京都市下京区東塩小路釜殿町31-1 近鉄名店街みやこみち 「おそば処 葵 」(近鉄・みやこみち⑤) 【1330】

JR京都駅八条西口の、近鉄が運営する飲食・土産物街「みやこみち」構内の、ちょうど真ん中あたりに在る、「葵」の暖簾が印象的なそば処です。

ズラリと並んだショウウインドウの中で目に留まったのは、今から約30年前此の地で初めて食べた、懐かしい「にしんそば」でした。
もはや当時の印象は殆ど無いものの、取り立てて「美味い!」とも感じなかったため、京都に移り住んでも久しく「興味の対象」にはならなかったのですが、、、

外観同様、ブラウンを基調とした店内は「蕎麦屋特有」の雰囲気があり、繁華街の割にリラックスして過ごすことが出来ました。
尚収容能力はカウンター席とテーブル席を合わせ、約63名を誇ります。

お品書き①
デフォのかけ、ざるで780円と若干高めですが、場所柄を考えるとこんなもんでしょうね。

お品書き②
蕎麦やうどんをメインにしたセットメニューも、数多くラインナップされています。

お品書き③
古都をイメージした御膳も、しっかりとありますよ。

お品書き④
丼モノや一品も充実しており、あれこれ眺めていると目移りしてしまいます。

それでも初心貫徹でコチラをチョイスしました「にしんそば御膳 1,650円」
メインの「にしんそば」に、おばんざいが2つとかやくご飯が付いた御膳で、ギリ納得できる価格ですね。
そのサブの3種は、京らしいはんなりとした優しい味わいでOK!でした。 さて30年ぶりのご対面を果たした蕎麦は、、、

お約束通りの「身欠きにしんの甘露煮」が突き刺さった出で立ちは、ホンマ懐かしいですわ~♪
でもね、一目で蕎麦は機械打ちと分かるし、甘露煮は「今の時代」にはマッチングしませんよねぇ、矢張り、、、
それでも150年近い歴史を重ね、京都では「年越しそば」としても愛され、古都を代表する料理であることに変わりはありません(鳥取県東部でお雑煮として食べられる「ぜんざい」が、他県から見れば珍しいのと一緒です)
それよりおやじの中では、ニシンを頬張ると「輝いてた20代」の記憶が鮮やかに蘇り、一瞬晴れやかな気分になりました!