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MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



ずっと書い続けていくであろう、漫画の一つ。

ただ、正直言うとね、ホント、正直なところ、絵はあまり上手くないと思う。。。何ていうか、粗い、感じがしていて、今までのおいらだと絶対に選ばないような漫画かな。でもね、この漫画は大好きなんですね。いや、ホントに。書い始めて良かったなぁ、と心底思っています。


漫画には、美しさを求めている部分と、ストーリーの重厚さ、示唆に富むような部分とが個人的にはあって。


前者で言えば、昔なら、きたがわ翔先生、北条司先生かな。CAT'S♥EYEの瞳さんの美しさに小学生の時に魅せられましたなぁ。あと、永遠の美しさ的な観点で言えば松本零士先生のメーテルでしょうか。あの目が細い、ブロンドロングヘアーは、自分だけではなく美しいと思う人は多いと思われ…。別に二次元コンプレックスとかで生きてきた訳ではないのでw、漫画のキャラを絶対視して、それが女性に対して見る基本、とかではないんですけどね。逆に、漫画だからこそ、現実世界にはいなさそうな美しさを求めている、的な。


後者で言えば、MASTERキートンが代表的な感じかな。もう、これは不朽の名作、です。絶版にはなったけど未だに意味不明だもんね。教科書として読ませても良いかなと思うくらい素晴らしい作品。あとは、かわぐちかいじ先生の「沈黙の艦隊」とかね。考える訳ですよ、一緒にね。ただ読むだけではなく。そしてその考えたことが、何かしら人生の糧になる、と言うことを、漫画に求めている部分だったりする。



この重版出来、と言うのは、タイトルの文字通り、出版業界の内容ですが、これがその業界の内容だ、と言うことは読んでみないと分からない部分があることが素晴らしい(と個人的には思っている)。


大体、そもそも、この「じゅうはんしゅったい」と最初から読める人、世の中にそんなにいないと思われる。意図的にこの漢字の並びをなんだろう、これ?と思って調べようとしない限り、日常生活では絶対にぶち当たらない単語だから。絶対ない。ぜーーーったいにないからね。専門用語にも程がある。もしこれがスーーッと入ってくるとしたら、それは出版業界の人以外では絶対にない。逆にね、専門用語で難しい、、、と思わせておいて、それでいて、実態が出版業界的に「あるある」となるような話しなのかな?と思われるからこそ、知らない世界を垣間見ている、その面白さに触れられる訳で。。よくある業界モノは、およそ脚色が強すぎて、殆どのことが、その業界の人からすると、そんなことうちの業界ではぶっちゃけないよねー、的な口調で語られる。全般的にないことは単なる嘘になってしまうので、脚色と言うか、「盛った」状態で描かれるのだとは思うけど。。。この重版出来も、出版業界の人、漫画編集部の人に言わせると、こんなことしてないよ、となるのかも知れないが、なんとなく本物の漫画家側から見た雑誌社、編集者と言うことで比較的、信憑性が高いのでは?と個人的には思っている。知りませんよ、おいらは出版業界にいる訳ではないのでね。でもね、仮にホントか嘘か分からなかったとしても、この漫画自体に、読者がなんらかの拒否反応を示すようなことが描かれておらず、逆にスーッとね、漫画家さんとは編集者はそう言う付き合い方しているんだねー、と知らないことが描かれていても面白いよね、と価値を見出しているからこそ、第10巻に辿り着いたのだと思う。中々大変だと思うんですよね、10巻まで行くのって。


この漫画シリーズはホント、好きです。


ある意味マニアック過ぎて?ドラマは低視聴率だったのかも知れないですが、僕はあのテレビドラマ自体も、この漫画で描かれている世界観が見事なまでにシンクロしていて(し過ぎていたから一般受けしなかった?)とても素晴らしいと思ったんですよね。

これからも買い続けますよ、この漫画は。

重版出来!(10) (ビッグコミックス)
クリエーター情報なし
小学館


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