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紅茶皇子優音のオーケストラ日記

スイーツ大好き紅茶皇子。

楽譜に書き込む記号のいろいろ

2005年08月26日 | Orchestra
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みなさま、ありがとうございます。

【オケ用語のいろいろ】~記号・書き込み編

1、「V.S.」

 バーサスではありません。
 「速くめくる」「速くめくってくれ」という意味です。
イタリア語で言うと、ボルト・スビト。
譜めくりの際に、めくってすぐに弾かないといけない場合は、
これを楽譜の端に書いておきます。
 大きく書いておくことがポイントです。

2、「in 4」「in6」など

 指揮がいくつ振りかを書いておくとわかりやすいです。
特にコンチェルトなどは、ソリストの都合で、指揮者は
相当振り方を変えてきますので、これはほとんど必修。
 in4は4つ振り。in6は6つ振りです。
in2なら2つ振り。こういう箇所は指揮者をよく見る必要が
ありますね。前後で指揮が変わるということですから。

3、メガネマーク

 というわけで、指揮者に注意しなければならないときは、
そこにメガネマークを書いておきます。ritなどは特に!
速度が変わるとき、テンポが変わるとき、拍子が変わるとき、
など指揮者がサインを出すであろう箇所に書いておくと便利です。
というより、書いておきましょう(笑)

4、「/」

 スラッシュというべきでしょうか。
 2つほど意味があるでしょうか。
 まずは音の直後のときは「音の切りを揃える」か
「音価どおりに」などの意味になるかと思います。
 もうひとつはフレーズは明確にしたいとき。
フレーズの終わりや小節の終わりなどに入れて、
フレーズを整えたり、曲想を変えることを意味したいときに。

5、自分以外の各楽器の略称

 いわゆるアンサンブルをするための技というか、
指揮者に合わせるのではなく、他と対話したりするために
自分以外の楽器の略称を書きます。
 たとえば、チェロからメロディーを受け継がれる時など、
「Vc(チェロ)→」など書くと意識的に聞くことができます。
また、今大事な楽器は何か、なども書いておくといいですね。
「Cb(ベース)を聞く」(=特にワルツなど)、
「Va(ヴィオラ)!!」とか「Fl(フルート」→Ob(オーボエ)」
など自分のわかりやすいように書いてくといいでしょうか。
 略称を一応載せておきましょう。

 1st(第1バイオリン=1st)、2nd(第2バイオリン=2nd)、
Va(ヴィオラ)、Vc(チェロ)、Cb(ベース=コントラバス)、
Ob(オーボエ)、Fl(フルート)、Cl(クラリネット)、
Fg(ファゴット)、Hr(ホルン)、Tp(トランペット)、
Tb(トロンボーン)、Perc(パーカッション)、Pf(ピアノ)、
Hp(ハープ)などなど。


 但し、これらの書き込みは、弦楽器では2人で1つの
譜面を使用するので、個人的な書き込みは同プルトの方の
了解を得てからにしたいですね。
 特に初心者の場合、指番号って書いておきたい場合が
あるかと思いますが、パートで共通して決めている
フィンガリング以外はなるべく書かないほうがいいかと思います。
よく練習しておけば対処できる範囲だと思います。

 そうそう、弦楽器で思い出しましたが、
なるべく、ボーイングのダウン・アップの記号は
わかりやすいように書いておきましょう。
スラーがあるときはスラーの上に。
 それから長いボーイングで途中で戻すときに(V)など
書きますが、みんなで一緒に返すわけではないので、
気をつけましょう(笑)音が切れないようにばらばらで
返すのが普通です。

 指揮者やパートトップの方の指示も、わかりやすく
瞬時に理解できるように書いておきましょう~。

 譜面を大切にすることも、音楽の大事な要素だと
私はいつも思っております。

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