MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



SNSに子供の写真を載せる、載せない問題に端を発してまして、不勉強を改めたいなと。

 

ひとまずサンプル1だが弟にヒアリングした。これで更に色々と知りたくなったと言うか、改めてきちんと勉強せねばと思って。

 

その、所謂、ATL : above the line と位置付けられるマスメディアに個人が希望して載せる方法はほぼ無いこと前提ですが、それ以外にSNSなどのメディアに、自分の子供の写真を載せる、載せないと言うことを考えるに際して、これは汎用的で、ガイドライン的に読むと良いと言うもの、どこかにありませんかね?どなたかご存知ないでしょうか。コメントください。

 

ハッキリ言えば、今のところ皆無です…。1つも参考になったものが無い。ただの一つも。

 

どちらかと言えばリスクアバース的でも良いんです。子供に何かあったらどうするの、と言われて目に見えない恐怖をどこまで考慮出来るのかの科学的根拠が薄い時にはリスクアバースになるのは仕方なし。が、科学的根拠が薄いのに、更に感情論や主観的過ぎる話、また事勿れ主義的過ぎる話になると、それは少なくとも自分的には偏り過ぎてて参考にならないと判断します。これは個々のケースの集合体なんだが、稀有なケースに焦点当て過ぎてそれが即ち全体的に当てはまるなんてことになると物凄く、アホ、な話はになるんです。

 

今のところは、パターナリズム的(家父長制父権主義)な話は、ATLしか無かった時代なら兎も角、時宜に照らしてみるとあまり合わないと思っているので、理路整然と書かれているものを読みたいな、と思ってます。

 

※ パターナリズムって、師事した奥平教授がどちらかと言えば全てそれで片付けるなと言うスタンスでいらしたかと、思っていて。詰まり、考えられない馬鹿なんだから考えられるのは親で、父親の俺の言うこと聞け理論として全てを位置付けると、表現の自由はなくなる、と。いや、平たく言い過ぎなんだけど、ざっと言うとそうなる。

 

天国から奥平教授に怒られるかな…。

 

また両面の意見も知りたいので、詰まりリスクアバースの逆に見えるケースについても。冒頭のATLに敢えて、例えば子供をタレントとして、とガッツリ意気込んでなくても、赤ちゃんタレントなんかを経験的に、なんて考えたことのある人の意見なんかも知りたくて。実際にICUのテニスサークルの同級生に居たんだよね、自分の赤ちゃんの時のメディアに載った写真持ってる奴が。それ、本人の意思は入ってない訳です。いや、だからって、それ自体(子供をタレントにしたくて、プロモーションすることとか)を別にネガティブに思っているスタンスではないんです。親の気持ちとして子供を有名にしたいとか、そう言う人ももちろんいると思うので。実際、Deloitteの時の同僚で、ステージママしてる人いたな。

 

ただ、、、後者はあまり出てこないかなぁ?

 

オーディションなんかを通じて、メディアに出したいと思っていても機会が限られているから、いざ依頼されるとはい、OKと言う気持ちになるしかない気がするから、どう言うスタンスか、なんて聞いても出てこない気がしてきた。

 

前者の、リスクアバースな意見は散見されるのですが、どうにも腑に落ちない。。。デジタルの世界での子供の写真アップについては、責任取れないことになるから全般、止めろと言うだけの論調は個人的には、偏面的に見えるのです。

 

コンテンツ波及若しくはメディアプラットフォーム波及の隠されてきている側面には、常に性犯罪に繋がるかも、と位置付けられるコンテンツが寄与と言うか、1つのドライバーになっていますよね。VHSが広がったのはアダルトコンテンツがあったからと言うのは厳然たる事実。然しイコールそれで因果関係として性犯罪助長、と位置付けるには根拠と言うか、傾向すら見えない訳です。多少の相関関係は否定しませんが、それ以外に相関関係のありそうな複合因子が容易に考えられる状態からすると、それ(アダルトコンテンツ)のみに依拠して性犯罪が増えるとするような話を因果関係として捉えられてしまうと最早、論考する必要すら感じられない訳です。

 

※ 無関係だと言っているのではないですからね。

 

アダルトコンテンツを含めて、それらをどこまで規制するべきか、誰がどう言う立ち位置で規定、規制するべきか、等については、大学の卒論テーマとして、ICUに入る前から決めていて、それなり以上に勉強しました。ですが、何せ死ぬ程勉強した大学時代とは違い、自分の中に取り込まれている理屈なんか明らかに足りなくて、正直、不勉強であると認識してます。

 

何せ、大学時代の時以来、この件についてのインプットが止まっているから改めてきちんと勉強したいなと。

 

チャイルドポルノ好きな性犯罪者の件も、大学の時にはアメリカの表現の自由を抑止するケースとして勉強しました。が、同じくSNSなんぞなかった時代に勉強しただけなので、理論のインプットは止まっています。98年にICUを卒業し、その後世紀が変わり、コラージュなんかの被害やスポーツ選手のウェアを性的に写真に収めてそれをネットに自ら流布するなんてことは、大学時代には殆ど考えられず、あるとしてもアナウンサーやアイドルなどの有名人の性的と捉えられる写真がメディアとしては、雑誌などで、と言う程度でした。SNS時代としては、寧ろ子供写真のアップ自体が危険増幅でしかないと言う人も居るでしょう。でも、アップする人の有名度合いとか、その他何か諸々考慮すべき要素が適切に加味されてないと読む気が失せたんでよね。。。

 

ネットに何でもかんでも上げるのは止めろと言うような原理主義にはなりませんし、その手の話は受け入れないです。


いや、過去にアップした子供の写真、そんなにヤバいのなら全部消さなきゃと思って消すのはご自由。然し上げてから時間が経っていれば色んなところてコピー取られている可能性がある訳です。だから短絡的に消したところで、上げたものについては原理主義的な警鐘観点から言えば、消したところで意味がなくなる。極端な話ですけども。。。

 

そんなご時世なので、きちんとコンテンツ管理の観点から、こう言うところまではシロ、こう言うのはグレー、こっから先はクロだな、と特にチャイルドポルノ好きな性犯罪者に変に利用されることの無いような戦略を考えねばならないかなと。それ以外にも、営利誘拐やらその他子供が大きくなった時の将来のことなんかを含めて複合的に考えねばならないなと。意外とそっちの方が考慮すべき観点かも知れぬ。。。今のところ、最重要視したい要件は個人的には営利誘拐でしたけどね。いずれにせよ考えねばならないなと。アップするならするで、留意すべきポイント、それぞれでこんな悪用パターンあり、なんてことを知りたくて。

 

そうでないと、SNSへアップすることが、単なる自己満足に終わるだけではなく、自分の子供などに迷惑が掛かることになるから。。。

 

子供が2歳になるに際して改めてきちんと頭の整理をしたいなと思ってまして。長々と書きました。



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