MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



今回のおいらの誕生日旅行では、自分で作る体験が出来る場所を奥さんが探してくれていた。

 

我々は今まで、陶芸とか、サンドブラストとか、硝子のコップ造りとか、判子とか、色々な所で色々な物を作ってきた。今回、豊岡と言う事で鞄、若しくは革小物から何かしらを作れる所を探していた。豊岡市内で、可能な工房のWebを見ていたが、中々ない。然し乍らダメ元で電話をしてみた。が、残念乍ら、予約は出来ず、自分で作れる物の範囲は限られていた。


それでも行くことにしたのは、結果論大正解であった。


何故なら、今、猛烈に必要なものが一つあり、それをどうしても作りたかったからである。と言うか、あるならばそれ自体を買おうかと思っていたほどである。何かと言えば、PUMAのビジネスバッグのハンドル部分をつなぎ合わせる留め具が馬鹿になっていて、それをオーバーラップさせるような革小物が欲しかったのである(名前不明)。その事を伝えたら、お店に行って伝えたら可能である、と。但し、ミシンは使えない、と。


で、出来上がった物がこちら。

当然、革の色も選びました。外は赤ですが、中は黒。満足度高い。

ステッチの色は革にそれぞれ合わせました。使用しているイメージはこんな感じ。

 

この工房は遊鞄(ゆうほう)と言うお店。

中には数々の機械が。革用のミシンだそうです。

これなんかは、おいらと同い年の裁断機。まだまだ現役で、素晴らしく性能良かったです。

奥さんはペンケースを作成。嬉しそうで何より。とても良い色の革でした。

そして、お店の人に作ってもらうことを前提に革のトートバッグを作る事に。はっきり言って、結果論、無茶苦茶満足度高い!!!

 

まずは革から選んだ。奥さんが写っている写真の後ろにもあるが、ここ以外にも在庫はたんまり。相談すべし。

そして、細部を決めていく。

留め具の数やら、中のポケットの形状など。ハンドルの革もポケットの革も自由に組み合わせられる。おいらはポケットの革を変えた。

そして、name入れをした。

名前ではなく、社名にした。自分の名前でも良かったが、今回は社名にした。もう少しで独立してから10周年だし。

 

で、このnameの試し打ちの物を貰って、勝手に裁断してたら、これが可愛くて。

素押し、銀箔、金箔。中々良いな、と。

で、これの元の型が小さかったが、自分で並べてみた。小さいタイプもあったが、大きなものにしてみた。

そしたらそんな状況を見ていた技巧師の方が遊び心でこんなものを作ってくれた。

切っても良いし、このままでも良いし。

もう、兎に角満足度が無茶苦茶高い。嬉しいなぁ。これなら1泊くらいの出張に余裕で行ける。シャツをクリーニング上がりの状態でまんま折らずに入れられるからね。

 

いやぁ、この為だけにまた豊岡に来たいな。そう思うくらいです。



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