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違法タールサンド採掘

2012-10-24 10:51:32 | Tar Sands
原文



訳 のつもり



1899年に、北アルバータの先住民族がビクトリア女王と条約を結びました。それは、伝統的な生活様式を実践する権利を正式に記したものでした。今日、それが、タールサンドのシェル石油の採掘に対する法的な異議申し立て基盤となります。

フォートチペワイアンは、夏は飛行機で、冬は雪道でしか行けない、アルバータの辺境の北部の広大なアサバスカ湖の果ての地にある小さな先住民コミュニティです。町はアルバータのタールサンドからすぐの下流です。タールサンドとは、カナダの極めてお金になる、盛んに議論されている、環境的に壊滅的なエネルギー計画です。

居住者はいいます。;タールサンド採掘は、危険なだけではなく、違法だ。なぜなら、それが、ビクトリア女王と各先住民族が1899年に結んだ合意、条約第8条で説明されている権利を犯しているからだ。

タールサンド事業に対する法的な異議申し立ては、先住民族の人々と条約の法的役割に非常に大きな影響を与えます。

タールサンド産業とフォートチペワイアンの関係が、意見の分かれる問題であることは意外なことではありません。一つの流れの先頭であるということは、下流の居住者が汚染―有毒な水、空気、動物―の影響を感じる最初の人であるということです。フォートチペワイアンでの珍しい型のがんの異常多発の話のように、居住者がアサバスカ湖から引き上げる膨らんだ腫瘍のある奇形の魚は伝説のように知られています。

アサバスカ・フォートチペワイアン先住民族(ACFN)は、多くがフォートチペワイアンに住んでいます。ACFNが、10月1日に、シェル・カナダのジャックパイン・タールサンド採掘場の拡大に対して、重要な合法的な異議申し立てで応じました。申し立ては、採掘場の拡大が、条約第8条により連邦政府によって保護されている先住民族の人々としての権利へのさらなる攻撃となることを提示しています。

月末に再調査されるジャックパインの採掘場拡大は、50平方マイル以上の土地を破壊し、カナダの最も重要な流域のムスケグ川の採掘を部分的に始めることになります。ACFNのメンバーは、連邦政府とシェルの両者が、ACFNと協議する法定義務を無視し続けていることを指摘します。今回、ACFNは反撃しようとしています。

『太陽が輝く限り』
先住民族として、土地との関係がチペワイアンを維持します。それは、人々が集める植物や薬、伝統的な食事の中心となるをアメリカヘラジカや魚、湖からの水、この特定の場所との深いスピリチュアルなつながりです。土地は文化とアイデンティティの基盤となります。土地が破壊されれば、人々も破壊されます。

タールサンドの採掘と関連した健康や生活の伝統的な方法に対する脅威を嘆くとき、よく見失われていることは、採掘が条約第8条の違反でもあるということの認識です。

北アルバータと隣接する州の範囲内のカリフォルニアの2倍の大きさの地域を対象にするその条約は、健康管理や教育のような基本的権利と同様に、わなで捕らえること、狩猟、農作物の収穫を含め、生活の伝統的な方法をたどる権利も保証します。

政府がこういった活動に利用される土地の規模を減らすことを決めるなら、影響を受ける先住民族と協議し調整する義務があります。条約それ自体によれば、この合意は『太陽が輝き、草が育ち、川が流れる限り』有効であり続けるということです。ですから、理論的には―永遠に―です。

100年前に結ばれ、生活の先住の方法の継続を保証するといわれている10の他の条約とともに―条約第8条は、有効期限が無いことになっています。しかし、条約の言葉が疑問を投げ掛けます。:スモッグで隠されて、もう太陽が輝かないとしたら、どうなるのか?草地が露天採鉱に変えられてしまったら?ビチューメン処理で水が吸い上げられ、もう川が流れないとしたら?最初に署名をした人々は、この人里離れた辺境の地がモルドールを吐き出す煤煙に変えられると知っていたら、恐らく、眉をつり上げたでしょう。両方の立場で。

先住民の土地に及ぼす広範な影響
ACFNと緊密に連携して活動している、シエラクラブのチェルシー・フルックは、その件に関して期待しています。条約第8条の権利に基づく合法的な申し立てが、審判の前に完全に議論されたことは今までありませんでした、チェルシーは言います。これは、成功すれば、条約の権利のさらに厳しい施行の先例を作り、産業開発が制御されるあり方を変える最初の試みとなります。しかし、もっと重要なことは、産業と政府の両者による悪習と戦うことが、全カナダの先住民グループの励みになるだろうということです。

アメリカ合衆国の私たちにとって、私たちのほとんどより北極圏に近い、とても小さい先住民コミュニティの損益は、遠く離れた話のように感じるかもしれません。しかし、危機的状況にあるのは、単に、ある特定の場所で、アメリカヘラジカを狩ったり、セレモニーを行ったりするための数百の人々の能力ではありません。

アメリカとカナダの両者が、植民地化の歴史の責任を共に負っています。植民地とは本質的に盗まれた土地です。:私たちの社会は公民権剥奪の共通制度の上に築かれました。

条約に敬意を払うことは、最も基本となる合意に敬意を払うことを意味します。それは生活の方法の保護―ひいては、人生そのもののあり方の保護です。1899年に条約第8条が結ばれたその日以来、書類上のどんな誓約にもかかわらず、先住民の人々を抹消したり、同化させたりするあらゆる企てがなされています。先住民の言語や文化が刑事罰の対象とされ、子供たちは寄宿学校に移され、大虐殺が政府の政策であり続けています。土地の工業破壊は一つの最終攻撃です。

それは残忍な暴力の歴史です。それは、学校では教えないことです。カナダ人として、アメリカ人として、入植者として―私たち自身の過去に取り組むことは、不愉快です。それは、あからさまな観点から、私たち自身とここと今を見ることを意味します。条約第8条のような合意に敬意を払うことは、これらの文書が無視されてきたことを全面的に認めることを意味します。

この合法的な申し立てで、ACFNはカナダ政府に鏡を見させようとしています。それは、非常に大きな意味のある小さな一歩であり、一世紀以上破られてきた約束の償いを求める出発点です。



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