プーケット津波情報総合 (スマトラ沖地震)

Webや口コミで収集した情報のまとめです。「一覧」のカテゴリーに各種情報のまとめを置きました。

各記事の整理&保存 (12/29 19:45収集分、復興関連)

2004-12-29 19:43:18 | 記事スクラップ
asahi.comより (画像あり)
海自艦がプーケット島沖に到着、被災者の捜索・救助開始

スマトラ島沖地震で、国際緊急援助隊派遣法に基づき、タイ・プーケット島に派遣された海上自衛隊の護衛艦「きりしま」「たかなみ」と補給艦「はまな」が29日、同島沖に到着し、被災者の捜索・救助活動を始めた。たかなみは近くの洋上で男性の遺体1体を収容した。派遣部隊は30日以降も洋上での捜索活動などをする予定。

防衛庁に入った連絡によると、たかなみは29日正午ごろ、プーケット島西方約13キロの海域で男性の遺体を発見して収容。艦載の哨戒ヘリコプターでプーケット国際空港に運んだ。タイ人とみられるという。

周辺海域では、土砂の流出による海水の色の変化などはないが、ところどころに津波で流されたとみられる浮遊物が浮かんでいるという。

タイ政府側は、同島西方海域での捜索・救助を求めており、海自は艦船とヘリで捜索にあたる方針だ。

(12/29 19:34)

CNN.co.jpより
増加一途の犠牲者数、緊急支援が本格活動、スマトラ沖地震

2004.12.29
Web posted at: 19:30 JST

- CNN/REUTERS/AP

インドネシア西部スマトラ島バンダアチェ――スマトラ島沖の地震・津波被害で、インドネシア保健省は29日、同国内の犠牲者は3万2000人を超えた、と発表した。道路崩壊などでこれまで立ち入ることが出来なかった地域での調査が進み、予想以上の甚大 (じんだい) な被害が判明したとしている。

被害状況の把握がさらに進めば、死傷者数がさらに増えるのは確実な情勢。ナングロアチェ州に入ったCNN記者は、州都バンダアチェの状況について、「中心部がほぼ、完全に破壊されている」と惨状を報告している。

地震・津波被害はこれまで、少なくとも12カ国で確認されているが、ロイター通信は、各国政府に問い合わせた集計をまとめ、犠牲者は29日までに6万8000人以上に達した、と伝えた。

インドネシア政府はこれまで、確認された死者は2万7174人としていた。他国では、スリランカで2万2000人、インドで1万2500人、タイで1538人などとなっている。スリランカでは、コロンボ発ゴール行きの列車が津波に襲われて脱線し、約1000人が死亡した。

被災地を視察したインドネシアのカラ副大統領は29日、同国の犠牲者数は最大で4万人に達する可能性があるとの見方を示した。被害が甚大なスマトラ島北端、ナングロアチェ州の総人口は約450万人。

副大統領はまた、食糧、衣類、医薬品や避難施設の整備で約1億5000万ドルの緊急財源が必要と指摘、国際社会に協力を呼び掛けた。

一方、タイ・プーケット島をはじめとするリゾート観光地では、クリスマス休暇を過ごす外国人が多く滞在しており、約2700人の外国人が依然、行方不明になっている。

スリランカでは、世界食糧計画 (WFP) の貯蔵庫にあった米、砂糖など食糧を積んだトラックが被害の大きい同国南部、東部海岸地域の被災地へ出発。日本、インド、ロシア、フランスなど各国の緊急医療援助隊も被災各地に入り、支援活動を本格開始した。

毎日新聞より (画像あり)
インド洋津波:
観光産業に大打撃 タイ・プーケット島

【プーケット (タイ南部) 藤田悟】観光産業に依存するプーケット島では、津波で海岸沿いが大きな被害を受け、大打撃を受けている。ホテルやレストランなど観光関連施設はビーチ周辺に集中しているため、影響は深刻だ。

西岸の南寄りに位置するパトンビーチは南北約2キロにわたって砂浜が広がる代表的なビーチ。しかし、湾が入り江状であるため、津波の被害が特に大きかった。津波から3日を経た29日も、根元から折れたヤシの木が無残な姿をさらし、波に流された車が建物に突っ込んだままだ。

ショッピングセンターの地下で食堂を営むブンチュット・サーイヨさん (40) は、仕事の準備中に被害に遭った。「大波が来るぞ」という誰かの叫び声を聞いた直後、水が押し寄せ何も見えなくなった。体が浮き上がり、夢中で泳ぎ着いた先は近くのホテルの2階。しかし、手伝いに来ていた長女チュララックさん (14) は行方不明だ。

ショッピングセンターは1階と地下が破壊され、食堂も流された。「娘も仕事も消えてしまった」とブンチュットさん。

ビーチ近くのプーケット・グレースランドは、部屋数460の大型ホテルとして1月オープン予定だった。ところが、津波で1階が完全に水につかり、電気製品や家具類などが使い物にならなくなった。「予約でいっぱいだったのに、すべてキャンセルです」とマネジャーのスチャート・ヒランカノクルさん (59) はため息をつく。

2月開業を目指し、懸命の修復作業に取り掛かっている。「ただ、開業してもどれだけお客さんが来てくれるか……」

タイ政府は、被害施設の件数や損害はまだ把握できていない。島の復興の見通しもまったく立たない状況だ。

タイの旅行業協会は05年の観光収入を3000億バーツ (約7900億円) と見込んでいたが、ドル箱のプーケットなどの被災により10%程度落ち込むと見込んでいる。

毎日新聞 2004年12月29日 19時28分