お笑い米軍基地メイキング・ブログ

2005年6月18日@沖縄と8月11日@東京に予定している『お笑い米軍基地』
出演者紹介や公演までの奮闘記を公開!

「慰霊の日」。そして、お笑い米軍基地エピソード2へ!

2005-06-24 19:08:42 | ぽって・まーちゃん
6月23日は沖縄の「慰霊の日」。
毎年この日になると、わったー(俺たち)家族・親戚は糸満の戦没者慰霊碑に「うーとーとぅ(沖縄では祈りを捧げる時こう言うわけさ)しに行く。
おばぁの友達がひめゆり学徒だったこともあり、あっちこっち連れまわされたわけさ。
いや、連れまわされてたのはおばぁの子供達、要するにわったー(俺たち)親達やさ。
おばぁ亡き今は、わったー(俺たち)親達が同じことを子供にしてるわけよ。

去年、自分の結婚式のためたまたまこの時期沖縄に戻っていて、両親と姪っ子達と一緒に糸満に「うーとーとぅ」しに行ったわけさ。
お昼からは慰霊祭があり道が混むということで、朝早く出かけあっちこっち行ったわけよ。そう、まるでお中元の親戚まわりするかのように。
「○○おじさんの所(慰霊碑)より、○○おばさんの所(慰霊碑)から先にいったほうが近いはずよ」「○○さんは○○さんと同じ所(慰霊碑)に居たかね?」
平和の楚では「あげ!?だれがどこに居るか(名前があるか)わからなくなってるさ!」
すると隣で「うーとーとぉ」していた見ず知らずのおばぁが
「だっからよぉ。たくさんいるからねぇ。でも、向こうは(亡くなった人は)ちゃんとこっち見てるから、ここに来ただけでも喜んでるはずよ」
すると、わったー(俺たち)おかぁが
「そうだねぇ。じゃぁ、こっちにお花置いていこうねぇ」
ちょっとまて!じぇんじぇん知らん人の名前の前に花をおくな!ちゃんと探せや!
「なんでいいさぁ。大丈夫よ、はい、○○さんまた来年もくるからねぇ。うーとーとぅ・・・」
勝手にうーとーとぅするおかぁ。つられて姪っ子達もうーとーとぅ。しょうがなくわん(俺)も、うーとーとぅ。
沖縄では、「ぐそー(あの世)とこっちは近い」って考えがあって、亡くなった方もまるで今そこに居るかのような扱いをするわけさ。
それでも、知らん人の前でうーとーとぅしたら、向こうも怒るだろ。

え?今年は?今年の慰霊の日は東京にいて、うーとーとぅしに行けなかったわけさ。でも昨日ライブの漫才中にちゃんと「今日は沖縄の慰霊の日だから、漫才せずに五分間黙とうします!」ってちゃんと「うーとーとぅ」したじぇ!(それもどうかと思うけろ・・・)
姪っ子からは、「今から(沖縄は6月23日は学校休み)おばぁちゃんと(僕の母親)糸満に行くわけさぁ」ってちゃんと電話がありました。
とりあえず、わったー(俺たち)家族では、おばぁからひ孫まで「あの戦争」について何とか伝えられているようです。

ってことで、お笑い米軍基地は8月11日の東京公演をもって一応終了って考えていたけど、毎年一回「基地」や「戦争」を笑う日があってもいいかな?なんて考えたりもしてるわけさ!
それが何十年も続いて、わったー(俺たち)より何十年も後輩がそいつらなりの「お笑い米軍基地」をやるわけさ!これはちょっと見てみたいやっさぁ!
ま、何十年たっても沖縄に米軍基地があるのも問題だけど。

そんなわけで、東京公演もふくめ、いくじぇ!お笑い米軍基地!エピソード2!



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1 コメント

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もういいからやめろ (あんこ)
2007-09-11 18:37:23
米軍基地問題は君たちがやってるようなお笑いで斬れるようなやわな問題じゃない。
君たちの本も見たが知識のなさが露呈していて日本人として恥ずかしかった。
国際情勢、沖縄に存在する諸問題をきちんと踏まえたうえで、味のあるユーモアで戦争や基地問題を語るのなら納得できるのだが、知識のないお笑いで戦争を語るのならライブなんかもうやめろ。
こんな軽薄なことやってる人間を見て、日本のために戦ってくれた祖父達の霊はどんな気持ちだろうね。
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