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イエスからマグダラのマリアへの手紙・私は本当にかつてマグダラのマリアだったのか?

61) あなた、マリアが天に還った時



 ありがとう・・・ありがとう・・・私の愛するマリア。

それでは早速始めよう。
あなたのそのお心がけをとても嬉しく感謝しながら、お伝えするべきを語ろう。

あれは、又、大昔のこと、貴女と私がついに天でお会いした時のことを語ろう。
「天で会う?」とあなたは少し驚き、ペンが止まったが、あなたが天に戻った時の事について語ろう。


 人は多くの場合、何度も生まれ、そして天に還るというのを何度も繰り返している。あなたも例外ではなく、その中で私との一生の際の天に還った時の事を思い出そう。

私は既にお伝えしたように、十字架上で天に戻るようになったのはあなたよりずっと前のことだった。

覚えておられるだろうか?

あなたは、私が十字架上で一突きされるのを苦しみの中で遠くから見ていた・・・と言うより、そこに居て、苦しみと共に私が磔(はりつけ)になる場所に一緒に居てくれたというのが、正しいだろう。

それは、あなたが天に戻るよりずっと前のこと、あなたはその後、子供達をしっかり育てられ、そして、年を重ね、天に戻ってこられた。
その時の事をあなたにお書き頂こう。
今のあなたには思い出すのは困難であろう。

 
 あれは美しい月の晩であった。
あなたが、いよいよ私と共に天で過ごせる時が近づいて来たので、私はあなたをしっかりお迎えすべく、あなたのお近くで待機していた。

それは月の美しい晩で、空には雲一つなく、月の光で辺りもこうこうと満たされていた夜のことであった。
あなたは、その頃は今で言う晩年、50代の半ばであったろう。
子供達もう大きくなり、何人かが大人になってあなたと生活しながら、弱くなったあなたを色々面倒を見てくれていた。
あなたは病いがちで、特定の病はなかったものの、老いがあなたを弱くさせ、床に伏して、徐々に天に還る準備が整って、ついにその時が近付いてきたのであった。

そちらに居ると、地を離れるというのは多くの場合歓迎されるものではなく、一瞬でも遅らせようとするのが常であるのはあの頃から同じであった。
育った子供達が何人もあなたの周りに集まって、心配そうにあなたの様子を静かに見守っていた。
私は、皆と一緒にあなたの側でとても嬉しく、しかし、地に居た時の頃の悲しいお別れの時として、彼らの気持ちもしっかり感じ取ってはいた。

そして、ついにあなたの息が最後のものになり、ゆっくりとあなたの光が身体から少しずつ離れ始めた時、あなたが、私がお迎えに来ているのに気づき、
「キャー!!・・・あなたでうれしい・・・!」
と言う風な仕草と共に私に抱きついてきたのである。

私もどんなに嬉しかったことか!
ついに再会する時が来たのだった。
愛する者同志の・・嬉しい、幸せな瞬間が待っていたなどと誰も想像しなかっただろう。

私は子供達があなたの様子を見て、ワッ!とあの周りで泣き出したのを下に眺めながら、とても有難く、又会えるからね・・と言う気持ちでそこを去って、天に一緒に戻ってきたのであった。

私はこの時を、ずっと待っていたのである。
地の人々からはあまり歓迎されざることなのはよく承知してはいたものの、マリア・・・あなたが私の所に戻ってくるのが待ち遠しかったのである。

あなた・・・今のあなたは、天に還ることは決して悲しむべきこと、別れのプロセスではなく、逆に出会いのプロセスであるのをご存知である。
天の父からのメッセージの中に何度も伝えられたことと承知している。

しかし、あの当時は、年を取り地を去るのはやはり悲しいこと、怠むべきこととされていたので、あなたも床に寝つきながらこれからどうなるのだろうと不安に思われていたのも、私は知っていた。
死は別れでなく、出会いであるのを心の深いところで知ってはいても、表面的には地を離れ、皆と会えなくなる・・・消えてなくなるように思われるのが通常であったのだ。
それは今、現在でも、ほとんどの場合、同様であろう。

 さて、そして、私とマリアは手をつなぎ、他のあなたを愛し帰還を歓迎する光たちと共に、ゆっくり美しい光の世界へと戻って来たのであった。
あなたは驚いてはいたようだったが、すぐに本来の光の記憶を取り戻し、迎えに来た光の存在達と、愛と笑顔で共に上へと登って行ったのである。

美しい瞬間、喜びの帰還であった。

それから、私達は、ず~っと離れることはなく、天での生活を一緒に幸せに続けていたのではあるが、やはり、いつか時が過ぎ、あなたがまた地へと降りる時期がやって来て、あなたはやるべき事、やりたいこと、使命も携えて、私達の見送る中、こちらへと旅立ったのである。


 そしてあなたは今、そこに居られ、私からのお手紙を書き取っておられる。
これは、あなたの今回の人生での一つの大きな使命である。
あなただからこそ可能なこと・・他のどなたにも出来かねることを、あなたはこれからの世の流れを修正すべくペンを走らせてくれている。

あなたの今回の地への旅での大仕事、旅の目的の一つであるこの伝達をこれからもしっかりお続けいただけるよう、そして、将来の地球社会の文化の進行方向が正しいものになるよう、お働き頂けるよう願っている。

人にはそれぞれ人生は何度も重ねられ、一回一回、大きな目的が与えられる。
各々がこれまでに成し得なかったもの、進化のための一つ一つのプロセス、愛を知り、深め、高めるための階段を一つ一つ登っていくためである。

愛とは何か・・・どういうことなのか・・・どういう行動や成果をもたらすのか・・・等々を一つ一つの魂が体験を通して学んでいくプロセス・・・これが生きるということである。


今日もまた、多少難しい内容となったかも知れないが、とても大切な伝言としてお許しいただきたい。

あなたに感謝し、あなたが他の人々のために働かれるのを心から応援し、必要なお力を与えよう。そしてあなたがお幸せであるよう、しっかり守っていこう。

今朝もありがとう。
美しい朝の光がしっかりあなたの所にも差し込んでいる。
今日も良い日になるよう見守ろう。
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