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MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



サッカーは生身の選手が奏でるハーモニーで成立する興行だ。

クラブは選手と契約する。選手は自分たちの会社の社員ではない。だから契約期間が過ぎると立ち去る。当たり前のことだが、在籍期間が長い選手が退団すると悲しいと思ってしまう。それは愛着があるからだ。如何に契約社会と言っても、人間に感情があり、そこに愛情があると、別れは辛い。

おいらは2003~2004年seasonのSerieAのCampionatoでMilanが優勝するシーンをSan Siroで観られた。相手はローマ。勝った瞬間から沸点に届いたままの感情でスタジアムからDUOMO迄騒ぎながら歩いて帰り、DUOMO前の広場で知らない人と抱き合ったりして騒いだ。クラクションが鳴り響き、ベランダから旗が出され、Milanistaにとって久々の歓喜を存分に味わった。このカタルシスがあるからこそ、サッカーは楽しいのかも知れない。勿論勝てる年ばかりではない。負けるチームだって当然ある。それがスポーツである。が、逆に優勝した年のメンバーはやはり覚えているものだ。誰がレギュラーで出ても良いくらいパフォーマンスは良かった。怪我から復帰したインザーギがアップし始めるとSanSiroはPippoのチャントで出迎える。Pippo、同い年だから殊更思い入れが深い。
当時はazzurriの主力だった、Ringhio。ガットゥーゾが走ると相手が倒れる。倒れると吠える。吠えるとスタンドは沸く。Milanの中枢だった。ディフェンスラインの真ん中にCAPITANOのMaldiniと一緒に君臨していたNesta。どう考えても最高級の選手だった。こんな屈強なディフェンスはいなかった。LAZIOから移籍してきてくれて本当にありがとう。

おいらは一生忘れない。

三人のCANPIONE。

ありがとう以外何も言えない。退団してもこの先一生好きなseasonは2004のチーム。Pippo、Ringhio、Nestaがいたことは何かにつけてMilanを語るときに絶対語り継がれる。この先どこのクラブに行こうとも忘れないし、ブーイングで迎えるけど、最大級の愛情だと思っておくれ。

そしていつかMilanに戻ってきた時は最高級の拍手で迎えるよ。ありがとう。



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