ウィミンズネットいわた

~男女共同参画社会の実現をめざして~

井戸端会議  2008.2.24

2009-01-04 11:06:48 | 活動報告
「井戸端会議 子育てシリーズ№6」を行いました。

子育てのこと、話そう!~子育て中のパパ・ママへホントの支援って?~  

私たちは今年度「子育てシリーズ」として回を重ねてきました。現在、行政でも民間でもさまざまな子育て支援が行われています。それらの支援はほんとうに子育て中のパパやママの役にたっているのでしょうか?ほんとうに必要な支援なのでしょうか?・・・・・ほんとうはどうなの?・・・という気持ちで子育て真っ最中のパパ・ママに聞いてみることにしました。

~~~現代パパ・ママの事情~~~
今回の呼びかけに集まってくださった方々は、子育てサークルで活動している方やサークルの指導・講師をしている方が多くいらっしゃいました。それぞれのサークル活動や自分自身の経験を通して現在の子育て状況を見ると、10年前、20年前、30年前とは相当違う状況であることが浮き彫りになってきました。
親になれば「まずは子どものことを第一に」を当然と思ってやってきた子育て。20年前に子どもの遊び場がほしいとかお母さん同士が知り合いたいとか、そういう思いでやってきた子育てからは理解できない変化を感じているようです。一部の人ではあるが、親になりきれない人、子育てを放棄する人、子どものことより自分のほうが大事と思っている人などの存在に戸惑いを感じています。
また、現在の親世代は、子どものころ学校でさまざまな事件が起こり、「知らない人にはついていってはいけない」といわれて育った世代で、コミュニケーションがへたな世代でもあるという側面もあわせもっているとのことでした。そういうことも理解した上で真の支援をする必要がありますが、活動している人も、指導している人も、現場でさまざまな問題にぶつかっています。子どものためにも、まず子育てしている親支援(特に、現実には子育ての多くの部分を担っている母親支援)が必要で、親が心身ともにゆとりを持てれば、結局それが子どものためにもなるというのが多くの人の意見でした。

~~~これからの支援の方向~~~
<行政の支援>少子化が叫ばれ子育て支援の必要性が認識される中で、行政が関わるサービスは多様になってきています。直接的な支援はもちろんですが、当事者自身が問題解決できるようになる力をつけ元気になる(=エンパワーメント)ための支援も必要です。
<企業の支援>子育て中は子どもにいろいろな出来事が起こり、周りの人たちの協力がないとやっていけません。経験がある先輩は、そのさなかの人に理解を示し、フォローする雰囲気が企業内にあるとうまくいきます。男性の育児参加もなかなか進まない現状ですが、育休や短時間勤務などの制度を積極的に取り入れ、働く男女が活き活きしている例をPRして周りに広がるよう推進していく必要があります。
<地域・仲間の支援>子育てグループで活動しているさまざまな人たちがいます。それぞれがいろいろな問題にぶつかりながら活動を展開しています。しかし、グループ同士の情報交換の場はあまりなく、今回の井戸端会議はそのきっかけとなるかもしれないとの期待を持って参加してくださった方も多かったと感じました。

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今年度、子育てシリーズとしてさまざまなテーマを取り上げてきました。今回「ホントの支援」がはっきり見えたわけではありませんが、問題解決のために来年度の活動につなげ、話し合いの場を作っていきたいと考えます。  
 
「わわわ」は子育てグループのママたちが作った冊子です。           磐田市子育て支援課でもらえます。

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