every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

ジャズ喫茶でJ Dillaを聴いてきた

2014-03-12 | HIP HOP
過日3月8日、四谷のジャズ喫茶「い~ぐる」で『ジャズ喫茶で聴くJ Dilla』というイベントが催されました。

これは先日出版された『Jazz The New Chapter~ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平』(シンコーミュージック)を踏まえたイベントのようで「ロバート・グラスパーに大きな影響を与えたJディラって誰だ?」というのが趣旨のようです。





当日の模様はさっそく店主=後藤氏が記事を書かれています。
いーぐる後藤の新ジャズ日記|2014-03-09

当日の選挙区リストはこちら。
いーぐる後藤の新ジャズ日記|2014-03-10 [連続講演選曲リスト]


自分としては最高級なオーディオ・システムでディラの音を聴きたいと訪れたのですが、いやはや、「今まで聴いていたのは何だったんだ!」と言っても良いほどの段違いの響きでした。


初っ端、Slum Village「Fantastic」のベースの入りからビビらされる。自宅環境では再生できないような重低音。音圧で腹をえぐるようなベース……というのは既にクラブ等々で体験済みだったのですが、何というかあそこまで艶かしい響きだとは。
加えて各パーツが立体的に組み立てられていて、以前い~ぐるで聴いたヒップホップとも違う奥行きのある響きでした。



例えば初期の名作にして代表作のひとつである「Runnnin'」。ご存知スタン・ゲッツねたでありますが、ギターの奥の方で叩かれるサンバ・パーカッションが「こんな位置で鳴っていたっけ?」という感じの独特の響きでなっていたのが印象的です。

ちょっと言葉にすると何がなんだか分からないですし、お伝えするすべもなくもどかしいのですが。


ディラの作品について思うことをまた改めてエントリーしようと思います。

今日はこんな感じで。

そんじゃーねー。

コメントを投稿