お稽古では、師匠から、KATAを習います。
KATAは、効果的で、効率的に学べる、魔法です。
私たちは、 KATA + α (アルファ) を身に着けることで、
学び 続けて ゆきます。
私たちは、暗黙知といわれている部分、
経験や勘に基づく知識、言葉などで表現が難しいところまで
モデリングによって会得しようとしているのです。
それこそが、マニュアル化できないところ。
学びにとってもっとも重要な部分です。
『暗黙知』:(Tacit Knowing)
存在するものから発見する際に働く知。暗黙のうちに知っている、気づいてい
ること。というマイケル・ポランニー(1891~1976)ハンガリーの化学者の暗黙知
の意味を「暗黙の知識」=経験や勘に基づいた言葉や図式に表せない知識と
「野中郁次郎」が読みかえた。
そういうところを師匠について師匠と同じように動きまねる、
まねる~ まねぶ~ まなぶ~
まねるのは、そうペーシングしながら、学ぶわけですからそこには深い共感が
起こり信頼関係というより師弟愛が成り立ちます。
その結果おのずと師から弟子に言葉では言い表せない暗黙知が伝わってゆく
のもうなずけます。
その暗黙知は、言葉以外のコミュニケーションで伝わり、弟子たちはそれを会得し
ます。それらは非言語ですから、体・身体感覚を通して伝わります。
ちょっとしたコツや勘といわれているところです。
感覚的なところですから、やはり五感でキャッチします。
ところで私たちの五感は常に働いています。私たちが意識するしないにかかわらず
スイッチはオンです。
もし熱いものに手が触れたら、即座に手を引っ込めることでやけどを防ぎます。
そのためにセンサーである五感はいつも働いていて、脳の判断を待たずに、脊髄の
反射で即座に手を引っ込めるという反応を起こすのです。
またそれはこの一連の反応は、私たちの身体感覚がいつもあらゆる刺激を
受け取っていることを物語っています。
そして、それらの刺激のうち意識にあがってこなかった刺激は無意識に蓄積さ
てゆくのです。
つまり五感は無意識に通じる入り口でもあったのです。
言葉を介さず非言語で身体活動として師の動きを写す稽古を行うことで、
私たちは無意識へ働きかけを行っていたのです。
言語を使って私たちは論理的な思考を行い、理解し、判断し、決断しますが、
非言語での活動は、モデルを見て、音を聴き、身体感覚に落とし込んで
意識しない部分、つまり無意識に作用させていたのです。
身体が覚えているといわれる部分です。
私たちは五感を通して、無意識へアクセスすることが出来るのです。
三つ目の共通要素は、無意識です。
私たちの精神の大部分を占めている無意識。
二十世紀になってようやく注目された無意識。さまざまな可能性を秘めている無意
識。でも私たちの祖先はずっと以前から無意識を重要視しあたりまえに活用し続け
ていたのです。
潜在意識と無意識
意識している状態と区別して使われる無意識という表現と、顕在意識に対し
て使われる、潜在意識という表現があります。NLPでは、潜在意識という表
現をつかっています。このあたりの感覚ははっきりとした概念は確立されて
いません。ここでは、意識を顕在意識、潜在意識、もっと深いところを無意識
と分けて使っています。
顕在意識
潜在意識
無意識
集合無意識個人の無意識は、深いところで
人類の無意識につながっている。
人類の無意識につながっている。
もう一服いかが?
私たちの感覚は焦点をあわせたところしか意識で感じることはできません。
それまでは気付かなかったのに、耳を澄ましたとたんに虫の音が聞こえたり、
やれやれと思ったとたんに空腹に気づいたり、何不自由ない環境にいるのに、
問題にばかり気をとられていると、恵まれている幸せを感じることができな
かったり。私たちは意識を向けたところの感覚しか、感じることはできない
のです。
ですから何に焦点を合わせているかはとても大切ですね。
私たちは外界の刺激はすべて五感をとおしてキャッチしており、
それらは身体感覚へと伝わってゆくのです。
そして、そうです。身体感覚から伝わった情報は、無意識へと落としこまれて、
その人の基礎を作ってゆきます。
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