MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



以前はビジネスとして就活の面倒を見る事をしていたが色々あってそれは辞めたのだが、この3月で卒業予定の四年生は、2人だけ、就活の面倒を見た。

 

元々は早稲田大学で教えた時の受講生が関西出身で関西の大学での展開をする際に誰かを紹介して欲しいと伝えたところ紹介をされた。それが彼此3年前。2人紹介されたのだが、仕事をしてもらったのはそのうちの1人に。こちらは東京に居るので、その学生に関西の教えていた大学迄、講義後のコメントシートを取りに行って貰ったり、講義のアシスタントをしてもらったり。そんな中で空いている時間に話をしつつ、将来のやりたい事をまとめさせていた。

そしてその学生が、バイト先で一緒に働いていた同級生がスポーツ業界で働きたいと言う事で紹介したいと言ってきたので出張帰りに梅田でお茶して、結果面倒を見ることに。しかし、そこで紹介されずとも実はヴィッセル神戸のヴィッセルカレッジの受講生だったと言う事がすぐ分かったのでした。世の中狭い。

 

そうやって2人の学生の就活サポートをする事に。

 

ある意味こちらも関西やら広島の大学で、就活と言うか、キャリアパスの形成の仕方の講義依頼がずっとあったので、より確実な就活の方法論の実証実験として2人にインプットした事がどう化学反応するかを確かめて、結果ロジカルに話せそうなら講義資料に落とし込んでいた。そう言う意味ではお互いWINーWINだったのかな。

 

どう言うキャリアパスを歩んでいきたいのか、何をしたら自分の人生目標とシンクロしてhappyになれるか、をまずは考えさせたなぁ。

 

今どきの学生のみならず、将来やりたい事、生涯で実現したい事が何なのか、徹底的に考えさないと中々出てこない。社会人になってからキャリアチェンジをする人は多いが、出来るなら最初から将来に役立つ経験やそこから得られるスキルを身に付けさせた方が良い訳で。キャリアアップとキャリアチェンジはえらく異なるのでね。後から後悔する人、少なからずいる訳です。2人がそうならないように考えさせた訳である。

大阪のみならず、東京に就活で来る時にこちらの知り合いに会わせてモデルケースとなる人を探させた。それと並行して自分史をかなり細かく掘り下げてマッピングさせたり、、、とか色んな事を考えさせ。自分の事を自分で分かっていないのにどうやって自己PRを書くのか、不思議でならない。アピールしたいのなら自分の事をきっちりと掘り下げねばならないだろう。故に、そう言う点をかなり掘り下げさせたなあ。


一方で、〇〇会社のレベルではなく『どのような職種で仕事がしたいか』、などを業界毎に且つ職種名称を調べさせて、それらをマトリックス化した上で業務内容を深堀させたり、ワークフローを考えさせたりね。誰がどんな仕事をしているのか、それがどう連なっていくのか、そのレベルの研究をしないから学生は就活で落ちるのである。希望しているの職種が何か分からないまま、どうやって志望動機を書くのか不思議でならない。企業が求めているのはその会社のざっくりなイメージのままに志望動機を語る学生ではなく、その会社にあるメインの商材・サービスや、コアコンピタンスとなる事業中でも、こう言う立ち位置で仕事がしたいと伝えてくる学生である。それがキャリアの間ずっと思い続けずとも、少なくとも5年やら10年くらいはそこに没頭する程従事できる仕事の有無を調べてきて、その仕事が自分の夢とリンクしていると明確に伝えてきてくれたら、ほぼ即内定になる訳である。だから、OB訪問をする訳である。実態把握をネットで調べただけで理解出来るはずもない。場数を踏む事によって面接でも、緊張せずに話せるようになるしね。故に、必要に応じてこちら側の知り合いに会わせて(その節は皆様ありがとうございました!)インタビューして実態把握をさせて理解度を深めさせた訳である。

就活なぞ、所詮、『あなたは誰?』と『何がしたいの?』しか聞かれないので、質問がどう言う形でされても答えられるように、と、2人とも長いことSkypeしながら対策を話したなぁ。

懐かしい。

そんな2人から、就活のお礼と言う事でワインオープナーをもらった。

何をもらっても嬉しいのだけど、ワインの仕事をしているのを知っていてそれで選んでくれたみたい。嬉しいね、こう言う気遣い。

2人とも優秀で、結果として希望の会社で社会人をスタート出来る事に。口幅ったいが、おいらがあそこまで面倒見たら内定なんて取れるに決まっているw。そう思ってサポートしてきたが、思った以上に優秀でしたなぁ。2人がそれぞれその後も楽しく仕事が出来る事を切に願うばかり。これは今まで100人以上個人的に就活の面倒を見たが、全員に対してそう思っている。

皆がhappyなキャリアパスを踏んで、happyな人生を送れたら喜ばしきかな。

卒業までの残り短い学生生活を満喫して欲しいね。いつまでもこの2人のサポーターでいるつもりなので、何かあればずっと相談に乗りたいと思います。

大切に使います。



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