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MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



携帯を使用しての不正入試と言う事態が発覚した。

これって今年初めて発覚しただけで去年までもあったのではないだろうか。今時、カメラは非常に小さく、またカメラも極めて小型化している。Wifiなどを含めたトランスミッターも考えられないくらい小さい。また、受信側にしても時計だのペンのサイズのディスプレイ等いくらでもある。

だとしたら、例えば携帯電話を含めて一切外部とのやり取りを遮断する装置を付けることから始まり、携帯の一時預かりや、時計の使用も大学側が提供するなどした方が良いだろう。また、筆記具に関しても大学側が貸与する鉛筆やシャーペンなど限定すれば良い。そこまでしなければならないのか?と思うが、今のテクノロジーをアイボリータワーは多分検知仕切れていないのだろう。

そして刑事告発をすると言うコメントをニュースで聞いたが、大学自体の無知による不作為と言うことは有り得ないのか?!

京大の副学長が言っていたが入試は大学自体の一つの重要な施策の一つで資産の一つでもある、と。であるならばその保護に付いては最善を尽くすべきであるが、テクノロジー面、オペレーション面での不作為があったのだと思わざるをえない。試験監督の適正配分等に付いては今までと同数で良いのかの検討をこのような問題が発覚する前からしておかねば、大学側は何をしているのか?と言われてしまうリスクだってある筈だ。

他のシーンで言えば、今の大学生はWEBでエントリーをする。

そんなWEBエントリーの際に試験があったりするが、これを本人が受けていると言う可能性は100%ではない。と言うか相談したりするだろう。人生が掛かっている訳だから、自分自身の力のみでWEBテストを受けると言う“武士は食わねど高楊枝”的な発想で企業側が考える性善説を守る学生は少ないだろう。彼氏がいればその人に頼るとか、より賢い人がいれば男性だろうと女声だろうと同席を依頼するのは考えられる選択肢だ。入試はその場に行って公正に行われることを前提にしているし、実際入試は公平なハズだ。しかし就職活動など公平でも公正でもなんでもなく、マキャベリズムで行うものだろう。口を開いている雛に餌を運んでくれるような、そんな親鳥はどこにもいない。自らで考えられる最善と思う策が他人と同じで不正が検知されないのであれば利用する、と考えるのは今の学生ならするのではないか?

おいらたちの時代にはそんなシステムなかったからやりようがなかったけども、テクノロジーが進化すればそれに対してManagementサイドも対応策を考えていく。イタチごっこになるのは眼に見えているが、そうでもしなければ狡猾さの前に平伏すだけだ。

最後に言っておくと、基本的なスタンスとして不正入試をしてまで京大に入ろうとしている人のことは認めたくない。たとえそれが一生バレなくても、それを実行した者はいずれどこかで痛い目に遭う。絶対にだ。精神状態が正常なままでその後の人生を生きていけるとは思えない。死ぬ直前まで行なったことを誰にもバレなかったとしても、息を引き取る瞬間にきっと思い出す。そして嫌な気持ちで死んでいく。間違いない。死に方、生き方どちらも不正に満ち満ちたままではまともなものになるとは思えない。

日本において入試とは人生を決めるものであることは自明だ。

入試が全くの公平、公正に存したものにならなければ、ただでさえ崩壊している日本の教育体制は完全に崩壊する。そして日本の将来も危ういものになる。入試と言うイベントの主催者は大学だ。大学側が先ずは不正検知に全力をあげて、起きない環境を構築すべきだ。

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