every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

ここのところの12インチから

2009-03-09 | TECHNO
2009年になってから購入した音盤を中心に綴ってみる。
デトロイトの流れはDETROIT TECHNO FOREIGN LEGIONをご参照して頂いて、そのインフルエンスが今どうなっているのかということのメモとして読んでください。


★Moodymanc/The Words(20:20 Vision)
名前、ラベルから伺えるようにMoodymannのパスティーシュ第3弾。レーベル・インフォにはトリビュートとあるらしいんだけど。
KDJは73年以前のジャズやファンクを今に持ってこようとしていると思うのだけれど、Moodymancにはそれを感じない。
ジャズファンクで言うと70年代後半のような漂白感が漂う。
Moodymannに紐付けなければそう思うことも無かったんだろうけれど。
むしろ、Charles WebsterとかRuss Gabrielがやっていたことに近いかも。
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★Detroit Experiment/Think Twice (Henrik Schwarz Remixes)(JUNO)
KDJやTheoの感性に一番近いのはHenrik Schwarz 何じゃないかと思っている。
新たに付け加えられたピアノがとっても催眠的。
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★DOLLKRAUT/Cheveux Noir EP
今最も信頼の置けるレーベルにInnervisionsの名を上げることに反対の人って少ないと思うのだけれど、 InnervisionsがSonar Kollektivのサブレーベルってところに今のテクノの顔が見えると思う。

要はテクノからジャズではなくて、ジャズからテクノへという動きがあるっていうことなんだけれど。

オランダ発の新人DOLLKRAUTはJAZZANOVAとCARL CRAIGを多大な影響元にあげているのも納得出来栄えのジャズ・ファンク・ハウス。
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★The Mole/As High As The Sky
オイラに言わせれば2008年BESTに入る力作。
散々聴いたけれどアナログ盤を入手したのはつい最近なので、ご紹介。
ストラクチャーはビートダウンなんだけれど、テクスチャーはテックハウスという2008年度のダンスフロアにとって非常に優等生な音です。
名前の割りにお日様のニオイがするのは印象派的な色彩のジャケの所為もあるかな?
そう考えるとジャケって重要だ。

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