ワークス編集部日記

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妻のために犬を飼うの巻

2006-06-05 19:41:33 | Weblog
 時事ねたでも書けば良いのであろうが、村上ファンドの話しをすれば自分の無力さ(金の無さ)が虚しいし、秋田の小学生殺人事件は同じ年頃の子供を持つ親として語るには余りにも悲しい。ので、犬の話しをしましょう。
 私の父は大の犬好きで、目が合って訴えかける(らしい)犬がいたら、我が家の犬の数を忘れてつれて帰ってきたものだ。多いときで、8匹いた。大きい犬は、セントバーナードを筆頭に、大型の秋田県、シェパード。小さいサイズはチワワまで。どうやって手に入れたかは知らない。もらったというのでそうに違いない。そのため、犬を何十万円も費やして購入する人の気持ちは解らないままでいる。
 犬の目は純粋である。瞳孔がやたらと変化する猫と比べて、感情がこもっている様子がある。悲しいときはどうしたのかと問うような、うれしい思いのときは“彼”(彼女)も嬉しいように。いつも主人を見つめる。
 また、清潔である。一定の、散歩の時間を身につければ、そそうはしない。父に叱られ、出て行けと外に放り出されたときは、犬小屋にお邪魔したものだ。犬用の太い蚊取り線香と、暑苦しくしく少し臭い“毛布”に囲まれ、時折、キスされて、じゃれあうと悲しさはいやされた。
 数匹の犬を散歩に連れ出すのは大変だ。鵜飼の鵜匠のように、何本もの線を右手で、左手で入れ替え、操作して、犬を制御する。鵜匠よりすぐれている点は、その線がロープであったり、金属であったり。それに加え、1m近い力強い犬、数十センチの小さい犬をコントロールするのは至難の技。きっと、いまの時代のように、車のとおりが激しかったり、犬の用足しの始末を責任もって持ち帰れと言われたらお手上げだろうと思う。
 育ち盛りの我が家の子供たちも、ペットに目覚め、犬を飼いたいと言い出した。兄弟3人でシフトを組んで、世話をするという。まっ、そこまで言うなら「騙されてあげようか」と妻が、私に目配せする。そう、世話を放り出すのは目に見えている。犬はペットショップに行って購入するのではなく保険所で処分を待つ“彼”をつれて帰ることにしよう。中には子犬もいる。つれて帰れなかったほかの犬のその後も予想して、子供たちに話そう。これからの人生に何らかのプラスになろう。
 また、センチな考えの向こう側に、予想される妻の姿も想像するだけで笑える。家の近くの海岸を、誰が飼おうと言ったのだとか、もう少しゆっくり歩けだとか話しかけながら、犬に散歩されている妻の姿だ。
 犬は子供の情操教育により、妻のダイエットに効果的かもしれない。

                           しょうちゃん