風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

KOBE Luminarie 2012

2012-12-22 | 風景画-神戸・播磨
今年も神戸ルミナリエが開催されました。
ボロボロになった神戸の復興を願って始められたこのイベント。

今は,その震災への教訓を持続させるため,
そして,昨年の東日本大震災での被災地への復興を願うために続けられています。


私は,12月7日に宮城・福島へ出張する機会があったため,
かつて私が住んでいた町,宮城県石巻市へレンタカーを借りて立ち寄りました。

関西出身の私が片道切符で1人不安な気持ちを抱えてやってきたわけですが,
そんな私を多くの人が暖かく迎えてくれました。
そして,朝5時半から夜10時まで,とにかくがむしゃらに,よく働いたものです。
そうして私を成長させてくれた場所でもあります。




そんな私が寝泊りしていた場所です。



新入社員の時は,ほとんど休日もなく働き続けていたものですが,
たまに仕事のない日は何をすればよいのかわからなくて,
確かこの道を歩いて,バッティングセンターに行ったものです。


あの大津波の発生から1年半以上が経過したものですが,
私は本当にこの町のことを何も知らないまま時を過ごしていたことに呆然とし,涙を零しました。
そして,私が15歳の頃の焼け野原だった長田の町を思い出しました。


その日は日本列島が大雪に見舞われ,東北も関西も厳しい寒さが続いていました。
その後,多賀城~名取と私が住んでいた場所,働いてきた場所を経由して,仙台空港へ。

関西へ戻ってくると,神戸の町は,暖かい光を放っていました。

























毎年,ここに来て思うのは,ここは単なるイルミネーションのスポットではなく,
心が吸い込まれる神聖なる場所のように思えます。
それは,傷を負った神戸を知っているからなのかもしれません。

あの強震によって,家屋に家財道具に押し潰された人が生きたまま大火災に巻き込まれた1.17
そして,海溝からの大津波による巨大なエネルギーで全て根こそぎ砕かれ,息の根を止められた3.11

この2つの出来事は,これからも忘れられてはならないことだと思います。


あの恐ろしさ,絶望感を,どう伝えられるか。
この神戸のルミナリエが,阪神淡路大震災直後ほどの注目を浴びなくなった今,そしてこれからも。
ある程度の縮減は避けられない情勢でも,この胸を打つ光を放ち続けて欲しいと願っています。



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