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東京のスキマ

日常の生活で、ふっと感じる悦楽

首都高速新宿4号線 悪魔の棲むコーナー

2007-05-19 09:59:58 | ゲニウス・ロキ
首都高速新宿4号線の赤坂トンネルの先のカーブ、ここは事故の多発場所として知られている。最近もトレーラーが宙釣りになりドライバーが亡くなっている。途切れたフェンス、塗装のはげた陸橋、今でのその傷跡がみてとれる。

環状線から抜けると誰しもちょっとほっとする、さらにトンネルの渋滞を抜けて、いっきに視界が広がり、この解放感からちょっとアクセルを踏み込む・・・ごく自然の心理から、次の急カーブで事故になる。つまり気の緩みがここの多発場所の事故原因ということになるケースが多い。
しかし自分は、気のゆるみというより、経験上ここが魔がさすコーナーとした方が近いと感じている。あくまでも自分の実感だが、普通に走っていて、気が付くと路肩がせまってきたり、クルマやバイクの挙動がいつもどこかが違う、いつの間にか自分の考えていることと違う展開になっている、強めてると第3者的な介入を感じられる不可解な場所である。こうした場所をF1などのモータースポーツでは「悪魔の棲むコーナー」とよぶ。
実はここは、直線の先のR75、わかりやすい条件からくる適度な緊張感から、思ったほどアクセスを踏み込めない場所でもある。むしろ他の首都高の難所?に比べてもここが事故原因に繋がる要素が特に多いということはないように思うのだが・・・。

心理面や物理的な見地から事故を分析するだけでは、事故は回避できない。
世の中には科学で説明のつかないことがあることを前提とすると、人はこうした感覚や情報を意識したほうよさそうだ。ー宝くじの運やツキを願うことより、実は有益なことなのだから。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
魔がさす (しまっち)
2007-05-21 11:00:21
フェンスが切れているところが
すごくリアルティに怖いです。。。
都会の真ん中に潜む
めにみえないなにかを感じます。
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迫る文章 (hulala)
2007-05-21 17:12:54
matさんのブログを読むと言葉に引き込まれる。
確かに毎回ヒヤッとする所がありますよね、
それをこんな風に語られると
小説を読んでいるような気になってしまうから不思議。長い文が苦手な私にとって良い勉強になります。
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このフェンスが・・・ (mat)
2007-05-22 00:02:46
・・・このフェンスがないとバイクで側溝に接触すると人だけ投げ出される恐れがあるのです。走っていて、切れている箇所に気が付くと身体がこわばる、そうするとバイクは曲がらないのです。本当に怖い場所です。
しまっちさんって霊感、強いほう?
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とんでもない・・です (mat)
2007-05-22 00:04:51
一草さん
ありがとうございます。
でも勉強なんてとんでもないです・・・・
実は何べんも書き直したりしています・・・文章は苦手です。写真だけで語れればいいのですが・・・
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