every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

Thomas Brinkmannのライヴをみてきたよ

2009-08-24 | Party
元祖スカスカ・ミニマル・レーベル"PROFAN"からデビューし、主催する"    
Ernst"からも拉げちゃったような奇矯なトラックを発表しつづけているThomas Brinkmann。

リッチー・ホーティンがMINUSの方向へ大きく方向転換した嚆矢的作品『Concept』シリーズ を自作のアームが二本あるターンテーブルでミックスした『Concept 1 - 96:VR』など実験的且つかなりの変態ぶりが伺える彼のおそらく二度目の来日公演*1に行ってきました。

パーティの進行が推していたらしく、ライヴは開示してあるスケジュールより30分押しでスタート。
前のDJプレイに併せあたかも自分のライヴであるかのようにツマミをあて振りする姿は実験君というよりいたずらっ子のよう。

ライヴの内容も驚かして躍らせるという感じで、Studio 1路線の骨組みミニマルからSoul Center路線のファンキー・クリック(コレが一番好き)かと思うとレイヴィーなリフが出てきたり、ジャーマン・トランス的な感触も出てきたりとかなりプレイフルでした。

とかくシリアスな方向に行きがちなクリック・ハウスですが、こういう遊び心を忘れてはいかんですね。

ところで会場であったclub axxisには初めて足を運んだのですが、今の東京であの大きさの3フロアをというのは一番求められていたサイズではないでしょうか。

各オーガナイザーさんにはもっと有効的な使い方を模索してチョとお願いいたしまする。

*1初来日は2000年のCHAOSだったかと思います(筆者未見)。


Thomas Brinkmann - Tina



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