《落日菴執事の記》 会津八一の学芸の世界へ

和歌・書・東洋美術史研究と多方面に活躍した学藝人・ 会津八一(1881-1956)に関する情報等を発信。

謹賀新年・自由創新

2022年01月01日 | 日記
新年おめでとうございます。

この横額は現在胎内市の所蔵となっている。
戦後すぐに揮毫されたこの八一の筆は、見る人の心を今も自由にする。今年も八一を心の支えに、勉強を続けたく思います。






喜多上さんの追悼文集

2021年08月15日 | 日記
このほど、福岡市の花書院より『学藝を以て性を養ふべし ー喜多上 追悼文集 1948-2014』が上梓された。

喜多上追悼文集刊行会のN兄のお骨折りである。


形見となってしまったウォーターマンの万年筆と本書。




⬆️執筆陣。

喜多さんとの付き合いは8年にも満たずあっという間であったが、人生における僥倖だった。ずっと喜多さんは私たちの心に生き続けているし、いつまでも輝ける星として、私たちの思考の導きになると思っている。

事務局のN兄に心より感謝申し上げる。

お読みになりたい方は、落日菴執事までお尋ねください。


番外編 鏡板を訪ねて 川崎能楽堂

2021年08月07日 | 日記
日本画家、結城天童(1913-2011)の揮毫。









昭和61年建立。
柱を切って見やすくしているところが画期的である。


秋艸51号

2021年05月12日 | 日記






「秋艸」51号が届いた。
「秋艸」(しゅうそう)は、新潟市會津八一記念館の「友の会」のような位置付けである「秋艸会」が年2回発行している会報。 

今号で面白かったのは、今成尚志氏の「會津八一先生と今成家」である。
新潟の漬物の「山家漬」の題箋を八一が書いたことは、よくしられているが、氏の曾祖父にあたる今成隼一郎と八一は新潟中学校で同窓であり、親友であったという。若い八一の豪放磊落なエピソードが語られて面白い。明治人らしいというか、おおらかで痛快な話である。

お読みになりたい方は、ファックスか郵便で秋艸会に問い合わせを。
〒950-0088
新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ5階
新潟市會津八一記念館内秋艸会事務局
FAX.025(282)7614


2007年の秋艸忌

2021年05月06日 | 日記


2007年(平成19年)の秋艸忌(東京練馬区・法融寺)でのスナップが出てきたので、ご披露に及びたい。

写真の紳士は、研究者の喜多上氏だ。
氏は当時丁度還暦であられたと思う。他の追随を許さぬ精緻な八一研究を次々とものされて、本当に充実しておられた。

来たる5月8日は氏の御命日にあたる。

ちなみに、ブログの読者の方で、昔の秋艸忌の写真をお持ちの方があれば、ぜひ落日菴執事までお譲りください。ブログに掲載し、永く皆さんのご高覧に供したく思います。