やいまの島々美しゃ・心美しゃ

 やいま(八重山)のブログへ、おーりとーり♪ タイトルは
「しまじまかいしゃ・きぅむかいしゃ」と読みます。

「み」からはじまる絵本2巡目

2023-06-22 | 読書

「み」の2巡目は、珍しく3冊すべて、外国の作家さんのものを借りてきました。

 

みみずくと3びきのこねこ アリス&マーティン・プロベンセン さく きしだえりこ やく ほるぷ出版

ペン画のような軽快なタッチの絵がかわいい。

タイトルの、みみずくと3びきのこねこ、が絡んでくるのかと思いきや、前半がみみずくの話、後半が3匹の子ネコの話、という変わった構成です。

無表情なのに可愛いみみずくと、上目遣いでにやっとしているのがこれまた可愛い猫たち。

農場のたのしい雰囲気が伝わってきます。

 

3日ずつのおくりもの レミ・クルジョン/作 こだましおり/訳 文溪堂

ひいおじいさんうさぎのホープと、ひまごうさぎのリトル。

ホープじいさんの畑を手伝うリトルはおじいさんがどうしてそんなに年寄りなのか、その秘密を聞く。

この作品のタイトルの、3日ずつのおくりもの、というのは3日ごとになにか贈り物がある、というのではなくて、親戚一同が一人一人、おじいさんが3日ずつ長生きするようにと願った、ということなのですね。

でも長生きしすぎるのも大変なので、CDやDVDが欲しい、とリクエストするホープ爺さんがなんだか現代的で面白い(笑)

最後は、死ということも避けられないストーリー。

「けれども、リトルにはホープじいさんのおもいがわかっていた」という言葉が深いです。

 

みえないこいぬぽっち ワンダ・ガアグ作 こみやゆう 訳 好学社

小さめサイズの絵本ですが、文字は多め。

ストーリー展開が、どうなるんだろうと面白くて引き込まれます。

そもそも、みえないこいぬ「ぽっち」は、なぜ、見えないのだろう!?その理由は謎だけれど、ぽっちが見えるようになる過程が楽しめます。

コクマルガラスが教えてくれた魔法と、「ああ、いそがしや ああ、くらくらする」という呪文(?)がこれまた面白い(笑)

マージニア・リー・バートンさんの『ちいさいおうち』を思い出させるような柔らかいタッチの絵も魅力的ですね。

ちなみにワンダ・ガアグさんは、2019年に読んだ『ABCうさぎ』の作者さん。

 

次は「む」です。少なかったら「め」と合わせて3冊になるかも。。。















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