京都市下京区松原通烏丸東入ル南側俊成町445
オークリッチ烏丸 「Abats 奥村 (あば おくむら)」 【2710】

地下鉄「五条駅」を下車し出入口①から烏丸通に出て、松原通まで上り右に折れ、その先1ブロック向こう右手のビル1階奥にひっそりと佇む、気鋭創作割烹店です。

エントランスのどん詰まりにひらりと風になびく、桑の実色(くわのみいろ)の暖簾がなんとも粋で、チョイトお高いイメージもつきまとうけど、躊躇せず潜りましょう。

無駄を極力排除し(素材重視で)お客を持て成すという姿勢が、ほんのちょっとした玄関周りの所作からも伝わってきますね。

対比する黒色と黄色を際立たせた、しっとり落ち着く和モダンチックな店内は、正に大人の隠れ家的社交場そのもの。

屋号のAbats=内臓(フランス語)から分かるとおり、ご主人はフレンチからこの世界に飛び込んだそう。

さらにはラーメン好きが高じて、平日ランチ限定で提供を始めたのは、今から約4年前のこと。

「燕五条系ラーメン豚塩そぼろ丼セット 1,000円」
燕五条とはラヲタでいうところの、背脂煮干しの燕三条系に対し、ホソ煮干しで仕上げたものをそうネーミングしたもので、ギトギト感は皆無ですっきりと旨味立つ上品な味わいで、場末のそれとは明らかに一線を画す珠玉の一杯に、思わず美味いを連発! 😋😋😋😋
またメンマやチャーシューに替え、ハチノスと鶏のバロティーヌを使うところなんぞ、完全にラーメンの領域を外れています。 脱帽!👍👍👍👍

熟成豚を使った塩そぼろ丼も、シンプルに豚の旨味のみが突き出て口内を駆け巡り、ラーメンの添え物ではなく、どちらが主役でもおかしくない逸品といえます。 幸せ~💙💙💙💙
お店のコンセプトである素材と内臓を巧みに使い分け、至高の逸品に仕上げたランチに、おやじは一瞬で虜になってしまいました。
是非とも次回はディナーで、神髄を心行くまで堪能したいと思います。 ご馳走様!
☆付近のお出かけスポット・五条大橋、木屋町通