◆書く/読む/喋る/考える◆

言葉の仕組みを暴きだす。ふるい言葉を葬り去り、あたらしい言葉を発見し、構成する。生涯の願いだ。

まったく産経らしい拉致事件でした

2010-07-25 17:13:13 | 社会・政治
今月20日、北朝鮮による大韓航空機爆破事件(1987年)の実行犯だった金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏は念願の来日を果たし、23日まで滞在して拉致被害者の家族たちと面会した。この件について、産経はまったく奇妙な記事を書きまくってきた。

“厚遇”に批判続々(産経'10.7.22)
【要約】自民は「テロの実行犯をVIP待遇するのは国際的に理解が得られない」と政府を批判、公明も「何が目的で効果が得られたかを説明」せよと批判。
「のんびり食事、許されるのか」(産経'10.7.23)
【要約】「特定失踪者問題調査会」の代表(元自衛官)は「軽井沢へ行って時間を浪費する必要はないし、ヘリコプターの遊覧飛行は話にならない」と憤った。
 ※参照;「特定失踪者問題調査会」

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自民の谷垣総裁も認めているように、拉致問題の風化を防ぎ、拉致被害への関心を高める効果は当然ある。しかし、金賢姫氏はいままで数々の証言によって北朝鮮の対韓・対日工作の実体を暴いてきた。そうした者が現在も生きて、ついには来日し、拉致被害者の家族と面会してともに語った出来事を、最も忌み嫌う者は一体だれか?

そんな馬鹿げた問いかけをしなければならなくなるほど、保守言論の代表を自認する産経という新聞社の頭脳は脆弱で悲惨だ。ついで、その産経に追随する自称「保守主義者」(自民、公明をふくむ)の頭脳も、たかが知れている。

かれら自称「ウヨク」は、北朝鮮政府の苛立ちに寄り添い、代弁し、共同戦線を構成する。そしてたぶん、自分たちがそうしていることに気づかないネジが狂った人々なのだ。

おおかた銀座の酒と女臭さに神経回路が焼け切れているんだろう。金賢姫氏をVIP待遇して税金をムダに使ったといいたいようだが、そんなに頭の悪い「ウヨク」が日本にいる以上、厳戒態勢で保護するのは適切で当然の治安対策だし、また金賢姫氏の来日と歓待自体が、国際的に重要な戦略になっている。そこに税が使われるのも当然だ。

日本の旧世界に住んできたマスコミ、政治家は、ほんとうにダメダメだな。そんな自民や公明に擦り寄ろうとする政権も信用できない。政権交代は、自民+公明政治への国民の「ノー!」だったのだ。それを握りつぶそうとするなら、菅政権などへの期待は皆無だ。もちろん政権交代などに新世界を夢見た自分、だいたい政党や政治に期待してしまった自分がバカだったのだが。


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2 コメント

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左翼・民主党に期待できない (左巻き菅)
2010-07-25 19:03:33
テロリストをVIP待遇するのは、日本の菅政権、北朝鮮の金正日政権及びキューバのカストロ政権。
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Unknown (bogunibogumi)
2010-07-31 17:00:33
↑左巻き菅さん、このハンドルネーム(腐敗していた民主党, 在日民主党)は止めたのですか?
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