どうしたら良いのでしょうか？

驚きました・・・　そして、今とても胸が痛いです。

剣道の帰り道、午後９時半。近くのコンビニに寄ったのですが、そこで前の家の子に会いました。
　　Ａ君 小学２年生。

私がレジをしていたら、右手入り口から視線を感じました。
『あれっ』と思った瞬間、Ａ君は店の中に飛び込んで、トイレにまっしぐら。
『家は、すぐそこだけれどトイレが間に合わず、ママとコンビニに立ち寄ったのかな』と解釈し、
駐車場へ行きましたが、Ａ君の家の車は止まっていない。
どの車も、運転席に人影無し。　『え゛っ』と思い、子供達を車で待たせ店に戻った私。
トイレを覘いても居ない。　振り返ったら・・・ アイスケースを覘き込むＡ君
『こんばんは。Ａ君、一人で来たの？』　返事無し・・・
『アイス買いに来たンだぁ』 　「うん。お腹空いちゃったの。」
『じゃぁ。買ったらオバチャンと帰ろうか？』　手には、１７０円握られている。
もう、胸が苦しくていられない。

駐車場で車に乗る前に聞いてみた。 私の方が膝をつき、Ａ君を見上げるようにして。
『パパとママに"アイス買いに行って来るね。"って言ってから来たの？』
　　黙っている。
『黙って出て来ちゃったの？』  静かに頷く。
『お金は？』 「おうちにあったの。」 『パパとママは？』　「ねてる。」

　　この家庭・・・ 変わっていると言えば・・・　かなり変っている。
　　なんていうのかなぁ。生活のにおいのしない家族。　って言うのかな。
　　２歳になる弟も居るのだけれど・・・　

こんな所で、尋問紛いな事をしても仕方がないと思い、車に乗せ帰って来ましたが、
Ａ君の家の２階は全部電気が点いている。

『ねぇ。もう、１人で行ったらダメだよ。怖い人に連れて行かれて、帰って来られなくなっちゃうよ。
　何か困った事があったら、コンビニじゃなくて、オバチャンの家に ピンポ～ンっておいで。
　どんな時間でも良いからね。判った? 約束できる?』
「うん。わかった。」

そして、玄関を開け、入って行く姿を見送りましたが。 静かにそっと開けて そっと締めていました。

余程、私も着いて行こうかとも思いましたが・・・
今夜は、突然の事でどうして良いのか判断が出来ませんでした。
ママに話すべきか?　
誰か…例えば学校の先生とか… でも、かなり信用の出来る人にではないと話せない。

家の近くのコンビニといっても、薄暗い住宅街を２,３分歩かなければならない。
これが、初めてだったのかなぁ。　
約束したけれど・・・　本当にもうしないかなぁ。
『おやすみなさい。』って抱きしめてあげたの体が、冷たくて硬かったのは気のせいかなぁ。
２階の電気は消えました。　毎朝、登校班に遅刻のＡ君。
明日は、元気に出てくるかなぁ。