ののさま、のんのさま ~ ととさまの深い愛情     07.2.6記

2007-04-11 | 日記

ののさま、のんのさま ~ ととさまの深い愛情
2007-02-06 03:32:53 / Weblog

今日も夜からテレビをつけてチャンネルを変えていきます。
自分が見たい内容のものがやっていないか、次々と変えていきます。
「千手観音」のメンバーが出てきたところでチャンネルを変える指がとまりました。
千手観音とは、かわった名前です。
最初は演技の内容を見てから名前の意味がわかりました。
耳が聞こえない人達がやっていますというのを聞いて、エッと驚きました。

中国の女性グループで壇上に上がり日本に知らしめたメンバーとしては、女子十二楽坊が浮かびます。
複数の人数にもかかわらずあのように息のあった内容は、どちらも共通しています。
一人ひとりは別でも、魅せている間は一体化しています。
「千手観音」は、その複数が一体化している、動きの順序が整っていてなめらかかつ素早く息の合うコンビネーションであり、そういうことからも意外性と興味をひくのでしょう。 芸術性もあります。

「千手観音」と聞いて、演技にこれを選んだ理由として潜在的にはこの観音さまに救いを求めている、救われたい、あやかりたいのではないだろうか、というものもなんとなく伝わってきました。

観音さまの 「観音」 といわれる由来は、 「音」 を 「観る」 のだということを伺っています。
音とは、世の人の助け、救いを呼ぶ叫び。 例えば、子供が悲しくて泣き叫んでいるとき、お母さんは我が事のように胸が痛みます。
観音さまも、我が事のように痛みを感じるのだそうです。
この叫び、声を 「音」 と見立てていて、それを 「観る」-「聞く」 のだそうです。

ですから、世の人々の苦しみ悲しみをわがことのように感じ取り、救いの手を差し伸べるということになります。

その救いの手の差し伸べ方が観音さまによって異なるので、慈母(じぼ)観音ですとか、救世(ぐぜ)観音ですとか名前が異なるのだと聞いたことがあります。

西伊豆戸田(へだ)での社員旅行の際、現地集合現地解散ということで4126(ヨイフロ)号で向かい、たしか戸田峠を下ったすぐのところに眺めのよい場所がありました。
峠も下り余裕ができたところでバイク(4126号)をとめて、「いい眺めだな~」と遠くの戸田岬を眺めようとしますと、横にお地蔵さまらしき像がみえました。 近くに寄って看板を読みますと由来が書かれていました。

観音さまについてで、瞽女(ごぜ)観音について書いてあります。

瞽女観音とは、あまり聞かない呼び名です。

以下看板からです。


「瞽女(ごぜ)観音の由来」


「暖かい伊豆の山々でも春の雪は悲しい物語を残しています。
三味を弾き、歌を唄い踊る盲目の旅芸人を瞽女と言った。

瞽女の一行の足は遅く、この峠の道で大雪に遭い凍えて死んだという。
雪が消えて村人がみつけ、きのう三味を弾き歌を唄って一夜を楽しませてくれた瞽女さんの哀れななきがらをねんごろに葬ってやったという瞽女の塚が今もある。
そして、村人は旅人の安全を祈って、ここに瞽女観音を祭ったという。

盲目の身で厳しい芸を修め女の歓び哀しみを越えて生きた芸道の祖として、芸事が上達すると伝えられ、芸能人の信仰が厚いという。」


僕はこれから戸田の宿に泊まり宴会では楽しむだろう。しかし、ここには昔とはいえ誰にも看取られず自分では望まない最期を迎えてしまった人々がいる。
しかも、目が見えなかった。 目は見えなくともまだまだ生きたかっただろうに。
目が見えないだけでも凄惨な人生なのに、最後は凍えて命が絶えてしまうなんて。
瞽女の人達の最期のときの気持ちを思いますと、胸が痛みます。

ここは峠道ですから当時の道は細くて険しくて、土地の人ですら通るのに難儀したのではないでしょうか。 目が見えないのなら、なおさら足を滑らしたり踏み外したりして大怪我をするなど、かなりの危険が伴ったはずです。 でも、瞽女さんたちはそれでも生きていくためには行かなければならなかった・・・。 ある意味では、生きていくためには命がけだった。 そんな状況、状態なのに人々に芸を披露して喜びを与えていた。 自分たちは苦しくてつらくてしょうがないのに、それを出さず、見せずに芸をこなす。 顔で笑って心で泣いて。 言葉での表現が難しい程、痛々しいです。
僕たち、僕が生活を楽しんでいるもう一方で、こんなにもつらく苦しい思いをされている人々がいたのだと、ときどき思い返すのです。

村人の観音さまへの救いを求める気持ちは、瞽女さん達を思えば思うほど、強くなっていったのでしょう。 そういう思いが受け継がれていって、現代にも説明が記されています。

わたしたちは、決してこのような人達を忘れてはならないのだ、と。



現代人でも、一見恵まれているような生活をしていても、どこかに不安や心配はあるものです。
ですから、「千手観音」の演技に感銘している一方で、自分では気が付かなくても、みている人の中には同時にそういう存在に求いを求めているということもあるのではないのだろうか。 だからこそ、素晴らしい演技もさることながら多くに迎えられているような気もするのです。 見ていて不安をもやわらげてくれる、そのようなものも与えてくれているのかもしれません。

千手観音のメンバーはご自分たちは耳が聞こえないのにもかかわらず、大勢の人々に与えているものは大きいです。
そういう意味でも、人々は惹かれているのでしょう。


今日見た番組では、メンバーの一人に十二年逢えなかった父と逢うことが叶うという大変感動するシーンを見られました。

夢にまで見たお父さんと逢えたときの喜びはどんなものだったのだろうか。 お父さんは喜びのあまり、娘に昔したように両手でだっこをしました。

愛する娘を目の前にしたとき、一挙に強い想いと何ものにも代え難い深い愛情が湧き上がったのでしょう。

父の娘に対する愛情はどんなに時が過ぎても変わらないものなのだと、改めて思い知りました。




観音さまで思い出しました。
知る人には知られておりますが、あの有名な 「キヤノン」 と言う会社名は、製品名のカメラ 「観音 - KWANON」 が由来なのだそうです。
ですから、キャノン(CANNON)ではなく、キヤノン(CANON)と書きます。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 キヤノンより

商号
キヤノン株式会社 (Canon Inc.)
日本語における正式な表記は、「キヤノン」であり「キャノン」ではない(写真業界では富士フイルムと並んで広く知られている)。これは文字デザイン上の理由とされている。
社名の由来: 聖典、判断基準などの意味を持つこの語が精密機器を扱う同社にふさわしいと思われたこと、および社名を決める前に発売を予告した製品名KWANON(観音・未発売)カメラと音が似ていることなどからCanonと名付けられたもの。
キヤノンの前身は精機光学研究所。精機光学研究所創立者吉田五郎が熱心な観音教の信者であったことから発売予定の精密小型カメラにKWANON、そのレンズにはKASYAPAという名を付けた。KASYAPA(カサパ)とは釈迦の弟子迦葉に由来している。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 キヤノン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%83%8E%E3%83%B3


うちには祖父の形見であるCanonの一眼レフカメラがあります。
ですから、大事にしています。


調べてみますとCanonという言葉には、このような意味も含まれています。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 カノンより

カノン(Kanon, Canon)あるいはキャノンとは、棒、定規、基準、規範等を意味する古代ギリシャ語のカノーン(κανων, kan醇vn)を語源とする語でもあるが、古代から今日まで様々な分野で様々意味で用いられてきている。


宗教におけるカノンとは、主にキリスト教用語として、公式に信者が従うべき基準として確立されている正典文書、すなわち聖書をさす。転じて、他宗教が公式に正典とみなすものをも欧米語ではカノンと呼ぶ。

以下キリスト教におけるカノンについて示す(日本語では多く「カノン」といい、文書以外のものを正典とは呼ばない)。

聖書の正典。正典とは、教会会議の基準で、特別に神的な霊感を受けて書かれたと認められた文書。それを記した目録をもカノンと呼ぶ。カトリック、プロテスタント、東方正教会でそれぞれ正典が定められているが一方で正典と考えられているものが他方では採用されない、また、正典とされていないものが他方で正典とされているなど、各教派で違いがある。後に意味が敷衍され、他の宗教文書に関しても、特に権威あるもの、神々しいものを指してカノンと呼ぶこともある。東方正教会で大斎第一週に用いる「アンドレイのカノン」は後者にあたる。
キリスト教において、カトリック、または東方正教会の公会議によって受け入れられた基準(教会法、カノン法)。またはその条文(宗教会議決定条文)
律修司祭。キリスト教会内における階級で、特に大聖堂に附属し、その運営のある側面で責任を負う司祭。 おもにカトリック用語。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 カノン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8E%E3%83%B3



キャノン-カノンという響きは特別なものなのだろうか、ののさま、のんのさまにお聞きしたいです。




ののさま
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%95%E3%81%BE


のんのさま
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%AE%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%95%E3%81%BE









[ 記事 END ]



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http://web.archive.org/web/20130410010329/http://youkey.hanagasumi.net/zatudan/zatudanpage/z-09.html


http://www.wa.commufa.jp/~anknak/kyoukun222.htm







https://blog.goo.ne.jp/whitsunday_third/e/〔090127〕
、依り代になる肉体たちを消滅、あるいは壊してシマッタ。

https://blog.goo.ne.jp/mission_w/e/〔121005〕
 ( https://ejje.weblio.jp/content/crisis )

「 こういう人たちが精神病として扱われた場合は悲惨です。 大ゲサにいえば、キリストをはりつけにするような愚かな行為といえるかもしれません。 」
「 今の社会システムはこのような規格はずれの人を否定するメカニズムが働いているようです。 現在、世界を支配している精神は、このような高次の意識の目覚めを望んでいません。 」

キリストをはりつけにするような愚かな行為...

https://www.google.co.jp/search?q=磔
https://www.google.co.jp/search?q=Christ Crucifixion







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 ぐうぜんにも操作NO指がスベッテシマイ。    ..マタデスカ
 ...http://www.youtube.com/watch?v=sFXGrTng0gQ

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 Laputa でましたので  プロモ
 ...http://video.ultra-zone.net/w/8Ma65PO4kiA   [ 公開日 1984年3月11日 ]
 ..[ .海嘯 ] [ 風の谷のナウシカ#あらすじ ]

[ https://ja.wikipedia.org/wiki/東北地方太平洋沖地震 ]


https://blog.goo.ne.jp/mission_y/d/20200228


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https://www.google.co.jp/search?q=観音信仰  御利益

https://www.google.co.jp/search?q=観音 観る

https://www.google.co.jp/search?q=抜苦与楽 南無観世音菩薩

https://www.google.co.jp/search?q=心経奉讃文

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https://www.google.co.jp/search?q=神社 ライブカメラ



地元 鎮守   〔..挿絵....(..postcard..)...

[ 菅原神社   拝殿 / 画 上田博昭 様 ]   ( 筆者 若干 arrange )





[ 同. 鳥居   桜 / ペン画 上田博昭 様 ]



201112 16:09





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