every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

カット・アップ・ファンク

2014-01-26 | TECHNO
シカゴハウス直系の武骨なビートとジョー・バターン(Joe Bataan)を彷彿させるラテン・feelングをポスト・ダブ・ステップなフィーリングで結実させたようなサウンド。


フラメンコをマシーン・ファンク化させたような1stシングルをはじめて聞いた次の瞬間ぶっ飛ばされましたよ。
過去記事

Joe - Claptrap (Forthcoming On Hessle Audio HES014)


巧みなフェイントで敵を交わし、ドリブルで突き進んでゴールを決めてしまうような爽快さはさながら南米のサッカーのようであります。サッカー知らんけど。

Joe - Punters step out / Club Scared [HEK022] Hemlock Recordings


このシャッフル感を聴くと山本アキヲさん(Autora/Tanz Muzik)のTarheel名義の諸作を思い出しました。「50519-07」は生涯の何曲かに入るレベルで大好きなので、これは最上級の賞賛デフ!


Joeにしてもそうですが、勢いが凄いんですが凄く丁寧に作られているんですね。三田さんがele-kingのレビューで書いていたようにコラージュ的というか、カット・アップのように、しかも有機的に展開していく。

ドラムの組み立て方とかマシーン・ファンクなダイナミズムは保ちつつ、「生演奏的な息遣い」が感じられます(「Claptrap」の咳き込む音とか「Club Scared」のシンセが揺れていくところとか。


……こういうグルーヴ、出したいんだけど出せないんですわ。

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