▼読売オンラインより
タイ津波警報出さず、観光業への影響懸念…地元紙
【バンコク=平本秀樹】タイの英字紙「ネーション」は28日、タイ当局が、観光業への影響を懸念してインドネシア・スマトラ島沖の地震による津波警報を発令しなかったと報じた。
同紙によると、地震発生を受け、スパラーク気象庁長官を議長とする緊急会議が開かれたが、観光シーズンでホテルがほぼ満室であることが重視され、警報を出して客を避難させて何も起こらなければビジネスに影響が出るとして、警報発令を見送ったという。
また、気象庁関係者は同紙に対し、「2002年11月のスマトラ島沖地震の際にタイには影響がなかったから、今回も津波は起きないと考えた」と語っている。
こうした報道に対し、スパラーク長官は、観光業への影響を議題としたのは、「津波被害が出た後のことだ」と反論。また、タイでは300年以上も津波がなく、約900人の気象庁職員のうち、地震専門家は4人しかいないとして、「我々は最善を尽くした」と主張している。
(2004/12/28/23:39 読売新聞 無断転載禁止)
タイ津波警報出さず、観光業への影響懸念…地元紙
【バンコク=平本秀樹】タイの英字紙「ネーション」は28日、タイ当局が、観光業への影響を懸念してインドネシア・スマトラ島沖の地震による津波警報を発令しなかったと報じた。
同紙によると、地震発生を受け、スパラーク気象庁長官を議長とする緊急会議が開かれたが、観光シーズンでホテルがほぼ満室であることが重視され、警報を出して客を避難させて何も起こらなければビジネスに影響が出るとして、警報発令を見送ったという。
また、気象庁関係者は同紙に対し、「2002年11月のスマトラ島沖地震の際にタイには影響がなかったから、今回も津波は起きないと考えた」と語っている。
こうした報道に対し、スパラーク長官は、観光業への影響を議題としたのは、「津波被害が出た後のことだ」と反論。また、タイでは300年以上も津波がなく、約900人の気象庁職員のうち、地震専門家は4人しかいないとして、「我々は最善を尽くした」と主張している。
(2004/12/28/23:39 読売新聞 無断転載禁止)