プーケット津波情報総合 (スマトラ沖地震)

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現地の状況

2004-12-27 15:07:28 | 記事スクラップ
毎日新聞より
大津波:
高級リゾート地プーケット島も泥とがれきに

【プーケット (タイ南部) 竹之内満】未曽有の大津波がアンダマン海を襲い、一夜明けた27日、常夏の高級リゾート地プーケットは一面、泥とがれきに覆われていた。

市内中心部の「プーケット・インターナショナル病院」。ロビーに、診察室に、負傷者があふれた。包帯姿が痛々しい、川崎市の会社員 (36) はカオラック地区のホテル1階の部屋にいたが、津波とともに外に押し流された。「多分1キロくらい流された。途中、流れる机や廃材に必死でつかまろうとした。最後はヤシの木にしがみついている自分に気付いた」という。「周囲にはもう死んでるんだろうなと思える人が多数いた」と話すと目を潤ませた。

友人の都内会社員 (36) はビーチから約10分離れた商店街にいた。「タイ人たちが騒いでいるので不審に思ったら、静かに水が流れてきた。次の瞬間にはドッと押し寄せる波につかった」と話した。「まさか津波なんて気にもしなかった」。幸い、流された友人と合流し、高台に逃げて無事を喜び合ったという。

同病院にはタイ在住とみられる邦人男性 (37) も入院しているが、病院職員によると重傷という。

プーケット北西岸のパトン・ビーチのヤシの並木は、ことごとく高さ20メートル付近でポッキリと先端付近から折れて垂れ下がり、津波の高さと威力を物語っていた。

砂浜沿いに建ち並ぶ高級ホテルの軒先は、大破したクルージングボート、バス、乗用車がたたき付けられるようにしてめり込んでいた。どのホテルのロビーも流木がうずたかく押し寄せていた。

毎日新聞 2004年12月27日 13時59分