写進化・ヲアニーの徒然日記

秀峰大山を中心に山陰地方の風景等を掲載。(※古い記事の画像は、削除しているのもあります。)

2009年07月15日 | 鳥・動物
夕暮れ時、庭の架線にツバメが数羽とまっていた。
近づいても逃げようとしない。巣立ち間もない子ツバメだろうか。
しばらく見ていると、親ツバメが餌を与えるために近づいたが、餌がこぼれてしまった。なかなかうまくキャッチできないようだ。
それを何回か繰り返したが、結局口にうまく運べず、飛んでいった。

唐の時代に、白居易という詩人がいた。
親ツバメがヒナにせっせと餌を運んで育てたが、ある日いつものとおり餌を与えようとするも、巣にはヒナがいない。
親ツバメは狂ったように泣き叫び探すが、とうとうヒナは帰ってこなかった。
その光景を見て、白居易は次のように言っている。
 ツバメよツバメ、そんなに泣くのではない。
 おまえもヒナだったときに、親に知らぬ顔をして飛んでいったではないか。
 あのときの親の気持ちが今になってわかるだろう。
 燕燕爾勿悲
 爾當返自思
 思爾爲雛日
 高飛背母時
 當時父母念
 今日爾應知

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4 コメント

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Unknown (ゆるポタ)
2009-07-15 21:34:47
親には、子離れが必要。
子には、親離れが必要。と思いました^^;
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Unknown (takesan)
2009-07-16 19:17:31
なかなか考えさせられる記事ですね。
こう云う記事も書けると云うのは
怪長も詩人の感性があるという事ですかね。(爆)

何気ない日常の風景のなかにふと思い込む
ことがありますね。
これを写真で表現できれば面白いかと思いますね。(笑
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ゆるポタさんへ (ヲアニー)
2009-07-16 21:25:22
こんばんは(^^)
たまにはいいこと言うねぇ(爆)
高校を卒業して東京に行ったころは、まだ我が町には電話がなかった時代だった。
両親や地元で就職した同級生と手紙でしょっちゅうやりとりをしたが、父が書いた手紙で今でも忘れられないことがある。
夕食の最中に、私の手紙を母が読みながら涙を流していると・・
親の心子知らずと言うが、面と向かってありがとうとは照れ臭いしねぇ。
我が子ができて、初めて親のありがたさがわかるものですね。
どうやら、人生はその繰り返しのようだ。
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takesanさんへ (ヲアニー)
2009-07-16 21:31:40
こんばんは(^^)
古典も苦手だったですよ^^;
学生時代は、なぜこういうものを勉強するか理解できなかったですね。
社会に出ていろいろ苦労や経験すると、改めてその勉強する価値がわかってきたような。。
多くを語らずとも、写真を見て何かを感じてもらえる、そういう写真が撮れれば本物の写進化になったと言えるでしょうが(爆)
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