きょうは鹿児島の今村さんより、種子島のさくらの様子が届きました
ありがとうございます
まだまだ満開には時間がかかりそうです・・・
≪今村さんより≫
種子島は2007年9月まで測候所がありまして、ソメイヨシノの標本木で観測を行っていました。
1分咲きといった程度で、まだ蕾がたくさんあることがわかります。
この標本木は榕城中学校(現在は廃校)の敷地内にあります。
同校の創立時(1947年)に植えられたと思われるとのことなので、老木であることは間違いないでしょう。
しかし、2001年からの開花、満開日を下記に記しますと、
2001年の(開花)は3月28日、(満開)は4月23日。
2002年の(開花)は3月27日、(満開)は欠測(満開にならなかった)。
2003年の(開花)は3月20日、(満開)は4月3日。
2004年の(開花)は3月21日、(満開)は3月31日。
2005年の(開花)は3月31日、(満開)は4月9日。
2006年の(開花)は3月20日、(満開)は3月31日。
2007年の(開花)は4月1日、(満開)は4月25日。
となっていまして、開花してから満開までの日数が本土に比べて多く、
満開になかなかなりにくいという特徴が見てとれます。
ちなみに種子島の西之表市では、
今年は場所によっては2月末にすでにソメイヨシノが開花したということですが、
きょう(5日)に至ってもなかなか満開とはいえない木を多く見かけました(添付画像)。
開花はするがなかなか満開にならない原因のひとつに、
冬の気温が高いことによる休眠打破がうまくいっていない可能性があろうかと思います。
温暖化が進むと、本土の桜も同じような現象が起こるかも知れないと思うと・・寂しいですね。
ちなみにもっと南の奄美大島の宇検村湯湾岳というところにもソメイヨシノがありまして、
こちらはHPでその様子を画像で頻繁にアップしています。こちらもまだ満開とはいえないようです・・。
(宇検村のHP・トップページの右上にソメイヨシノの画像があります)
http://www.uken.net/index.php