京都市中京区梅屋町499 「オモ カフェ (omo cafe)」 【1616】
阪急京都線「河原町駅」を下車し出入口⑨より四条通に出て、烏丸方面へ約200㍍進み、麩屋町通を右折し上る。 途中「錦市場」を横切ったら、程なく左前方に見える、重厚さの漂う総二階の京町家が目印の、ダイニングカフェです。
玄関脇にはさり気なく「本日のプレート」の内容が、アナウンスされていました。
店内に進むと、先ず軒に掲げられている古い看板が目に留まり、元は乾物屋だったことが容易に想像できます。
道路に面したフローリング張りのテーブル席には、出格子から柔らかな日差しが差し込んでいます。
本日も相変わらずおやじ単独での訪問のため、厨房に面したカウンター席へと通されました。 また奥には、しっとりとした坪庭が見えますね。
坪庭の脇を通り、奥の座敷を見学させていただきました。 その空間は京情緒に溢れ、チョットした祝いの席や接待にも使えます。
まだ奥にもう一部屋在ると聞き、ワクワクしながら向かいましたよ。
表側の町屋とはまた趣きの違う、歴史の重みをズッシリ感じる空間がそこには漂っており、一瞬見入ってしまいました。
以前此処は土蔵だったのでしょう、当時の繁栄が窺えますね。
甘えついでに2階にもお邪魔しましたよ。 天井の筋交いや調度品に、当時の面影が如実に残っています。
新旧のバランスが程よい、和モダンティストたっぷりの演出が、施されています。
坪庭に面した和室には座卓が設えてあり、外からの光と灯りのコントラストの妙が実に心地よく、リラックスできます。
メニュー表①
デフォのコーヒーで550円、ソフトドリンクも520円~570円とチョット高目かな。
メニュー表②
冒頭のごはんプレートの他、1,000円でお釣りがくる、カレーやピラフ、パスタもありました。
メニュー表③
此処はフレンチレストランが手掛けるお店と聞き及んでいましたが、和洋がバランスよくラインナップされていますね。
「ごはんプレート 1,550円」
いかにも上品な1プレートのおばんざいに、艶モチご飯と塩梅の良い味噌汁、そしてフランス料理には定番のケークサレと、そのバラエティーに富んだメニュー構成で、乙女心をギュッと掴みます。
左上から「カツオの山かけ春菊風味」「パプリカのオムレツ」「自家製ロースハム」、左下に移り「味わい鶏の幽庵焼き」「タコと白菜の甘酢サラダ」「豆腐の自家製ナメタケ乗せ」と創作性豊かなおばんざいが並び、その味わいも繊細で食材に合わせた濃淡にリズムがあり、コレなら夜利用のアルコールのアテにも適していますね。
当然のことながら女性客で粗埋まり、またもおやじは、肩身の狭い思いをしながらいただくこととなりました。 けれどこの雰囲気の中では、そうしたプレッシャーを受けてでも過ごす価値は、十分にありました。 夜も居心地良いだろなぁ、、、
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