古庵の書斎から

日々のエッセイ

古庵の書斎 408

2016-01-20 08:58:42 | エッセイ
スマップ解散
 
数日前のTVバラエティー番組で、中日の平田選手が球場のロッカールームでの様子を語っていた。雰囲気は暗いし、ほとんど会話はないと。これに対してスマップの中井氏が「俺たちも舞台裏ではメンバーが話をすることはほとんどない」と言っていました。
 表では仲良しを演じていても、裏では結構ギスギスしているのだ。利害関係にある現役の人たちはそうなのだろう。その点今の私はテニスの仲間にしろ、合唱の仲間もみんな和気あいあいだ。多少の好き嫌いはあっても利害関係にないから気楽なものだ。

古庵の書斎 407

2016-01-15 13:30:43 | エッセイ
ベッキーの不倫について
 その釈明会見を見ていて強く思ったのは、盛んに「申し訳ありません」と頭を下げて謝罪していたことです。不倫相手の身内の方になら理解できるが、見ている私たちには謝ってもらう理由はない。恋愛だろうが不倫だろうが、私的な行いであり、なんら法律に抵触するような行為ではない。相手も本人も立派な大人であり、他人がどうこう言うことでもない。世間に謝らなければならないようなことは何一つやっていない。
 所属する事務所やコマーシャルのスポンサー向けならテレビを使ってやる必要もないのでは。

古庵の書斎より 405

2016-01-13 18:30:43 | エッセイ

 成人式
 昨年、私は学区連絡協議会の副会長をやっていて、成人式に列席した。そして、式の最後の閉会の言葉を任された。普通なら「以上をもちまして平成27年度成人式をお開きにいたします」と言えば済むのですが、それでは面白くないので一言付け足した。
 曰く「今のあなた方は長い人生の中で一番強く美しいトキです。しかし、その強さと美しさははかなく一瞬のことです。だからこそ、その今をことのほか大切に過ごしなさい」と羨ましさと悔しさと、愛おしさの混ざった複雑な気持ちで述べてやった。

名古屋城の改築より街を美しく

2016-01-12 18:10:43 | エッセイ
城の改築より街を美しく

 今、河村名古屋市長は名古屋城の改築にたいそうご執心である。その総予算は270~400億円と見積もられている。観光の目玉になるような処がほとんどない名古屋になんとか名所をということらしいが、コンクリートを木造にしたからと言って観光客が劇的に増えるのだろうか。私は反対である。
 長年名古屋に住んでいて思うことは、緑や花が少なくてなんとなく潤いがないというか埃っぽい街というものである。北区の私の周りでも公園はあるが花がまったくない。街路樹も少ない。自転車専用レーンはまったくない。
 ヨーロッパに行ったらすぐに気が付くのは街が緑と花に満たされていて、自転車専用レーンが縦横に整備されていること。けばけばしい宣伝の看板が少ないこと。
 400億円があったら、これらのことのかなりが実現可能ではないか。観光客誘致も結構だが、そこに住んでいる私たち市民の心の豊かさにも気を配ってほしいと強く思うのである。