今回は、以前の「NGポーズ」シリーズに引き続き、
第2弾「イチジク・ポーズ」。
名前だけ聞くと「?」であるかと思うのですが
このポーズ、日本人は特に、ついつい無意識に
やってしまう代表的なものです。
どのようなポーズかと具体的に説明しますと
「ベルトの下あたりで手を重ねる」ポーズ。
立ち姿で写真をとる場合、大抵の方は緊張してしまい
手のもって行き場に困るため、たれ下がった手を
どこかに落ち着かせようとして前で組んでしまいます。
そしてその位置はベルトの下辺り・・・
さて、何故そこにイチジクが関係あるのか?
旧約聖書にあるアダムとイブの話までさかのぼります。
「禁断の果実(知恵の実)」であるりんごを
蛇にそそのかされてイブが食べ、アダムも渡されて食べてしまう。
その結果、二人は羞恥心を持つようになり
自分たちが裸であることを恥じ、イチジクの葉で腰をおおった。
この様にアダムとイブがイチジクの葉で隠したポーズと、
写真撮影の際に、恥ずかしさと手持ち無沙汰さで
ついついやってしまう手を下のほうで重ねたりするポーズが
同じことから、「イチジク・ポーズ」といわれているのです。
このポーズ、上記以外にもデメリットがあります。
それは、姿勢がよく見えない事。
写真を撮る際に大切なのは、胸を開く事なのですが、
このイチジクポーズをとると、肩が内側に入ってしまい
少々猫背気味、もしくは体を内側に小さくまとめてしまう
形になってしまうのです。
人間恥ずかしかったり、居心地が悪いと、身の置き場に困り、
小さくまとまろうとしてしまう心理がこのような動きを
とらせるのでしょう。「小さくなる」とは本当によく言ったもの。
人にへつらうときも、このようなポーズをとりますね。
相手に「自分はあなたよりも小さい」と印象付けるために
手をぐっと下の方に持って行き、組み合わせる。
すると、背は少々前かがみになる。
そう、どの意味合いにも、「自分を小さく見せる」ことにつながり
ポートレートや大切な場で自分を見せるための
ポジティブで威厳のあるイメージを相手に伝える
ポーズでは無いことがわかります。
手を組む場所でも、もう少し上(ウエスト辺り)で胸を張り
首をすっと伸ばして、手を綺麗に重ねるポーズは
上品でスマートに見えますし
後ろで手を組むポーズは、何かを隠しているかのような
イメージを与えます。
これらのポーズの持つ意味は、ポートレートのみに限って
注意すべき事柄なのではありません。
日常生活で、不意にやってしまうしぐさやポーズも然り。
動かず、音を発する事の無いポートレートの場合
多くの瞬間のうちの一瞬が切り取られ、そのVisualが
その人のすべてであるかのように思われてしまうため
より注意が必要という事になるのです。
日常、このようなポーズを無意識にやったりしていませんか?
ご自分のポートレート(写真)は、如何でしょう?
素敵なポートレートは、成功へのチケットになりますよ。
日野 江都子
Real Cosmopolitan, Inc. CEO(最高経営責任者)
米国イメージコンサルタント
AICI(国際イメージ・コンサルタント協会)New York支部会員
☆ブログに掲載されている写真及び文章等の無断転写、無断掲載を禁じます
第2弾「イチジク・ポーズ」。
名前だけ聞くと「?」であるかと思うのですが
このポーズ、日本人は特に、ついつい無意識に
やってしまう代表的なものです。
どのようなポーズかと具体的に説明しますと
「ベルトの下あたりで手を重ねる」ポーズ。
立ち姿で写真をとる場合、大抵の方は緊張してしまい
手のもって行き場に困るため、たれ下がった手を
どこかに落ち着かせようとして前で組んでしまいます。
そしてその位置はベルトの下辺り・・・
さて、何故そこにイチジクが関係あるのか?
旧約聖書にあるアダムとイブの話までさかのぼります。
「禁断の果実(知恵の実)」であるりんごを
蛇にそそのかされてイブが食べ、アダムも渡されて食べてしまう。
その結果、二人は羞恥心を持つようになり
自分たちが裸であることを恥じ、イチジクの葉で腰をおおった。
この様にアダムとイブがイチジクの葉で隠したポーズと、
写真撮影の際に、恥ずかしさと手持ち無沙汰さで
ついついやってしまう手を下のほうで重ねたりするポーズが
同じことから、「イチジク・ポーズ」といわれているのです。
このポーズ、上記以外にもデメリットがあります。
それは、姿勢がよく見えない事。
写真を撮る際に大切なのは、胸を開く事なのですが、
このイチジクポーズをとると、肩が内側に入ってしまい
少々猫背気味、もしくは体を内側に小さくまとめてしまう
形になってしまうのです。
人間恥ずかしかったり、居心地が悪いと、身の置き場に困り、
小さくまとまろうとしてしまう心理がこのような動きを
とらせるのでしょう。「小さくなる」とは本当によく言ったもの。
人にへつらうときも、このようなポーズをとりますね。
相手に「自分はあなたよりも小さい」と印象付けるために
手をぐっと下の方に持って行き、組み合わせる。
すると、背は少々前かがみになる。
そう、どの意味合いにも、「自分を小さく見せる」ことにつながり
ポートレートや大切な場で自分を見せるための
ポジティブで威厳のあるイメージを相手に伝える
ポーズでは無いことがわかります。
手を組む場所でも、もう少し上(ウエスト辺り)で胸を張り
首をすっと伸ばして、手を綺麗に重ねるポーズは
上品でスマートに見えますし
後ろで手を組むポーズは、何かを隠しているかのような
イメージを与えます。
これらのポーズの持つ意味は、ポートレートのみに限って
注意すべき事柄なのではありません。
日常生活で、不意にやってしまうしぐさやポーズも然り。
動かず、音を発する事の無いポートレートの場合
多くの瞬間のうちの一瞬が切り取られ、そのVisualが
その人のすべてであるかのように思われてしまうため
より注意が必要という事になるのです。
日常、このようなポーズを無意識にやったりしていませんか?
ご自分のポートレート(写真)は、如何でしょう?
素敵なポートレートは、成功へのチケットになりますよ。
日野 江都子
Real Cosmopolitan, Inc. CEO(最高経営責任者)
米国イメージコンサルタント
AICI(国際イメージ・コンサルタント協会)New York支部会員
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