パーティーでは、男女優勝者によるスピーチのほか、演歌歌手によるさくら道を題材とした歌の披露や、特別ゲスト「本田よの」ばあちゃんのあいさつなどがありました。

 パーティーの時間は約1時間半くらいで、その間にいろいろな参加者と話をすることができました。

  そして、帰りにさくらの苗木のプレゼントがありました。

  回が終わった後は、送迎バスで名古屋に向かいましたが、その途中で白鳥物産センターに寄りお土産購入。

 参加者が一斉に買い漁るので?品切れになる商品も出るくらい盛況でした…

  約45分くらいの滞在の後、名古屋へ…、途中高速道路から、土曜日に走ったコースを眺めながら移動していきました。

  そして、午後3時40分ころ名古屋駅前に到着。

 ここから、豊橋まで名鉄電車で移動…

 豊橋から新幹線に乗り東京へ… 午後7時ころ無事帰宅しました。

  大会総括などの、その9につづく・・・


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その7 ~ゴール)

2015-05-05 05:17:14 | ウルトラマラソン

  金沢市内に入ってすぐ、「金剛杖を持って立っているような人」の形の木を発見。

 これは、本物の木でしたが、明け方ぐらいから遠くにある木などが人の姿に見える現象が続発・・・いわゆる幻覚ですが、ほぼ徹夜で走り続けていると、人がいてほしいな・・・などの願望が具現化して?木の枝や看板などが人の姿に見えてしまうみたいです。

  46エイド(232.5キロ)には9時19分に到着。

 このころには30時間を切ってゴールできることがほぼ確実だと感じていたのですが、あと17.5キロを1時間50分で走りきれば28時間台も狙える状態でもありました。

  1キロ6分20秒ペースで走りきれば達成できるペース。ということで少し頑張ってみましたが、小刻みなアップダウンと足の裏痛で1キロ6分半で走るのがやっとの状態だったので、28時間台は考えないで走るようにしました。

 そして、このころから雨が降り始めました。

  その後も、応援の横断幕などを見ながら走り続け…

  10時5分に47エイド(239.2キロ)に到着。

 果物などを食べて先へ進みました。

  そして、森本インターに向かうこの区間のころから本降りの雨になりました…

  10時34分に「最終エイド」(48エイド、242.8キロ)荒木建設に到着しました。

  ここでは、すいかとコーラ(最初の品ぞろえになかったみたいで、わざわざ自販機のコーラを買って持ってきてもらいました)をいただき、記念撮影をして出発しました。

 森本駅前を左折すると、残り約7キロの直線。ここから先は平坦な道ですが、信号が一気に増え、さらにこの日は統一地方選挙後半の金沢市議会議員選挙の告示日とかさなり、コース上にある候補者の事務所前で行われていた選挙戦最初の挨拶の時間とぶつかり、(事務所前の歩道が支援者るでほとんどうまっていたなど、走りにくい条件が重なっていましたが、それ以外の場所では平均1キロ6分半のペースで走り続けることができました。

  そして、「兼六園まで3km」の表示の小坂町に到着。

 毎回、兼六園まで3キロではなくもっと距離があるのではないかと疑問に思っていたところだったので、今回はGPS時計で距離を確認してみました。

  その結果は…、看板から兼六園の入口前の交差点までの距離がちょうど3キロでした。

  ただ、さくら道のゴールは、兼六園のはずれにある「佐藤桜」。

 最後まで脚に余力があったので最後の急坂も走って登り・・・

  ゴールまでの約500mの直線を駆け抜け…

  2年ぶりの佐藤桜前へ・・・・・

  11時22分47秒に佐藤桜横の計測器にタッチして、無事完走を果たすことができました。

 ちなみに、記録はスタートが6時9分で、秒の単位は切り捨てなので29時間13分、今までの自己記録を2時間17分も更新することができました。

  ゴール後、ゴール横に設置されているテントへ。 到着順では13番でした。(その後最終組との時間差の9分後になっても次の選手が来なかったので13位が確定)

 テントでは、ビールをいただき。先にゴールして休憩していた、女子1位のKさん、途中何回も抜きつ抜かれつの争いをした?Uさん、そして金沢在住の職場の陸上部メンバーのTさんと歓談をしました。

 ゴール地点に20分くらい滞在した後、雨が降って寒かったこともあり、休憩場所の金沢白鳥路ホテルに移動しました。

 その8につづく・・・


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その6 五箇山~石川県境)

2015-05-03 12:11:48 | ウルトラマラソン

  カレーを食べて、約10分の滞在で39エイドを出発。

 ここから4キロで300mの標高差を駆け上る五箇山の山登り区間に入りました。

 五箇山トンネル入り口の分岐を左折してすぐ、金沢まで50キロの表示を確認。この表示を見ると、「あとたった50キロだ」という思いが強くなります。

  途中、相倉合掌集落の入口を通過して行きます。

  朝焼けがきれいでした。

 ちなみに、この区間はこれまでほとんど全区間歩いていたのですが、今年は(なぜか)脚に余力があったので、少し傾斜がゆるいところは走って登ることができました。

 そして、分岐点から登り始めること約30分で、山の頂上近くの40エイドが遠くに見えてきました。

  そして、5時48分。40エイド(202キロ)に到着しました。
 エイドの人に、「今までの通過者で一番元気だね」と言われ、ちょっと上機嫌でした。

  そして、梨谷トンネルをこえて。間もなくスタートから24時間というところで全長約3.2キロの五箇山トンネルに到着しました。

 (ちなみに、今回が人生初の24時間走200キロ超えでした。)

  この時間の五箇山トンネルは走行する車も少なく。快調に走ることができ、約20分で通過(1キロ約6分ちょうどペース?)

 トンネル出口では、「タマゴンさん」をはじめとした41エイドスタッフに出迎えてもらいました。

 41エイド(207.6キロ)には6時26分到着。
 この41エイドに着くと、残りは約フルマラソン1回分。あと、たったフルマラソン1回だけ走ればゴールだ!と思う場所です。

そして、ここから42エイドまでの4.4キロは、延々と続く急な下り坂。
以前調子に乗って1キロ4分台で走ってその後脚がボロボロになったことがあったので、多少自重して1キロ5分ペースで下って行きました。

  そして、南砺市大鋸屋(おおがや)の42エイド(212キロ)に6時53分に到着。

 ここで、夜間装備をすべて預けました。

 そしてここの名物は、たこ焼き。何回か品切れで食べられない時がありましたが、今年は食べることができました。

  ここからは、久しぶりの?平地区間でした。
 2年前の大会からコースになった城端駅前を通過し…

 7時25分に43エイドに到着。

  その後も、平坦な福光市内を1キロ6分半ペースで走り…

  44エイドの「道の駅 福光」に8時10分に到着しました。

 ここのエイドは、「小島プレス」が担当しているのですが、2,300m手前で出迎えてくれて、飲み物などのオーダーを聞き走ってエイドの人に伝え、ついたらすぐに提供してくれるという嬉しいサービスをしてくれるエイドです。

 ちなみに、画像にある「233km地点は223kmの誤りなので、ちょっと指摘してしまいました…

 ここで、うどんなどを食べて出発しました。

  道の駅福光を過ぎると、上り坂区間が始まります。ここの坂はいつもはあることが多いのですが、今年はここもほとんど走ることができました。

  そして、新蔵原トンネルを過ぎ、しばらく走ると8時46分に今年は復活した45エイド(228.6キロ)に到着。

 このエイドがなかった年はこの区間がとてもきつかったので大変助かりました。

  そして、エイドを出発して、石川県境に向かっていると、後ろから軽快に飛ばしてくる人が…

 よく見るとU島さんでした。 

  並走をしたかったところでしたが、この時走りすぎで足の裏が痛く、ペースを上げられなかったので先に行ってもらいました。(抜かれてから3分もしないうちに視界から消えてしまいました…)

 そのような症状が出ていたので、県境への急坂は、歩き走りで乗り切り、9時15分ころ富山、石川県境にたどり着きました。

その7に続く…


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その5 荘川桜~五箇山入口)

2015-05-03 10:48:57 | ウルトラマラソン

  毎回この区間は、真っ暗で記録の画像数も極端に減り、さらに眠くなる時間帯なので、記憶に残っていないことが多く、手抜きになりがちな区間になっています…

 気温を撮ったはずの画像ですが、完全にぶれていて、4℃か1℃かよくわかりません…

 御母衣湖湖沿いをしばらく走り22時13分に29エイド(147.8キロ)に到着。

そして、御母衣ダムの横を通過すると、前方右手電源開発の電力館(30エイド・152.8キロ)が眼下に見えてきました。

 この電力館エイド、コースから片道200m近く離れているので、例年このエイドを素通りする人が何人かいたのですが、今年は開会式後のオリエンテーションで「立ち寄るように」という指示があったのでほぼ全員が行ったものと思われます。

 電源開発エイドから約4キロ下っていき、平瀬温泉入口へ。看板があるので間違えずに右折…

 31エイド(156.6キロ)の平瀬温泉白山タクシーには23時18分に到着。

次のエイドが急遽閉鎖になったことから、次のエイドまでが11.7キロありました。

  この区間は単独走で、走っている車もほとんどなく、深夜帯という眠くなる条件がそろっている区間だったので?予想どおり「蛇行走行」をしてしまいました。

 このころの気温は5℃。
 このときは夜間走行モードで、(工事関係者がつけるような)反射板つきベストを一番上にきて(そこにナンバーカードをつける)、その下にウインドブレーカーなどを着ていたのですが、この気温だとエイドから出発するころはウインドブレーカーを着ないと寒い、しかし、走り始めてしばらくすると暑くなるという状態。暗い道の中でそのたびに脱ぎ記するのが面倒でそのまま走りましたが、とても走りにくい環境でした。

 11.7キロの魔の区間を越えて、白川郷入口の33エイド(168.3キロ)に0時53分に到着。
この区間に約1時間半かかりました。蛇行走行でかなりタイムロスしたはずですが、この区間は全般的に下り坂だったので、平均1キロ7分のペースでおさえることができたみたいです。

  深夜の時間帯でも、応援してくれる人がいるのは、とても力になります。

 そして、深夜1時に白川郷の荻町集落を通過。 ほとんど真っ暗で何も見えませんでしたが、(画像は、たまたま電気がついていた合従つくりの家の明かり)

  34エイド(172.6キロ)の道の駅白川郷に1時21分に到着。
 (ちなみにこれまでは、はやくても3時ころの到着でした。)

 この付近になると、眠気のピークも過ぎていたので、(何を食べたか忘れましたが)食事をして寝ずに出発しました。

  次の「かんなかべ」エイドまではトンネルが連続する区間で、暖かいので例年眠くなるのですが、ちょうどこのころ後ろからJさんとHさんの2人が軽快な走りで追いついてきて。しばらく一緒に走りました。2人は走る速度がほぼ一緒だったみたいで、最後は別々になったみたいですが40キロ先の福光付近まで一緒に走っていたみたいです。
 超長距離走の時は、ペースが一緒の人と走ると相乗効果で好記録を出せることが多いので、私もしばらく2人について行きましたが、彼らのペースが少し速かったのでエイド到着後に離脱しました。

 35エイド(178.7キロ)には、2時11分到着。
 ここで暖かい食べ物(何を食べたかまでは覚えていません)をいただき、出発しました。

  ここから先は、橋を渡るごとに、富山県と岐阜県を行き来する「飛越国境」区間。

 例年この付近を走るときは、日の出後なのですが、今年は暗闇の中走ることになりました。

  そして、この国境区間の中にある36エイド(183キロ)に2時54分到着。
固定施設がないところでのエイド開設、とてもありがたかったです。

  飛越国境を越えて、本格的に富山県内に入り赤尾ダムを通過すると、「ささら館」エイド(37エイド186.6キロ)に3時17分到着。

  ここで、コーンスープとおかゆをいただいたような気がします。

 ここも5分前後の滞在で出発。 
 例年は、この先の新屋橋にある、民謡演奏のボタンを押して演奏を聴きながら通過していたのですが、まだ深夜ということで自重して、先に進みました。

 その後、五箇山インターへの上り坂も走って登ることができ、真っ暗な中「菅沼集落」横を通過したので、毎回とっている菅沼集落の画像は撮れませんでした。

 38エイド(193.2)キロに4時14分に到着。

 「こきりこの里ゲート」付近でフランスのピエールさんと並走。一晩走って頭の回転が遅くなっているところでの英語で質問されましたが、ほとんど回答できませんでした…

  そして、このころから周りが明るくなり始めました。

  39エイド(197.3キロ)の「五箇山タクシー」には、4時55分に到着。

  ここでの名物は、カレー。と、いうことでカレーをいただきました。
 これまでも、ここのカレーを食べて復活した縁起のよいカレーを食べて、後半の難関、五箇山の山登りにむかいました。

その6につづく・・・


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その4 白鳥~荘川桜)

2015-05-02 01:50:52 | ウルトラマラソン

 白鳥のエイドを過ぎてからの約20キロは、前半の山場の「ひるがの」の山登り区間になります。

 このころになると、だんだん日が陰ってきて、気温も16℃になっていました。

 遠くに見える山には、まだ雪が残っていました。

そして17時半ころ、22エイド(112.5キロ)道の駅白鳥に到着。

ここのエイドは、裏メニューで「鶏ちゃん焼き」があり、胃の調子も絶好調だったのでいただきました。(ただ、この肉は以前噛み切るのに苦労した経験があったので、2切れだけいただきました。)

 関から並走していた長良川鉄道も、北濃駅が終点。ここから道路の傾斜がきつくなっていきます。

午後6時を過ぎると、気温が13℃まで低下していきました…

 18時10分ころ23エイド(117.9キロ)に到着。 例年だと周りが暗くなっている場所なのでちょっと違和感がありました。

その後、道路わきに雪が見えるようになってきました。

 まもなくあたりが暗くなる18時50分ころ、気温が9℃になっていました。

 そして18時53分に24エイドに到着。 ここで、防寒の厚手のウインドブレーカーを受け取りましたが、気温が予想よりも下がっていなかったので、上着だけでズボンはそのまま返却しました。

 そして、豚汁を食べてからだを温めて、19時ころに出発。

 ここからはつづらおりの急こう配の道が続くので、いつもはほとんど歩いているのですが、今年はなぜか脚が動き、1キロ6分半くらいのペースでほとんど走って通過。

 19時半ころに最高地点を通過し、分水嶺公園に到着することができました。

 少し寄り道して、分水嶺を見に行こうと思いましたが、周りが真っ暗で、さらに地面が雪に覆われていたので断念しました…

 そして、19時33分にちょうど真ん中の25エイド(128.4キロ)に到着。

 前回出場した2013年大会はここで眠くなり、45分の休憩をしてしまったのですが、今年は全く眠くなく、おでんとコーラをいただいて、5分くらいの滞在で出発しました。

 ひるがのの分水嶺を越えると、しばらくは下り坂。約6.5キロ先の26エイド(134.7キロ)には20時19分に到着。

 この時点で通過順では13番になっていました。(このころは、これから失速してどんどん順位が落ちて行くのだろうと思っていました…)

 この付近では、岐阜市付近でも一緒だったU井さんと並走して走っていました。

そして、全区間で一番短い区間の2.7キロ先の27エイドに20時41分に到着。ここも短時間の滞在で出発した(と、思います)

 そして、U井さんと話しながら走っていたら、いつのまにか荘川桜に到着していました。
(28エイド(143キロ)21時24分到着。 例年より1時間以上早く到着しました。)

 荘川桜はライトアップされておらずほとんど見ることができませんでした。(開花はまだ先みたいでした)

 ちなみに、この時点での気温は4℃。例年より少し暖かいみたいでした。

 ここから先は、トンネル区間が続き、例年寝ながら(蛇行しながら)走る魔の区間に突入していきます。

その5につづく・・・

 


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その3 美並~白鳥)

2015-05-02 00:56:34 | ウルトラマラソン

 道の駅のエイドを出発してしばらくすると、鯉のぼりを掲げている民家を発見。

都会ではめったに見かけない風景でした。

 そして、この美並は、木彫りの仏像をのこしたことで有名な?「円空」のふるさと、ということで橋の欄干に彫刻が置かれていました。

 その後、美並郵便局エイドを経て、美並インター入口付近にある日本まん真ん中センターの「日時計型屋根」を臨む…(屋根の長さは、みなみだけに37.3mだとか・・・)

そして、75キロ地点付近で、女子トップのKさんが追いついてきて、そこから約15キロ並走しました。

 この付近では、長良川鉄道と並走していて、何回か列車(単車?)とすれ違いました。

13時40分ころ、第15エイド(77キロ)に到着。このころは、1キロ6分ペースで走っていました。

 この付近の桜は、ちょうど葉桜になったばかりといった状態でした。

 その後も長良川鉄道と並走して走って行きました。

 14時5分ころ16エイド(81.4キロ)に到着。 ここで、6時スタートのTさんに追いつきました。

14時20分ころの気温は20℃でした。少し気温が高いですが、エイドごとに頭に巻いていたタオルを水にぬらしていたのと、風がありあまり暑さは感じませんでした。

そして、14時半ころ17エイド(85キロ)を通過。このエイドの先では今年も「お嬢様」方に応援しもらいました。

 そして、八幡町内にはいった頃、また神輿を発見。ここも毎年同じ時期に祭りが開催されているみたいです。

 そのごも、長良川鉄道と並走…

 

そして、午後3時に、18エイド「喫茶ぷらんたん」(90.4キロ)に到着。

 この店のマスターとは、お知り合いなので、エイドによる前に店に入り、到着の報告をしました。

 

今年も、元気な姿を見せることができてよかったです。

 そして、エイドステーションへ移動。 「ぷらんたん」で挨拶しているロスタイムのうちに、Kさんは出発準備を終えていました。 と、いうことでここでお別れをしましたが、このあと兼六園まで追いつくことができませんでした…

 ここから、また単独走が始まりました。 その後しばらく走り、大和町に入ったころ、桜が満開になっていました。

 そして、19エイド(96.2キロ)は名物エイドの「本田よの」エイド。90歳を超えても元気なよのばあちゃんと握手をして元気をもらいました。(画像は手で顔が隠れていますが・・・)

ここの桜がきれいだったので、記念撮影・・・

今回は、24時間電池が持つ、GPS時計をつけて走っていましたが、そのGPSがちょうど100キロを示したので、記念撮影? 信号待ちとエイド休憩を含めて10時間4分とほぼ1キロ6分ペースで100キロを走ることができました。

そして、第20エイドを通過して、まもなく白鳥町の中心部というところで、U島さんに追いつきました。 

 その後も、満開の桜などを眺めながら先に進んで行きました。

16時40分ころ、白鳥の商店街入口に到着。

 21エイドへの折り返しの道で、実力者のH置さんとすれ違いました。

 そして、16時44分に21エイド(106.9キロ)の白鳥駅前に到着。
(過去5回の白鳥到着時間の平均が17時15分くらいなのでかなり早い時間での到着でした。)

 

 ここで、預けていたヘッドライトと反射板つきベストと長そでTシャツを受け取り、夜間走行の準備その1が完了しました。

ここで、着替えと、おにぎり等の食事をして、約10分の滞在で出発しました。

その4に続く…


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 (画像編その2 岐阜~美並)

2015-05-01 01:04:32 | ウルトラマラソン

  35キロからしばらくは「イベント区間」でした。

 まずは、第7エイドをすぎてすぐ。今年もお姉さんが、選手全員にプレゼントを渡しながらの応援がありました。

  そして、岐阜市琴塚付近で、これまた恒例の民謡の演奏による応援。今年は、郡上おどりとのコラボレーションでした。

  そして、約40キロの第8エイド。ここで初めての「おしぼりサービス」

 ここで、スタート直後に落としてしまったタオルの代替のタオルをもらい、以降頭に巻いて走って行きました。

  そして、岐阜市と関市の境付近で、「2015さくら道国際ネイチャーラン ランナー通過中 走行注意」の表示を発見。 この後10回くらいこの表示を見ることになります…

  午前10時を過ぎると、日差しが強くなり暑く感じるので、冷たいおしぼりを持って出迎えていただくのがとてもに助かりました。

 そして、45キロ地点。地面にさくらの印が点々と…

  それをたどっていくと、45.6キロ地点の「大和工務店」にたどり着きました。
そこで、応援していただいているTさんの応援を受け、記念撮影もして先に進みました。

 Tさん、応援ありがとうございました。

  そして、関市の中心近くでは、こども神輿?が始まりそうなところを通過…

  そして、スタートから約4時間50分が経過した、10時56分に約50キロの第10エイドに到着しました。

 この第10エイドの名物は、そうめん。と、いうことでわんこそば状態で3杯くらいいただきました。

第10エイドの先で、信号待ちのロスタイム3分くらいかかったのち、美濃市方面に向けて北上…

第11エイドでは、スイカが置いてあったので、迷わずいただきました・・・

 第11エイドをすぎてしばらくすると、長良川に合流。ここから長良川沿いのコースが続いていきます。

  正午前の気温は17℃、そこまで暑くなっていなかったので、走りに影響はありませんでした。

  そして、第12エイドのみちくさ館に到着。

  ここでは、お知り合いのUさんが、エイドスタッフをしていたので、記念撮影…

  そして、毎年撮っている岩を撮影しながら先に進んで行きました…

  そして、このコース初のトンネル。このコースは、歩道部分がほとんどないトンネルも多いので、走るときには後ろからの走行音に敏感になります…

  そのトンネル区間を通過した直後に、実力者のH吉さんとT田さん(と韓国人選手)に追いつかれました。

  まだ、序盤だったので積極的にはついていくことはせず、マイペースで走って行きました。

  そして、12時41分(スタートから6時間半)に67キロ地点の道の駅美並に到着しました。

 気温が20℃近くあり、半袖のままで十分だったのですが、薄手のジャンパーをここに預けていたので、腰に巻いて出発しました。

  その3につづく・・・

 


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 画像編(その1 スタート~35キロ)

2015-04-28 00:29:31 | ウルトラマラソン

  いよいよ、大会当日。
 午前4時半ころに起床して、前日購入していた弁当の朝食をとり、午前5時過ぎにホテルを出発。スタート地点の名古屋城には5時半ころに着きました。

 

 この大会は、交通規制をしていない関係で、3分おきに20人ずつ7組に分けてスタートします。

 私は、第4組でのスタートということで、6時9分に名古屋城本丸御殿前をスタートしました。

 スタートして約200mで城門へ、毎度のことながらスタートで飛び出してしまい、この組のトップで城門を通過しました。

  スタート直後の、歩道橋から名古屋城をながめ、先に進んでいきます。

  この大会は、道路の規制対象外の大会なので、信号が赤になると止まる必要があります。

 そこで、赤になる前の青点滅で一気にペースを上げたくなるのですが、これをやるとけっこうあとでダメージが残ってしまいます。

 スタートして約35分でキリンビールの名古屋工場・・・・・

 約40分で清州城横を通過して行きました。

  そして、スタートして約1時間で初めてのエイドステーションの第2エイド(第1、第3エイドは数年前から設置されていない)に到着。(信号待ち等も含めて、1キロ6分弱のペース)

  そして、このエイドの先で、9分前にスタートしていた「ミスターさくら道」K田さんを追い抜いて行きました。

  午前8時前。20キロ手前の一宮市街で、今年も自転車通学の中学生?の列とすれ違いました。

 約20キロの第4エイドに約1時間50分で到着。
コーラとイチゴなどをつまんで、2,30秒の滞在で出発しました。

 午前8時15分ころ、道路上の気温表示は11℃でした。

  そして、愛知県と岐阜県の県境の木曽川鉄橋の手前で、9分後にスタートしたU島さんが颯爽と追い抜いて行きました。(この時には、その後何回も抜きつ抜かれつの争いをするとは思いもしていませんでした…)

  そして、木曽川の鉄橋。

  対岸の鉄道橋には、残念ながら電車は走っていませんでした。

  鉄橋を超えて、岐阜県側では、たくさんの人の応援を受けました。

  そして、笠松のペットセンターを右折して、岐阜市内に向かいます。

  そして、岐阜市内に入り、第5エイドに到着したところで、昨年の上位ランナーに続々と追いつかれ始めました。

 そこから、次のエイドまでの約5キロの区間は「ナンバー1(H置さん)・2(Kさん)・3(O島さん)」の上位常連組について走りました。

 名鉄本線の踏切は、運よく引っかからなかったのですが、各務ヶ原線の踏切に引っかかって約1分のロス…

  その間に実力者のM下君が追いついてきました。

 さらに、国道156号線に入ってから、Y岡さんと、Y口さんも合流。

 第7エイドには9時半(スタートから3時間20分)に到着しまし

 この先も、多少無理すれば集団についていけたのですが、まだ序盤も序盤なので、自分のペースを守ることを優先してこのエイドで、数段から離脱しました。

 その2につづく・・・


2015さくら道国際ネイチャーラン完走記 画像編(その0・スタート前)

2015-04-27 21:38:03 | ウルトラマラソン

  大会が終了してから、一週間が過ぎてしましたが、これから「さくら道国際ネイチャーラン(名古屋城~金沢兼六園間・250キロ)の完走記を随時更新していこうと思います。

 まずは、大会前日の金曜日。この日は午後3時から開催される名古屋城近くの「ホテルKKR名古屋」で開催される開会式に出席するため、名古屋へ移動。

 ただ、今回の行きは、あえて新幹線は使わず、中央線まわりで行くことにしていました。

 と、いうことで、午前9時発の特急あずさに乗車…

  中央線のダイヤ乱れの関係で5分くらい遅れて運行していました。

 約1時間で、山梨県に入りました。笛吹き桃の花がきれいでした。

 小淵沢を過ぎたころから、満開の桜を数多く見るようになりました。(ただ、この区間は雨でしたが…)

  そして、11時50分に塩尻駅に到着。続いて12時3分発の特急しなのに乗り換えて、中津川へ…

  この沿線も、しだれ桜などがきれいでした。

  川沿いの桜並木がきれいでした。

  木曽川に沿いながら走っていました。

  特急は中津川で下車し、そこから快速電車で大曽根駅へ、そして名鉄線で名古屋市役所近くの東大手駅へ。 

 東大手駅に着いたのが14時45分ころだったので、荷物を抱えた状態で、開会式会場まで約1キロを走ることになってしまいました。

  開会式会場には、15時3分ころ到着。
 ちょうど開会式が開始になった時でした。

 大会会長の岐阜県郡上市長の挨拶、来賓のあいさつの後、出場者132名の名前等の紹介が行われました。

  選手紹介の後は、選手代表挨拶。主催者の郡上市白鳥町出身の日置君が、「さくら」道への思いを話してくれました。

  開会式・オリエンテーションが終了したあとは、大会中、コース上に設置されたエイドステーションに預ける荷物の提出・・・

 今回は、67キロの道の駅美並に薄い防寒具と、モバイルバッテリー。107キロの白鳥に、長そでシャツ、夜間走行用の反射テープつきベスト、ライト。124キロの高鷲に防寒具、212キロの大鋸屋にTシャツと替えの靴下などを預けました。

  ちなみに預けられるのは、行程中13か所ある「L」エイドのみ・・・

  荷物預けは、午後5時40分くらいまで受付していました。

  荷物預けが終了したのち、参加者のOさん主催の前夜祭?@世界の山ちゃん本丸店に出席。

 会での話題は、超ウルトラマラソンの話ばかりでした。

  午後8時過ぎに会は終了し、その後栄の外れにある「紀州鉄道ホテル」にチェックイン。

 翌日の朝食等の買い物などをして、 午後10時過ぎに就寝しました… 

 その1に続く…